↑とてもかっこいい姿勢でボールをひきつけるチッパー・ジョーンズ
こんにちは。
アトランタ・ブレーブスのチッパー・ジョーンズが2012シーズンでもって引退することを表明しました。
日本人にとっては、”チッパー”は特別な存在の一人です。なぜか?
MLBを日本人にとても身近な存在にしてくれた野茂投手と95年に新人王を争った選手だからです。
当時は、野茂さんか、チッパーかで新人王争いにドキドキしたものです。
それに、この頃からMLBを見始めた人にとっては、アトランタ・ブレーブスとはなんと強いチームなのだろうか?と感心していたはずです。
マダックス、トム・グラビン、スモルツがいた90年代最強のブレーブスに突如現れたいきのいい若者。それがチッパー・ジョーンズでした。
背番号が「10」というのも、印象がよかったかもしれません。MLBの有名選手は大きい番号を好む傾向がある中に、日本人にも得心のいく若い野手番号がつけていたからです。
当時は背番号が大きいとファームの選手というイメージが強かったんですよね。
ここで、簡単にチッパー・ジョーンズを紹介させていただきます。
1972年4月24日生まれの40才。主に3塁を守り、右投げスイッチヒッター。
”チッパー”とは愛称で、本名は、ラリー・ウェイン “チッパー” ジョーンズ・ジュニア
(Larry Wayne “Chipper” Jones, Jr.)といいます。
なぜ”チッパー”と呼ばれるようになったかと言えば、『父親に非常にそっくりだったため、
「ア・チップ・オフ・ジ・オールド・ブロック(A chip off the old block :親にそっくりな男の子)」という言葉からチッパーの愛称で呼び親しまれるようになった。』
経緯からだそうです。(WIKIより)
チッパーはチャンスにも強く、とても記憶に残る選手なのですが、スタッツ(成績)を見てもその凄さをうかがい知ることができます。
チッパージョーンズのスタッツ(MLBのみ。マイナーは含まず)クリックで拡大
OBP(On Base Percentage=出塁率).402は、ジョー・ディマジオ(.398)より高く、
通算のOPS(ON BASE PLUS SLUGGING ※=出塁率と長打率とを足し合わせた値).935は、
ハンク・アーロン(.928)より高く、フォアボール1455はアル・ケーライン(1277)よりも多く、本塁打454は、カール・ヤストレムスキー(452)やカル・リプケン(431)より多いのです。
※ OPSは、.800を超えれば一流、.900を超えるとオールスター級の優秀な打者、1.000を超えると球界を代表する強打者と言われています。
歴代の名だたるプレーヤーと比較できるところがスゴイですよね。その他、チッパーのデータです。
チッパー・ジョーンズの成績 シーズン25位以内(クリックで拡大)
チッパー・ジョーンズの受賞歴(クリックで拡大)
これらの成績は2011年までの成績です。残り1シーズン、我々を楽しませて欲しいですね!
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