マット・カーペンターが大仕事
カージナルスのマット・カーペンター(Matt Carpenter )がすごいことをやってのけました!
現地2018年7月20日、リグレーで行われたカブスとの後半戦第2戦目で、1番1Bで出場したマット・カーペンターはこの日大当たり。
5-5, 7 RBI
5打数、5安打、4得点、7RBIの活躍。しかも5安打の内訳がHR3本、2塁打2本という離れ業。
(マット・カーペンターの2018年7月20日の成績)
- 1回表、右中間にHR(先頭打者アーチ)
- 2回表、右中間に2ランHR
- 4回表、左中間に二塁打
- 4回表、ライトにタイムリー2塁打
- 6回表、ライトに2ランHR
マット・カーペンターは6回の守備からお役御免でベンチに下がったものの、その時点で5回も打席が回っていることから、この日のカージナルス打線がいかにすごかったかがよくわかります。計18安打、18得点の猛攻でした。
そのマット・カーペンターの打撃のVTRです。
カブス先発はジョン・レスターだったのですが、3回、被安打7、自責点8の乱調でした。こんなに崩れるのは珍しいです。
雨の中での投球という要素もありましたが、マット・カーペンターの先頭打者HRがかなり効いたのではないかと思います。
そのマット・カーペンターですが、1試合でこれだけやり遂げましたから色々な記録がついてまわりました。
記録
- カージナルスのリード・オフ・マン史上で1試合3HRは初。
- リグレーでの1試合3HRは14年前にアルベルト・プホルズが成し遂げて以来2人め。
- 1試合5エクストラベース・ヒット(シングル以外の長打5本)はメジャー過去110年で11人め。リード・オフ・マン史上では初。
- 1試合5長打の内訳で3HR&2ダブルはメジャー史上3人目。
色々な条件がついてしまうのですが、とにかくトップバッターで1試合3HR、2ダブルは相当価値のある成績だということになります。
ちなみに4番めの1試合3HR、2ダブルを1913年以来2度めに成し遂げたのはカブスのクリス・ブライアント(Kris Bryant)でした。近代野球ではブライアントが初で、カーペンターが2人めということでいいと思います。
クリス・ブライアントの1試合3HR&2ダブルは2016年6月26日のことでした。
カージナルス、マシーニ監督の辞任騒ぎなどがありましたが、なんとか落ち着いて戦っていけそうですね。
追記:6試合連続HRを達成
なお、マット・カーペンターは翌日の現地2018年7月21日のダブルヘッダーにもそれぞれ1本ずつHRを放ち、6試合連続HRを達成。シングルシーズンでの6試合連続HRはカージナルスのフランチャイズレコードです。
21日のゲームはGame1はカブスが7−2で勝利、Game2はカージナルスが6−3で勝利しました。順位の変動はありませんが、4位のパイレーツが8連勝で3位カージナルスを猛追。カージナルスは上の順位もさることながら、パイレーツの追い上げも気にする必要が出てきました。
- カブス 57勝40敗
- ブルワーズ 56勝44敗
- カージナルス 50勝48敗
- パイレーツ 50勝49敗 ★8連勝!!
- レッズ 43勝55敗
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