フランチャイズ・レコード!
ここにきてカージナルスの勢いが止まりませんね。
現地2021年9月25日、リグレーでのカブス戦では、前半はリードされていたものの、終盤7回に一気に逆転。さらに9回にも追加点を上げ、カブスの反撃の芽を絶ち、8-5で勝利。連勝を15に伸ばしました。
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— St. Louis Cardinals (@Cardinals) September 25, 2021
A new record has been set! pic.twitter.com/NWBANZQTBa
1935年の14を抜く!
カージナルスの連勝が始まったのは、現地2021年9月11日のレッズ戦から。レッズとの3GameシリーズでのGame2から始まって、レッズに2勝、メッツ、パドレスを3ゲームスイープ、圧巻だったブルワーズとの4ゲームシリーズのスイープ、そしてカブスに3勝ですね。
カージナルスのそれまでの連勝のフランチャイズ・レコードは14。なんと1935年シーズンまで遡ります!86年ぶりの更新です。
すでに2021年の連勝記録も更新
また今季は4月にアスレチックスが13連勝を達成。
また、8月にはヤンキースが13連勝を達成しました。
カージナルスは前日の2021年9月24日に行われたカブスとのダブルヘッダーに連勝。Game2に勝った時点ですでに14連勝を達成していました。
ジョン・レスターがなんとかゲームメイク
この日のカージナルスの先発は前回登板の9月20日にキャリア通算200勝を達成したジョン・レスター。
2回表に好調のハリソン・ベイダーのソロHRで1点を先制したジョン・レスターでしたが、ウィルソン・コントレラスのタイムリーダブルと、イアン・ハップのタイムリー・シングルで2点を奪われ、逆転を許す展開。
4回表にタイラー・オニールの追い上げのソロショットで2-2のタイ・スコアに追いついてもらったものの、またもやウィルソン・コントレラスのタイムリーで1失点、さらに2アウトまで奪いながら、イアン・ハップに押し出しの四球を与え、2失点。2-4とリードを拡げられてしまいました。
しかし、5回裏をなんとか凌いで無失点。味方打線がロックオン出来る点差でなんとかゲームメイクしたという投球でした。3回から5回まではいずれも先頭打者を出してしまったのが、失点のきっかけでもありました。ただ、悪いなりにも、なんとか結果を出してつないだのはベテランならではの投球。そういつもいつも良い投球が出来るわけがありません。
STL、投手が代わって、逆転!
4-2とカブスリードのまま進んだ7回表。カブスは、右腕のコディー・ホイヤーにスイッチ。昨シーズンはホワイトソックスにいた右腕ですね。この投手交代が裏目に。
カージナルスは先頭のノーラン・アレナドが二塁打で出塁。モリーナもシングルで続き、ノーアウト1、3塁でハリソン・ベイダー。ベイダーはもう迷うことなくという感じで2球目のファストボールをLF前にシングル。これでアレナドが還って3-4と1点差に。
また、ルーキーOFで、お母さんが日本人のラース・ヌートバー(Lars Nootbaar)が同点タイムリー。
さらに、ポール・デヨングが犠牲フライを放ち、このイニング3点目。一気に逆転しました。
カージナルスは9回表にもポール・デヨングの2ランHRなどで3点を追加。9回裏に、イアン・ハップに一発を返されるも、9-5のスコアで勝ちました。
カージナルスのスタッツ
カージナルスの直近15試合の成績を見てみます。
【チームスタッツ】
打線が好調です。
Hitting | Pitching |
-RUN 105 (MLB1位) -RBI 101 (MLB1位) -AV. 294 (MLB 1位) -SLG .541 (MLB1位) -OPS .882 (MLB1位) – HR 29 (MLB2位) | -ER 45 (MLB 6位) -ERA 3.05 (MLB2位) -WHIP 1.12 (MLB5位) -Opp Av. .218 (MLB6位) |
プレーヤースタッツ
【Hitting】
タイラー・オニール、ポール・ゴールドシュミット、ハリソン・ベイダーがいい仕事をしています。下記には表れていませんが、ヤディアー・モリーナもこの15試合では45-11、7 RBIといい適時打が目立っています。
– | 1 | 2 | 3 | 4 |
HR | T・オニール(7) | ゴールディー (6) | アレナド (4) | ベイダー(3) |
RBI | T・オニール(20) | ゴールディー (15) | アレナド (12) | ベイダー(11) |
Hits | ベイダー (23) | ゴールディー (22) | T・オニール(18) | エドマン(17) |
Av. | ベイダー (.411) | ゴールディー(.386) | T・オニール(.305) | アレナド(.296) |
【Pitching】
マイコラスが帰ってきたのは大きいです。リリーバーではジェネシス・カブレラ、ジャスティン・ミラーがGJ。
- スターター: 2勝0敗(マイコラス/ レスター)/ 1勝(ウェイノー/J.A. ハップ)
- リリーバー:
- TJ. マクファーランド: 9試合/9.1 IP/ ERA 3.86 / Opp Av. 333
- ジェネシス・カブレラ: 7試合/8.2 IP/ ERA 0.00/ Opp Av. .074
- アレックス・レイエス: 7試合/ 8.1 IP/ ERA 5.40/ Opp Av. .143
- ジャスティン・ミラー: 4試合/ 4 IP / ERA 0.00/ Opp Av. .200
STL、ワイルドカード2枠目をがっちりキープ!
カージナルスはこの日の勝利で86勝69敗。首位ブルワーズが93勝62敗も上げているので、地区優勝は無理です。25日のゲームが終わった時点でブルワーズがマジック1。
カージナルスはワイルドカード2枠目を狙います。
【NLワイルドカード順位】(9/25終了時点)
- ドジャース: 99-56
- カージナルス: 86-69
- フィリーズ: 81-74 (WC枠までのGame差 5.0) E#3
- レッズ: 80-75 (WC枠までのGame差 6.0) E#2
ご覧の通り、ドジャースはまだ地区優勝の芽がありますから、このポジションで決まったわけではありませんが、西地区の2位が1枠目に入るのがもう決定しているような状況です。
争うのは2枠目ですが、カージナルスが3位のフィリーズに5.0ゲーム差をつけて、がっちりキープ。残り7ゲームから言って、こちらもほぼ決まりでしょう。
追記:16連勝を達成!
セントルイス・カージナルスは現地2021年9月26日のカブス戦に4-2で勝利。連勝を16と伸ばしました!
27日はゲームがなし。28日からブルワーズとの3連戦。ブルワーズがすでに地区タイトルを獲得しているので、カージナルスはワイルドカード2枠目を悠々と守るシリーズに。NLCSまで行けば当たりますので、その情報収集も。
そして1日らの3日までの最後のシリーズはまたカブス戦となります。
追記:17連勝でストップ
カージナルスは現地9月28日のブルワーズ戦にも6-2で勝利。連勝を17に伸ばしました。
なお29日のブルワーズ戦では0-4で敗退。連勝は17でストップしました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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