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【MLBポストシーズン】ブライス・ウィルソンが6回1ヒッター!ブレーブス、カーショウ登板のゲームを制し、WSへ王手(NLCS-Gm4)

ブレーブス、6回に6得点

 ドジャースが初回に11得点を上げるというとんでもないゲームになったNLCS Game3ですが、現地2020年10月16日のNLCS Game4はうって変わってまともな入り方に。

 ドジャースのクレイトン・カーショウ、ブレーブスのブライス・ウィルソンがしっかりとゲームメイク。ブライス・ウィルソンの好投で前日のドジャースの流れを完全に分断したブレーブスが、6回に一挙に6得点を上げ、クレイトン・カーショウを攻略。このまま逃げ切り、ワールドシリーズ進出に王手をかけました。

ルーキー、ブライス・ウィルソンが6回1ヒッター

 このゲームはなんと言ってもブレーブス先発のブライス・ウィルソン(Bryse Wilson)が主役でしたね。

ブライス・ウィルソンとは

 ブライス・ウィルソンは1997年12月20日生まれの22才。2016年アマチュア・ドラフトのブレーブス4巡目指名です。高校卒でプロ入りしました。

ブレーブス、2018年に20才のルーキーが3人もデビュー

 デビューは早く2018年8月20日。2018年のブレーブスは20才の投手が3人もデビュー。マイク・ソロカ、コルビー・アラード、そしてブライス・ウィルソンです。マイク・ソロカは今季8月3日のメッツ戦でアキレス腱を断裂するという痛ましい怪我で今はリハビリ中。コルビー・アラードは2019年のトレードデッドラインでブレーブスがクリス・マーティンを獲得したトレードで今はレンジャーズに所属しています。

 ブライス・ウィルソンですが、デビュー後はトリプルAとメジャーの間の往復が続きいささか伸び悩みます。2018年は3試合で1勝0敗、2019年と2020年は6試合ずつでそれぞれ1勝と期待とは裏腹の成績となっていました。ただ、大きな怪我などは履歴を確認しましたが、ありませんでした。それはこれから伸びていく上で大事なポイントでもあります。

 そのブライス・ウィルソンは1、2回をキッチリ三者凡退に仕留める上々のスタートを切ります。

リオスに先制HRを許す

 しかし、3回表、先頭打者は当たっているエドウィン・リオスだったのですが、4シームが甘いコースに入り、失投。これを右中間スタンドに放り込まれ、先制点をゆるします。

 しかし、それによってリズムを狂わせられることもなく、淡々と自分の投球をキープ。5回にはコディー・ベリンジャー、エドウィン・リオス、キケ・ヘルナンデスを三者三振に仕留めました。

 結局、ブライス・ウィルソンが許したのはエドウィン・リオスのHRのみ。四球も1つだけという素晴らしい投球を披露しました。

 スタンドに見に来られていた家族も大興奮でしたね!

カーショウは6回に捕まる

 一方、NLCS Game2の先発をバック・イシュー(腰痛)で緊急回避したクレイトン・カーショウ。そう言えば、今季のオープニングデーもそうでしたね。ダスティン・メイが好投しました。

 カーショウはなんとかテクニックで凌いでいた状況で3回まではいずれも安打を許す投球。そして4回裏、マーセル・オズーナにHRを許し、ついに失点。ドジャースは1−1の同点に追いつかれます。

カーショウ、エースの責任感

 カーショウは5回を終えて71球。ロナルド・アクーニャ・ジュニアの早打ちにも助けられ、まあまあのペースで推移。ただ、ずっと堪えるような投球が続き、楽に投げていたわけではありません。それに腰痛の問題もあります。よって、通常であれば5回で降板してもよかったところをエースの責任感でしょうか。

 アクーニャ、フリーマン、オズーナとつづくブレーブスの上位打線のターンを引き受けるべく6回にも登板。ただ、もう限界に近かったようです。

 アクーニャの2B内野安打とキケ・ヘルナンデスのスローイングエラーで2塁への進塁を許した後、フレディー・フリーマンに二塁打。これで勝ち越しの2点目を献上。さらにマーセル・オズーナにも二塁打を浴び、3点目。カーショウはここで降板。

 エースの責任感でマウンドに上がったものの、勝ち越しを許してしまいました。

 その後、ブレーブスは2番手のブラスター・グラテロル、3番手のビクター・ゴンザレスを打ち込み、この回で計6得点。

ドジャース、反撃ならず

 7回表、ドジャースはエドウィン・リオスの犠牲フライで1点を返し、2-7としますが、ブレーブスの強力ブルペンを跳ね返す力はなく、さらに追加点を許し、10-2のスコアで敗戦。

マーセル・オズーナが2HR

 ブレーブスはマーセル・オズーナに4回と7回にHRが出ました。ロナルド・アクーニャ・ジュニア、フレディー・フリーマンとともにキーマンのオズーナはこの日4安打、2HRと大当たり。

 ブレーブスにとっては非常に心強い存在になっていますね。

 ブレーブスはこれで3勝1敗でWSに王手。Game5はAJ・ミンターが登板。どこまで引っ張るのかわかりませんが、ショートイニングでリレーしてさらにドジャース打線を撹乱するかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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