ナ・リーグはブライス・ハーパーが受賞
現地2021年11月18日、BBWAA(全米野球記者協会)の投票によるシーズンMVPが決定し、ア・リーグは大谷翔平選手が受賞。
そしてナ・リーグはフィリーズのブライス・ハーパー(Bryce Harper)が受賞しました!おめでとうございます!
🗣 BRYCE HARPER IS A 2X NATIONAL LEAGUE MVP!!! 🏆🏆 pic.twitter.com/rumUmgL3Bu
— Sports Illustrated (@SInow) November 18, 2021
2度めのMVP
ブライス・ハーパーはナショナルズ時代の2015年にもMVPを受賞。この時は満票での受賞でした。
そして今回はフィリーズでの受賞となり、2つのクラブでの受賞はアレックス・ロドリゲスやバリー・ボンズと並んで5人目の快挙となります。
.@bryceharper3 is 1 of 5 players to win an MVP with multiple teams.
— MLB Stats (@MLBStats) November 18, 2021
h/t: @SlangsOnSports pic.twitter.com/d8s2gx7Ihs
NLMVPの投票結果
投票方法
MVPも30人の記者が投票するところまでは他のAwardと変わりありませんが、ROY、MOYが3位まで、サイ・ヤング賞が5位までの記載であったのに対し、MVPは10位までの記載です。
ポイントは1位には14ポイント、2位には9ポイント、3位には8ポイントが与えられ、以下4位から10位までは7、6、5、4、3、2、1というふうに割り振られます。
ナ・リーグの投票結果は以下の通りです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | Points | |
1. B・ハーパー(PHI) | 17 | 9 | 2 | 1 | 1 | 348 | |||||
2. J・ソト(WSH) | 6 | 11 | 7 | 2 | 2 | 1 | 1 | 274 | |||
3. F・タティス・Jr.(SDP) | 2 | 5 | 15 | 5 | 1 | 2 | 244 | ||||
4. B・クロフォード(SFG) | 4 | 2 | 1 | 7 | 8 | 4 | 3 | 1 | 213 | ||
5. T・ターナー(WSH/LAD) | 1 | 3 | 3 | 10 | 3 | 4 | 2 | 1 | 1 | 185 |
6位以下は下記のプレーヤー達です。
- P・ゴールドシュミット(STL): 128
- オースティン・ライリー(ATL): 111
- T・オニール(STL): 62
- F・フリーマン(ATL): 43
- M・マンシー(LAD): 38
- B・レイノルズ(PIT) : 33
- N・カステヤーノス(CIN): 24
- O・アルビーズ(ATL): 12
- M・シャーザー(WSH/LAD) : 11
- C・バーンズ(MIL): 9
- J・ボット(CIN): 8
- W・アダムス(MIL):8
- M・マチャード(SDP): 7
- Z・ウィーラー(PHI): 6
- A・ウェインライト(STL): 3
- L・ウェイド・Jr. (SFG)/ K・ゴーズマン(SFG)/ B・ポージー(SFG): 1
シーズン主要成績
ちなみにレギュラー・シーズンの主要打撃部門の成績はこのような結果となりました。
ナ・リーグ |
---|
【HR】 F・タティス (SDP): 42 |
【RBI】 A・デュバル (ATL): 112 |
【Av.】 T・ターナー (LAD): .328 |
【OPS】1. ハーパー (PHI): 1.039 2. ソト(WSH): 1.005 |
【SB】 T・ターナー(LAD):32 |
ソトとの争いに
ブライス・ハーパーを最初に見た時に、こんなすごい選手が出るから、MLBを見るのを止められないと思った次第ですが、そうこうしているうちに同じクラブからまたすごいのが出てきました。それがフアン・ソト。
OPSがNO.1、2の2人ですが、成績を比べるとこのような感じになります。
- ハーパー:488-151/ .309/ .429/ .615/ OPS 1.044/ HR 35/ RBI 84/ BB 100
- ソ ト : 502-157/ .313/ .465/ .534/ OPS .999/ HR 29/ RBI 95 / BB 145
長打力でハーパーが獲ったような数字となりました。フアン・ソトの場合、シーズン終盤に上位クラブとの対戦があると、必ず四球攻めにあったのは気の毒な面がありました。
あと、タティス・Jr.の投票は多くの記者が3位ならというところでしたね。
重心を下げるフォーム変え、再びMVPに
ブライス・ハーパーと言えば、非常に美しい打撃フォームの持ち主。特に軸足の左足が宙に浮くような形となる点や、いわゆる割れをつくった後にやや首が傾くような動作が入るのも特徴的でした。
しかし、今季はフォームが変わりました。重心を下げ、軸足もしっかりと地面を掴むスタイル。そう、よく見るとフアン・ソトのフォームと近いものになりました。
なかなかモデル・チェンジは難しいものですが、うまく結果につなげましたね。
今季、打撃フォームの改修に成功した分、来季はもっといい結果を出すかもしれませんね。来季以降も注目の選手ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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