チャシーンがDFA!
驚きましたね。
現地2019年8月24日、ミルウォーキー・ブルワーズは2019年開幕投手のジョーリス・チャシーン(Jhoulys Chacin )をDFAとしました。
この日、ロスタームーブとなったのはチャシーンのDFAとともに、2Bコーリー・スパンジェンバーグのメジャーコールアップ、ベン・ギャメルのトリプルA降格です。
2018年最も信頼できた右腕に何が?
ジョーリス・チャシーンはブルワーズの2018年NLCS進出に大きく貢献。シーズンの成績は35スタートで、15勝8敗、ERA 3.50、192.2IP、HR/9が0.8。
2018年10月1日、カブスとのタイブレーカーにも先発。5.2イニング、75球を投げ、被安打1、失点1。
さらにポストシーズンではロッキーズとのNLDS Game2にも登板。5回を被安打3、無失点で勝利に貢献(SCORE)。
また、ドジャースとのNLCSにおいてもGame3とGame7の2試合に登板。
ブルワーズの2018年を大いに盛り上げたヒーローの一人。そのチャシーンに一体何が?
確かに31才となった2019年はつまづきました。
19スタートで3勝10敗、ERAが5.79、WARは-0.5(現地2019-08-24時点)。
そして7月以来、IL入りとなっており、まず腰を傷め、今度は右腹斜筋痛でなんとか8月24日からスローイングプログラムに入ろうかという状況でした。
でもなぜ今?
疑問なのが、なぜ今DFAなのか?ということ。
カウンセル監督によれば、ジョーリス・チャシーンはチーム構想上ローテーションスポットに当てるのが難しいグループの中にいるとのこと。つまりはILからの復帰が難しいというふうに考えているようです。
また9月のコールアップに向けて、40人枠を広げたかったという思惑もあったようです。今回のスパンジェンバーグは内野手ですが、彼はポストシーズンにも出られます。
なら60Day ILで逃げる手もあったのではないか?という点に関しては、ブルワーズでキープするよりも一刻も早く次のチームでの機会を提供するほうがチャシーンのキャリアにとっても良いという判断も。
ロスター空けは他にまだやる
カウンセル監督は9月のコールアップに向けてまだ40人枠空けを行うつもりであることを記者に伝えています。
今回のベン・ギャメルのトリプルAはルーキーのトレント・グリシャムとのスイングの比較によって行ったとのことで、ポストシーズンも考えてまだロスタームーブは発生しそうだとのこと。
MILのオープニングデー・スターター
- 2015 カイル・ローシュ →5勝13敗、ERA 5.85
- 2016 ウィリー・ペラルタ→7勝11敗、ERA 4.86
- 2017 チェイス・アンダーソン→12勝4敗、ERA 2.74
- 2018 ジュニオール・ゲラ→6勝9敗、ERA 4.09
- 2019 ジョーリス・チャシーン→3勝10敗、ERA5.79
ご覧の通り、2017年のチェイス・アンダーソンを除いてはオープニングデーのスターターとなった投手はかなり悲惨な成績となっています。
これには何かジンクスなどがありそうですが、チェイス・アンダーソンが例外を作っているのでオープニングデーでスターターとなった場合はそのシーズンが崩れるという呪いにまでは発展していません。
しかし、結構な酷さであることは確かです。
チャシーンの動向を見守っておきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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