神経のケア完了!割とよくやっている
現地2020年5月21日(木)、レイズが発表した情報によりますと、プロスペクトのブレント・ハニーウェル・Jr.(Brent Honeywell Jr.)が、20日(水)にロサンゼルスの病院にて右肘尺骨神経の減圧手術を受け、成功したことが判明。
ブレント・ハニーウェル・Jr.にとって復帰に大きく前進するプロセスとなりました。
TJ後、骨折
ブレント・ハニーウェル・Jr. は2018年2月22日にUCL(内側側副靭帯)の断裂が判明。そのままトミー・ジョン手術を行っていました。TJ手術から約1年3ヶ月が経過した2019年6月8日、リハビリはブルペンセッションにまで回復していたものの、そこで靱帯のジョイント部分の骨を骨折。詳細は下記に記載しております。
せっかくの逸材が、もう投手生命が危ういころまで来ていました。
その骨折から約1年が経過しようとしている今、どうやら順調に回復。
次なるステップへ進んでいます。
TJ手術後に神経を移動
この表現は誤っているかもしれないことを先に申し上げておきます。医療内容ゆえ、正確さが欠けているかも知れません。
トミー・ジョン手術をすると、傷をつけていることになるので、そうなると人間の傷の回復過程において、瘢痕化(はんこんか)というプロセスが生じます。
肉芽(にくげ)組織による修復が始まり、それが瘢痕(はんこん)組織へと変化し、安定していきます。
その際、この瘢痕組織が炎症を起こし、痛みを発することがあるのでその痛みを発症しない場所に神経を移動させたというのが今回の手術です(繰り返しますが、誤っていたらすみません。ただ、概ね間違ってはいないと思います)。
デグロムも経験済み
それを行うことでよりスムーズな肘の動きが可能となります。痛みがなくなりますから。
メッツのジェイコブ・デグロムは2016年9月にこの手術を敢行。翌年のスプリングトレーニングで投げることができるようになりました。下記の記事内に2016年の手術の記載があります。
現フィリーズのザック・ウィーラーもトミー・ジョン手術後にこの手術を受けており、割と一般的な手術になります。
復帰は3ヶ月の事例もあるが
この手術を受けると、復帰は早い人で3ヶ月という事例があります。デグロムはシーズンオフの期間が重なりましたから5ヶ月を要していますが、9月に手術して翌年2月のスプリングトレーニングでガンガン投げていますから、やはりその程度で復帰できるものと見ていいでしょう。
レイズは慎重
ただ、レイズはハニーウェルの復帰に関しては慎重な姿勢を崩していません。なぜなら次に手術となるともう投手生命にかかわるからです。
よってハニーウェル自身は元気なコメントを発表していますが、レイズは慎重に復帰時期を見定めるようです。
とにかく、投球できるかどうか危うい状態から改善できたことは喜ばしいことです。早ければ2020年のデビューもあるかもしれません。
ただ、大方の見方としては2021年ETAということになりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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