スポンサーリンク

【MLB2022FA】ブレーブス、マニー・ピーニャと2年/8Mドルでサイン

ATLは捕手王国へ

 現地2021年11月15日、地味ではありますが、非常に良いディールがありました。

 アトランタ・ブレーブスが、ミルウォーキー・ブルワーズからFAとなっていた捕手のマニー・ピーニャ(Manny Piña)と2年でサインしました。すでにオフィシャルとなっています。

契約詳細

 契約は以下の通り。

  • 2年/ $8M (2022-23) + 2024 $4M クラブオプション(バイアウトなし)
    • 支払い: $3.5M (22)/ $4.5M (23)

マニー・ピーニャの2021年のサラリーは 1年/$1.65Mだったので、今回の契約は非常に良い内容でのサインとなりました。大幅アップです。何より、高評価を得ているという事実が本人にとっては嬉しいのではないでしょうか?

34才、ブルワーズの正捕手に近いバックアップ

 マニー・ピーニャは1987年生まれの34才。2022年6月5日の誕生日で35才になるベテラン捕手。

 2021年のブルワーズはオマール・ナルバエスが正捕手として123試合に出場。一方のマニー・ピーニャは75試合の出場に留まりました。

 確かに位置づけはバックアップで、今季は打率も.189とほぼ守りに専念していたような数字ではありますが、HRは13本。何より捕手としての経験値が豊富。

2018年の中心捕手

 今のブルワーズの投手陣の中心である、ブランドン・ウッドラフやコービン・バーンズがプロスペクトとしてブルペンで頑張っていた2018年、ブルワーズは2011年以来のポストシーズンを戦い、惜しくもNLCSでドジャースに3勝4敗で敗れました。

  このときは、クリスチャン・イェリッチがとんでもない成績を叩き出したのが大きな原動力でもあった訳ですが、守りの部分で、扇の要として活躍していたのがこのマニー・ピーニャ。

 エリック・クラッツと出場を分けていたようなところもありましたが、ナ・リーグなので終盤に投手の打席が回るタイミングで代打を送られ、クラッツがその後のマスクをかぶるというケースが多かったと記憶しています。

 マニー・ピーニャは捕手として非常に経験値が高いのです。2018年は98試合に出場。その前年の2017年は107試合に出場しています。

正捕手としてというタイミングでグランダールと契約

 2018年を中心捕手として戦い、さあこれから盤石の地位を築くぞという時に、FAが入ってきたのです。2019年、ブルワーズはヤズマニ・グランダールを獲得。これが目立たなくなった大きな要因でもあります。

 2020年はCOVID-19の影響で短縮シーズンに。以降はオマール・ナルバエスのバックアップという位置づけになっていたのでした。

 よって、捕手としての実力は折紙つきで、若い投手が多い、ブレーブスにとってはまさに朗報をつくったようなものです。

ダーノーとも2年契約

 ブレーブスはすでにトラビス・ダーノーと延長契約を結びました。

 よって、今回もダーノーのバックアップという位置づけにはなりますが、非常に頼もしいバックアップを得たということが言えそうです。

 なお、ブレーブスには2人のプロスペクト捕手がおり、2021シーズンにトラビス・ダーノーの離脱により、23才のウィリアム・コントレラスが52試合でマスクをかぶりました。打撃ではHRが8本。守りではCS%が37%。

 また同じく23才のシェイ・ランゲリアーズ(Shea Langeliers)という未デビューで2019年ドラフト1巡目指名のプロスペクトもおります。

 今回、ピーニャが加わったところで、ブレーブスの守りの力は一段と頼もしくなったと言えるかもしれません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】レッドソックス、ギャレット・クロシェと6年の延長契約で合意へ
【MLB2025】開幕3戦で15本塁打! NYYが巻き起こした新バット「トルピード “Torpedo”」の大波紋
【MLB2025】ドジャースがタイガースを力でねじ伏せてスウィープ!佐々木はホーム・デビューで苦戦
【MLB2025開幕Gm2】ナイス・ゲーム!粘るタイガースにトミー・エドマンとムーキー・ベッツが立ちふさがる!
【MLB2025】注目のサイ・ヤング賞マッチアップは死闘へ!最後は大谷が決勝HR
【MLB2025】レッドソックス、開幕戦に勝利!投手戦にけりをつけたのは出遅れていたウィリャー・アブレイユ
【MLB2025】開幕戦の注目のピッチング・マッチアップは?(追記:結果は?)
【MLB2025】Dバックスのジョーダン・モンゴメリーがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025トレード】イアン・アンダーソンがエンゼルスへ、ホセ・スアレス(大谷の友達)がブレーブスに移籍
【MLB2025移籍】ガーディアンズはノーラン・ジョーンズ、ロッキーズはタイラー・フリーマンをトレードで獲得
【MLB2025】ナショナル・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】レッドソックス・吉田、開幕はトリプルA!手術後のリハビリでOFを守る準備に専念
【MLBFA2025】ブレーブスがOFを緊急補強!アレックス・ベルドゥーゴを獲得へ
【MLBFA2025】通算セーブ数歴代5位のクレイグ・キンブレルが古巣のブレーブスへ!
【MLB2025】ナショナル・リーグ中地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー・デビュー!大谷は1号HRを記録。カブスは連敗も本土開幕にいい兆候あり!
【MLB2025】東京開幕はドジャースが先勝!大谷、山本が活躍!今永は4回ヒットレス、鈴木はDHで出場!
【MLB2025】投手へ!ホワイトソックスからリリースされたジョーイ・ギャロが投手に転向する意向を表明
【MLB Pre2025】大谷は2試合で4-1、HR 1! ムーキーは開幕に間に合うか?阪神はカブス、ドジャースに連勝!
【MLB2025】ナショナル・リーグ東地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】カージナルス、ここに来て初めてFA選手とメジャー契約!フィル・メイトンとサインへ
【MLB2025】カブスが東京シリーズのロスターを決定!注目のマット・ショーも東京へ
【MLB Pre2025】レッドソックス、ブライアン・ベイヨーが開幕IL、ラファエル・デバースは間に合う見込み
【MLB2025】アメリカン・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】ゲリット・コールはトミー・ジョン手術の可能性も!ST2戦目は1試合2度の登板でも結果が出ず(追記あり)
【MLB2025】タイガース、アストロズからのFAでTJリハビリ中のホセ・ウルキディーとメジャー契約へ
【MLB契約2025】アスレチックスがまたも太っ腹!期待のローレンス・バトラーと7年の延長契約へ
【MLB2025FA】タイラー・ネイキンが投手に転向!ガーディアンズとサインへ!
【MLB2025FA】パドレス、ホセ・イグレシアスとマイナー契約へ! 2024年に”OMG”発売で、メッツの躍進に一役
【MLB2025】ドジャース・佐々木朗希がSTデビュー。99mphを計測し、3回をスコアレス!
タイトルとURLをコピーしました