ブレーブス、手薄感が出てきた外野を補強へ
新型コロナウィルスのパンデミックによってフリーズしていたトレードが解禁となったのは、現地2020年6月26日。
サマー・キャンプも仕上げへ向かう中、ここに来てようやく大きなディールが成立しました。アトランタ・ブレーブスが外野手を補強。インディアンスからFAなり、未契約として残っていたヤジエル・プイーグ(Yasiel Puig)と合意です。
まだ非公式
ディールが成立したのは確かですが、ブレーブスはまだ公式には発表していません。よって、契約内容は未確定です。
“Pending a physical, AND ・・・”
公式発表は通常、フィジカルチェックがクリアーした後になされます。その状態のことを”pending a physical”(フィジカルチェックの検査待ち)などと表現しますが、今回は2020シーズンのこの時期の契約だからこそという表現が付きました。
それは” negative test for COVID-19 ”プイーグはフィジカルチェックの良い結果とともにテスト陰性反応が必要になります。それをクリアーしてサマー・キャンプ参加となります。
仮に陽性が出た場合でも、2回連続陰性となった場合を見越して契約は結ぶとは思いますが、シーズンが短いだけにクラブ側は慎重な判断を要求されますね。
最後に追記があります。
ブレーブス、外野が手薄に
ショート・シーズンとは言え、NLイースト3連覇を目指すブレーブスに油断はありません。
ニック・マーケイキスがオプトアウト
今月6日、RFのニック・マーケイキスが健康懸念で2020シーズンのオプトアウトを表明。36才のシーズンを迎えるはずであったマーケイキスが果たして2021年にMLBに戻れるかどうか。それは定かではありません。その点はまた記述するとして、ブレーブスが外野の一角を失ったことは確かです。
クリスチャン・パチェは右足首を故障
ではプロスペクトはどうかというと、クリスチャン・パチェ(Cristian Pache)は現地13日(月)のイントラスクアッド・ゲームで右足首を痛め、ゲームから離脱。
開幕で起用出来る状態ではないようです。
オズーナ、デュバルはDHで使いたい
他に、アダム・デュバル、今季から加入となったマーセル・オズーナがいますが、彼らはどちらかと言えばDHで使いたいという目論見も。
そうなると、守備もよく、ハードヒッターを補強せねばならず、プイーグに白羽の矢が立ったということになります。
プイーグ加入で良いOFの布陣に
プイーグの加入によりブレーブスの外野は、ロナルド・アクーニャ・ジュニア、エンダー・インシアーテ、そしてヤジエル・プイーグという布陣に。
そうなると一旦は手薄となったブレーブスの外野は再び手強い布陣になりそうです。
オリオールズの話もあったが・・・
7月に入ってからプイーグの身辺は騒がしくなりました。オリオールズ、レッドソックスとの噂が持ち込まれる自体に。
オリオールズで決まりか?とも思わせましたが、結果は外野補強の大きな理由が出来たブレーブスになったのでした。
右打者という点も大きかったと思います。
おそらく、契約内容もよかったのでしょう。
2019年はむしろベンチクリアーの主人公に
2013年、衝撃デビューとなったヤジエル・プイーグ。
それから6年が経過したプイーグはむしろベンチ・クリアーの主人公になることしばしば。所属クラブからもちょっと扱いにくいと思われているところ。
2019シーズンは149試合に出場、打率.267、OBP .327、SLG.458、HR 24、RBI 84、盗塁19でOPS+が100。
いい選手には違いないので、2020シーズンは29才でもありますし、落ち着いてもらいたいところではあります。
プイーグの活躍に期待したいです。
【追記】プイーグ、テスト陽性
現地2020年7月17日、ヤジエル・プイーグにテスト陽性反応が出ました。これによって、ブレーブスがサインするかどうかは今のところ未定です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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