ロビー・カノー、ブレーブスへ
現地2022年7月11日、サンディエゴ・ユニオン・トリビューン誌によりますと、パドレスがロビンソン・カノーをブレーブスにトレードに出したとのことです。こちらはまだ公式情報ではありませんが、MLB.com内にも記載されており、決定と考えて良さそうです。
ブレーブスからパドレスにはキャッシュ・コンシダレーション(金銭)で、選手は動きません。
カノーの今季の動き
ロビンソン・カノーの今季の動きをまとめてみました。
- 5/2:メッツがDFAに
- 5/8: メッツがリリース
- 5/13:FAとしてパドレスとメジャー契約でサイン
- 5/15: パドレスでメジャーのゲームに出場。
- 6/1: パドレスでのメジャー出場の最後
- 6/3:パドレスがカノーをマイナーへオプション
- 6/3:カノーはマイナー・オプションを拒否→FAへ
- 6/11: パドレスとマイナー契約
- 7/10: ブレーブスへ金銭トレード
メッツをリリースされた後、5/13にFAとしてパドレスとメジャー契約。しかし、12試合で、33-3、打率.091と結果が出ずに、マイナーへオプションとなります。しかし、10-5ルールで、マイナーへのオプションを拒否できるカノーはそれを行使。そしてFAとなっていました。
ところが、6/11に再度パドレスと契約。今度はマイナー契約です。そしてブレーブスへトレード・・・という流れです。
チワワズ(SDの3A)で結果
6/11にパドレスとマイナー契約を結んだカノーはトリプルAのエルパソ・チワワズでゲーム出場。シーズン序盤にあれだけ苦戦していたにもかかわらず、ここに来て結果を出しました。
21試合で、96−32、打率.333、OBP .375、SLG .479、二塁打が5本、HRが3本です。
見違えるような数字に。
ブレーブス、左打者が手薄だった
ブレーブスは、現地2022年6月12日にオジー・アルビーズを骨折で欠くことになりました。アルビーズは2Bですね。そのアルビーズの復帰はベスト・エフォートで8月半ばと目されており、まだまだ時間がかかります。
アルビーズに代わって2Bを任されているのがオーランド・アルシア。筆者はブルワーズ時代から好きな選手です。アルシアは渋い活躍を見せており、打率.252ながら、やはり守備では貢献しています。ただ、この打率が物語るように、アルビーズの打撃力を補完しているわけではありません。しかも右打者。
ブレーブスは右打者はすごいのです。オースティン・ライリー、マーセル・オズーナはともに長距離砲。捕手ではありますが、トラビス・ダーノーは中核を打つケースも。スワンソンも右打席。そしてロナルド・アクーニャ・Jr.も右打席です。素晴らしい布陣です。
7月11日からメッツ戦!
そして現地2022年7月11日からはアトランタでメッツ3連戦が始まります。
メッツと言えば、強力な右腕を持っています。カルロス・カラスコ、そして怪我から復帰したマックス・シャーザー、クリス・バシット。ジェイコブ・デグロムはこの3ゲームシリーズには間に合いませんでした。
すでにスターターも決まっており、Game1はシャーザー、Game2は左腕のデービッド・アンダーソン、そしてGame3はクリス・バシット。
強い右投手を相手に、インパクトのある左打者はやはり置いておきたいところ。ここでブレーブスが目をつけたのが、チワワズで結果を出したロビンソン・カノーでした。
メッツ戦に出場する!?
ブレーブスはこの3Gameシリーズにロビンソン・カノーをぶつける可能性が高いです。エディー・リザリオは帰ってきしたし、ルーキーのマイケル・ハリス2世はかなりの活躍を見せているので、マット・オルソンを十分に支えてはおりますが、やはりもう1枚左打者がいてもいいと思います。
もしカノーを起用することになれば、古巣メッツとの対戦に。
ブレーブスは勢いもありますので、カノーの起用は案外いい効果を生むかもしれません。
ここは注目です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント