アツかったKCR @ DET
レギュラーシーズンも残りわずか。当ブログでもだんだんとポストシーズン向けの記事が増えてきました。これからますますポストシーズンに進出するクラブの記事が増えるでしょう。
だからこそ、すでにポストシーズンのスポットから脱落したクラブにフォーカスを当てることも大事。そう思っていたところ、とんでもなくアツいゲームを展開した2クラブがありました。それが現地2020年9月17日のロイヤルズ@タイガース戦。
B・シンガーとT・スクーバルの顔合わせ
先発はロイヤルズがブレイディー・シンガー。現地2020年9月10日(木)にあわやノーヒットノーラン達成かという素晴らしいピッチングを披露したトップ・プロスペクト右腕。このゲーム前までは2勝4敗。
一方のタイガースの先発は、こちらもトップ・プロスペクト左腕のタリク・スクーバル。このゲームが始まる前までの成績は1勝2敗。
ともにクラブの事情もあり、負け数が先行してはいるものの、大きなポテンシャルを感じさせるプロスペクト同士の投げあいとなりました。
ブレイディー・シンガー、またもNO-NOが見える
まずはブレイディー・シンガーですが、またすごい投球を披露しました。序盤3イニングをパーフェクトに抑えるピッチング。
4回裏、1アウト後にウィル・カストロとハイメア・カンデラリオ(Jeimer Candelario)にそれぞれシングルヒットを許すも、ピンチらしいピンチはこのイニングだけ。
ピンチどころか、被安打自体がこの2本だけでした。5回、6回も危なげなく抑えたブレイディー・シンガーは、6回を被安打2、無失点、与四球1、奪三振8を記録。球数は81球とかなり改善が見えます。よって、最終イニングになった6回裏も球威が衰えず、Mid-90の93mphから94mphをヒットしていました。
スライダーも健在でしたね。
タリク・スクーバルは6回、3失点
タリク・スクーバルは初回、エラーで出塁したアダルベルト・モンデシーを1塁に置いて、サルバドール・ペレスに2ランHRを打たれ、2失点。
さらに最終イニングとなった6回表にもサルバドール・ペレスにタイムリー2塁打を打たれ3失点目。結果は6回、被安打4、失点3、与四球0、奪三振8。
タリク・スクーバルもMid-90というところで、時たま投げる97mph超えのファストボールは見ていて驚きました。
まさに次世代の名勝負
ポストシーズンに関係ない2クラブが、自身の向上のためと言わんばかりに、ところ選ばず、ケース選ばず、で真摯に全力で自分の力を出し切ろうとする姿は見ていて気持ちがよかったですね。
彼らこそ、次世代を背負う資格のある投手ですね。
KCのリリーバー、3イニングをパーフェクト
なお、ブレイディー・シンガー降板後、ロイヤルズはジェシー・ハーン、スコット・バーロー、グレッグ・ホランドとつなぎ、3人はいずれもパーフェクト・リリーフ。
非常にしまったゲームでした。
- BOX SCORE (ロイヤルズ4, タイガース 0)
お読みいただき、ありがとうございました。
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