A’s、2プラチナグラブの3Bもトレード
現地2022年3月15日のこととなりますが、アスレチックスが名手のマット・チャップマンをブルージェイズにトレードしました。
ファイヤー・セール状態と言われているアスレチックスですが、マット・オルソンに続き、マット・チャップマンまで出て行くとはかなり衝撃的なニュースとなりました。
トレード詳細
このトレードで動くのは計5名。
ブルージェイズGet
- マット・チャップマン(Matt Chapman/28)3B/右投げ右打ち
アスレチックスGet
- ガナー・ホグランド(Gunnar Hoglund/22) RHP, RF & 1B/ 右投げ左打ち
- ケビン・スミス(Kevin Smith/ 25)3B, 1B & LF/ 右投げ右打ち
- ザック・ローグ(Zach Logue/ 25) LHP
- カービー・スニード(Kirby Snead / 27) LHP
アスレチックスが獲得したのは、2ウェイの選手1人、内野手、そして左腕2人の計4名。
選手紹介
【TOR】マット・チャップマン
マット・チャップマンは今更ながらではありますが、1993年4月28日生まれの28才。2022シーズンが開幕してすぐに29才になる3Bです。
ドラフトは2014年のアスレチックス1巡目指名(全体順位は25位)。デビューは2017年6月15日になります。
これまでの実績はご覧の通り。
- オールスター出場:1度 (2019)
- ゴールドグラブ賞受賞:3度 (2018, 2019 & 2021)
- プラチナグラブ賞受賞:2度(2018, 2019)
- ウィルソン・ディフェンシブ・アウォード 3B :2度(2018, 2019)
- ウィルソン・ベスト・オーバーオール・ディフェンス:1度(2018)
- 20HR以上のシーズン: 3度 (2018, 2019 & 2021)
- 30HR以上のシーズン: 1度 (2019)
- 100 Runs Scored以上のシーズン: 2度 (2018 & 2019)
2018-19年の2年間は守備に加えて、152安打、42二塁打、24HR(2018)、145安打、36二塁打、36HR(2019)をマーク。
2021年は、151試合に出場、打率.210、OBP .314、SLG .403と苦しみながらも、27HRを放っています。
追記:A’sからの10年/150Mドルオファーを拒否(2019)
後日談として、現地2022年3月19日、マット・チャップマンは2019シーズン終了後、アスレチックスから10年/$150M規模のオファーを提示されていたことが明らかになりました。しかし、それを拒否。
カリフォルニア・ネイティブですが、さらなる高い評価を求めていたことが伺えます。
【OAK】ガナー・ホグランド
ガナー・ホグランドは今回のトレードで最も若い選手で、2Wayです。ただし、大学まで。2021年のブルージェイズの1巡目指名(全体順位19位)。実はホグランドは2018年にもパイレーツから1巡目指名(全体順位36位)を受けていましたが、これを拒否。ミシシッピ大に進学していました。
2021年はマイナーではプレーしておらず、実質2022年がプロでの最初にシーズン。NCAA時代は主に投手として出場。すべて先発です。打者としては2019年に104 PA、2HRをマーク。プロでは投手に集中するのか?まだ見えてはおりません。
【OAK】ケビン・スミス
ケビン・スミスは、1996年7月4日生まれの25才の内野手。ドラフトは2017年のブルージェイズの4巡目。2021年にメジャーデビュー済みで18試合に出場しています。
2021年にはトリプルAで打率.285をマーク。
【OAK】ザック・ローグ
ザック・ローグは1996年4月23日生まれの25の左腕投手。ドラフトは2017年のブルージェイズの9巡目指名。未デビュー。2021年はダブルAとトリプルAの2つのレベルで投げ、全て先発で、12勝4敗、ERAは3.67。
【OAK】カービー・スニード
1994年10月7日生まれの27才の左腕。ドラフトはブルージェイズの2016年の10巡目。2021年にデビューしており、7試合にいずれもリリーフで登板。7.2イニングを投げ、0勝1敗、ERA 2.35。SO9は8.2、BB9は2.3。
以上の4選手ですが、アスレチックスとしてはガナー・ホグランドが今後の期待の星というところ。後の選手は、トリプルAとメジャーの境の選手で、この期にいいきっかけを作ってくれればというところでしょうか。
厳しい戦いの予想されるアスレチックスですが、それでも戦力にしてきた実績がありますので、戦いは注目したいところです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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