トロントから一転、ヒューストンに決定
現地2021年1月20日、筆者が真夜中にジョージ・スプリンガーの記事を完結させたちょうどその頃、マイケル・ブラントリー(Michael Brantley)のトロント・ブルージェイズ入りの一報が駆け巡りました。この時点ではブルージェイズと3年でディールという情報。
こんなに風向きが変わることってあるのか?というくらい、現地2021年1月19日はブルージェイズ一色の日でした。
アストロズと2年Mでコンファーム
ところが、その数時間後、出勤の支度を始めたちょうどその時、マイケル・ブラントリーがアストロズのジャージを来たサムネが出回っており、「なにごと?」と思い確認すると、ディールをファイナライズさせたのはアストロズということが判明しました。
契約は2年$32M(2021-2022)。
誤発報
「ブルージェイズと3年」という情報はどうやら誤って発した情報だったようです。発した記者さんはそのディール情報を撤回しています。
マイケル・ブラントリーはジョージ・スプリンガーと非常に仲が良いと言われており、二人揃って北へ向かうのかと思いましたが、トロントに向かったのはジョージ・スプリンガー一人でした。
アストロズと2度めの2年$32M
アストロズと再契約となったマイケル・ブラントリー。実はこの前の契約も同じ数字で、$2年/$32M(2019-2020)でした。
この時はサイニングボーナスが$2Mで年$15Mずつ支払い2回の支払い。また、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞、MVP投票、WS MVP、ALCS MVPのいずれかの受賞で、アウォード・ボーナスも設定されていました。しかし、2019年、2020年でそれらを受賞することはありませんでした。
マイケル・ブラントリーとは
マイケル・ブラントリーは1987年5月15日生まれの33才。開幕してすぐに34才になります。年齢のことを考えれば、本人は3年契約の方が嬉しかったでしょうね。
ドラフトは2005年、ブルワーズの7巡目指名。インディアンスの印象が強いマイケル・ブラントリーですが、もともとはブルワーズでプロ入りしたのです。
高校卒の野手で7巡目はまあまあ早いラウンドでの指名と言えそうです。
サバシアとのトレードでCLEへ
2008年10月、ブルワーズがC.C.サバシアを獲得したトレードで、その交換要員の一人としてインディアンスに移籍。
インディアンスに移籍後の2009年にメジャー・デビュー。22才のときでした。その後、インディアンスには2018年まで、計10シーズン在籍しました。
サインスティーリングシーズンの後にアストロズへ
そして上述のように2019からアストロズへ。今オフ、契約終了でFAとなったところを再契約になったという流れでした。
サイン・スティーリング・スキャンダルが明るみになったのは2019年。問題となったのは2017シーズンのことなので、マイケル・ブラントリーは無関係です。
2020シーズン、ドジャースと対戦した際、アストロズ・ナインはジョー・ケリーから挑発を受けました。この時、ひときわ怒っていたのがマイケル・ブラントリーでした。チームメイトへの配慮もあったと思いますが、本人はまったく関係ないので、余計に怒りが増したのではないかと思います。
主なアウォードとスタッツ
マイケル・ブラントリーの主なアウォードとスタッツはご覧の通りです。
- オールスター出場:4度 (2014、2017-2019)
- AL シルバースラッガー賞受賞:1度 (2014)
- AL最多二塁打:1度 (2015:45 !!)
- 20HR以上のシーズン: 2度 (2014、2019)
- 200安打以上達成: 1度 (2014:200)
- 通算打率:.293(2020シーズン終了時点)
- 通算HR: 114(2020シーズン終了時点)
アストロズのOF
マイケル・ブラントリーはとりあえず、帰ってきました。しかし、ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)とジョシュ・レディック(FA)が抜けたアストロズのOFは、カイル・タッカー、マイケル・ブラントリー、マイルズ・ストロー、チャズ・マコーミックそしてヨルダン・アルバレスで争うことに。
ヨルダン・アルバレスは守備につく機会も増えそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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