体開いて大ブレーク
トレバー・バウアーが加入し、スクーター・ジェネットとヤジエル・プイーグが抜けたことにより、ロスターが入れ替わったシンシナティ・レッズですが、そのロスター・ムーブで大きな変化が起こっています。
アリスティデス・アキーノ(Aristides Aquino)が大爆発しています。
アキーノが3HR!しかも4回までに量産!
レッズがソニー・グレイ、カブスがカイル・ヘンドリクスの先発で始まったこのゲームは序盤からレッズ打線が爆発。
レッズは初回、ダブルで出塁したジョーイ・ボットを二塁に置いて、ルーキーのジョシュ・ヴァンミーター(Josh VanMeter)がダブルを放ち、1-0と先制。
さらに2回、先頭のアリスティディス・アキーノがLFへホームランを放ち、2−0。つづく、こちらもルーキーのニック・センゼルがBack to Backのソロショットを放ち、3−0とリード。
3回には2アウトから再びアリスティディス・アキーノがソロHRを放ち4−0。そこから、ソニー・グレイのタイムリーを含む4連打で3点を奪い、7-0とリード。
つづくジェシー・ウィンカーにもダブルを許したところでカイル・ヘンドリクスは降板。2.2イニング、被安打12、失点7、与四球0、奪三振2、被本塁打3。ここまでカイル・ヘンドリクスが炎上するのは珍しいです。
4回裏、前の回から変わったディロン・メイプルから先頭のユージニオ・スアレスがソロショットを放ち8−0。1アウト後、三度アリスティディス・アキーノがCFへ大きなソロショットを放ち9-0。
ゲームは6回裏にカイル・ファーマーに7号ソロショットが生まれ、レッズが圧勝。10−1でカブスに連勝しました。
アリスティディス・アキーノとは
前日のバウアー好投の記事でも書きましたが、あらためてアキーノのプロフィールを。
1994年8月19日生まれで2019シーズンは25才。ドミニカ共和国出身で2011年(17才の時)にアマチュアFAとしてレッズとサイン。2018年にMLBデビュー。2018年は1打席のみの出場で三振に倒れたのみ。
毎年オフの間にはドミニカのウィンターリーグに参加していました。
2019年はトリプルAで開幕を迎え、78試合、294打数88安打、打率.299、OBP .356、SLG .636、HR 28、ダブル 13、RBI 53。
マイナー通算9年で、ドミニカウィンターリーグも含めたホームラン数は124。2,909打数で打率が.248ながら三振が760。ヒットもそこそこ打ちはするが、三振が非常に多いバッターでした。
2018年と2019年のアキーノの構えの比較
下記の動画は非常に貴重です。1打席しかなかった2018シーズンの三振のシーンです。構えがイケイケのスクエアです。
今の打っている姿を見ているせいもあるのでしょうが、非常に力が入っていると思います。
そして2019年が超オープンですね。構えだけは開いていますが、割とすぐにスクエアに戻しています。
MLBでまさかの脱力打法で開眼ですね。これは面白い存在です。どこまで行くのか楽しみですね。
アキーノの記録
8月1日からビッグリーグに出始めたアキーノは現地2019年8月10日のゲームで2019年に関しては9戦目。HRを打ち始めたのは8月3日のゲームから。
キャリアから行くと2018年に1打席を経験していますので、キャリア通算10試合で7HRは現ロッキーズのトレバー・ストーリーが2016年に達成した記録と並びました。
ちなみにトレバー・ストーリーはデビュー7戦で7HRを達成しています。8本目が出たのは13試合目。
その他、3イニング連続HRはルーキー初(今回は2回、3回、4回の3打席連続)、最初の10試合で1試合3HRを放ったのは史上2人目。
ソニー・グレイが6回スコアレス
レッズ先発のソニー・グレイは6回、被安打2、失点0、奪三振7、与四球4で7勝目を上げています。
レッズはこの勝利で55勝59敗でまだまだ借金がありますが、2位ブルワーズ(61-56)、3位カージナルス(59-55)は十分に射程圏内です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント