FA捕手、またしてもディール決定
現地2020年1月3日、やはりというか、案の定というか、ロサンゼルス・エンゼルスが捕手を補強しました。ツインズからFAとなっていたジェイソン・カストロ(Jason Castro)と1年で合意です。
契約は1年.85M
エンゼルスとジェイソン・カストロは1年$6.85Mで合意。オプションなどは現時点では判明しておりません。
エンゼルス、やはり捕手補強
アストロズとマーティン・マルドナードが再契約した際に書いたことですが、ジェイソン・カストロとのディールが決まる前のエンゼルスは、マックス・スタッシとアンソニー・ベンブームが正捕手候補として名前が上がっていましたが、スタッシはエンゼルス移籍後、打率.071とまったく奮いませんでした。
よって、ここは投手補強とともに捕手補強にも着手をと思っていたところ、結局、ツインズからFAのジェイソン・カストロ獲得に動きました。
もしもロビンソン・チリノス獲得に走った場合、2019シーズンのサラリーは$5.75Mでしたので、FA市場では今回のカストロより高くなっていたかもしれません。
ツインズはミッチ・ガーバー中心
ツインズがジェイソン・カストロを手放したのは正捕手のミッチ・ガーバー(Mitch Garver 29才: 2020シーズン)の活躍があったからです。ミッチ・ガーバーは2019シーズン、93試合で打率.273、OBP .365、SLG .630、HR 31、RBI 67、OPS+ 156、WAR 4.0という数字を残しました。
なおかつ、ツインズはDバックスからFAとなっていたアレックス・アビーラも獲得。こちらはガーバーのバックアップロールです。よって、ツインズは捕手を整備。新天地を探していたジェイソン・カストロとエンゼルスとの利害も一致しました。
ジェイソン・カストロとは
ジェイソン・カストロは1987年6月18日生まれの32才。2020シーズンの6月で33才を迎えます。ドラフトは2008年アストロズ1巡目指名(全体順位10位)。デビューは2010年6月で、23才の時です。
2016シーズンまでアストロズに在籍。FA後、2017年からツインズに在籍していました。この時の契約が3年$24.5M。2019年のサラリーは$8Mでしたので、今回はダウンでのサインとなっています。
アストロズ時代の2013年にオールスターに出場。MLB通算9シーズンで825試合に出場。打率.231、OBP .313、SLG .390、HR 86、RBI 292。
エンゼルスでは中心捕手に
ジェイソン・カストロとしてはレギュラーで出られる環境を求めていました。よって、スポットが空いている状態であったエンゼルスでは中心捕手として起用されることが予想されます。
大谷選手の良き相棒になれるか、またエンゼルス投手陣をどこまで引っ張れるか、注目ですね。また、エンゼルスはまだ投手の獲得を目論んでいるとは思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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