スポンサーリンク

【ALDS2024】ロイヤルズ、反撃及ばずALDSで敗退(Gm4)

ALDS Gm4: NYY 3 @ 1 KC

 現地2024年10月10日、ALDSが決まってしまいました。凌ぎに凌いできたロイヤルズでしたが、我慢できずに与えた失点が3点。中盤に意地を見せましたが、このシリーズで結果を出しているヤンキースのブルペンに封じられ1-3のスコアで敗戦。2015年以来のポストシーズンでしたが、ALDSで敗退ということになりました。

MLB Gameday: Yankees 3, Royals 1 Final Score (10/10/2024)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 なお、このゲームのファースト・ピッチはなんとザック・グレインキでした。

マイケル・ワカが5回途中2失点

 序盤からコツコツと安打を許してきたロイヤルズ先発のマイケル・ワカ。それもでよく凌いだとも言えます。ただ苦しかったのはイニングの先頭を5イニングのうち3度も出塁させてしまったこと。これが厳しい投球にもつながってしまいました。本人も出したくて出しているわけではないのが難しいところですね。

 立ち上がりにはいきなり、グレイバー・トーレスにリードオフ・ダブルを打たれ、2番のフアン・ソトにタイムリー・シングルを許して1失点。ヤンキースは2人で1得点を上げたことで勢いを得ました。

 2回には先頭のジャンカルロ・スタントンにどうやってそういう打球になるのか?という変わった当たりの1塁線への二塁打を打たれてピンチに。ただ、後続は凌ぎました。

 4回表には先頭のアーロン・ジャッジに四球。この後はオースティン・ウェルズからダブルプレーを奪い、ジャンカルロ・スタントンをポップフライに仕留めて事なきを得ず。ただ、当たっているスタントンの前にはランナーは出したくないですね。

 5回表、先頭を斬ったマイケル・ワカでしたが、つづくボルピーにLFへのシングルを許し、ランナーを背負います。8番のアレックス・ベルドゥーゴは2Bのマイケル・マッシーとボビー・ウィットとのコンビ・プレーでダブルプレーを狙うもバッターランナーのベルドゥーゴはセーフ。

 2アウト1塁とピンチを軽減させてきたワカでしたが、この後ジョン・バーティーとグレイバー・トーレスに連続シングルを浴びて1失点。0-2とリードを許します。マイケル・ワカはここで降板となりました。4.2 IPで被安打6、失点2、自責点2、BB 1、SO 2。

エルセグが中軸に打たれる!

 5回2アウトから登板したルーカス・エルセグ。ロイヤルズのブルペンにとっては一番いい投手と言っても過言ではありませんが、勝負どころと見たマット・クアトラーロ監督はここで投入してきました。

 そのエルセグは6回に先頭のアーロン・ジャッジに2塁打を打たれてピンチに。つづくオースティン・ウェルズには進塁打を打たれ、1アウト3塁でジャンカルロ・スタントンを迎えます。そのジャンカルロ・スタントンにエルセグは99.8mphの4シームをCFへゴロで運ばれ、これでロイヤルズは3失点目。

 6回表を終えて0-3とリードを許します。

ロイヤルズ、反撃するも1点のみ

 ヤンキース先発のゲリット・コールに5回まで封じらたロイヤルズ。放った安打はゲリット・コールに強いトミー・ファムの2安打のみでした。

 6回裏、両チームがヒートアップします。先頭のマイケル・ガルシアがトミー・ファム以外で初ヒットを放って出塁。ここで1番のマイケル・マッシーの打席でしたが、マッシーは1Bゴロに倒れ、これが3−6のダブルプレーに。

 1Bのジョン・バーティーが先にベースを踏んだので2塁はタッチ・プレー。この際、1塁ランナーのマイケル・ガルシアとアンソニー・ボルピーが交錯。ともに言い分のあるプレーで、ガルシアにとってはボルピーが肘を出してスライディングを邪魔したということ。ボルピーにとってはレイト・スライでまあ避けようとしたということでしょうか?ただ、マイケル・ガルシアは怒りが収まらず、塁上で揉めます。これで両軍のベンチ・クリアー。

 まあ、肘を出しすぎだとは思いましたが、マイケル・ガルシアはよく我慢したと思います。ここで乱闘となってはロイヤルズの戦力ダウンですからね。ただ、大事にならずにゲーム再開。

ベンチクリアー後に得点!

 せっかくのチャンスにダブルプレーとなったロイヤルズですが、ここでむしろ火が点いたようです。

 この後、Gm3で1本が出たボビー・ウィット・Jr.がシングルを放ち、チャンスメイク。さらにビニー・パスカンティーノがLFへ二塁打を放ち、これで1塁ランナーのボビー・ウィット・Jr.が生還してロイヤルズが1点を返します。

 しかし、ロイヤルズの反撃もここまで。7回はトミー・ファムがまたしてもゲリット・コールから安打を放ったものの、8回はクレイ・ホームズに三者凡退、9回もルーク・ウィーバーに抑えられ、ゲームセット。3-1のスコアでヤンキースが勝ち、ALCSへの進出を決めました。

 ヤンキースは先発ゲリット・コールが7回、被安打6、失点1、BB 0、SO 4と見事にゲームメイクしました。

ロイヤルズ、106敗からのALDS進出

 敗れたロイヤルズですが、2023年は56勝106敗。ここからオフシーズンの補強と苦戦した時代のドラフトが活きて、ボビー・ウィット・Jr.らが躍進。チャンプになった2015年以来のプレーオフに戻ってきたのは、素晴らしかったです。

 ボビー・ウィット・Jr.はALDSでは17-2で終わりました。来季はさらなる躍進があるといいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはフアン・ソトら計13名
【MLB2024Awards】ゴールドグラブ賞が決定!今季は14名が初受賞(追記あり)
【MLB2024】ポストシーズン記事一覧
【MLB2024】ドジャースがセレブレーション・パレードを実施!シーズンの激しさがわかる名スピーチも
【MLBトレード2025】ホルヘ・ソレアーがエンゼルスへ、グリフィン・カニングがブレーブスへ移籍
【WS2024_Gm5】ドジャースが5点差を跳ね返して見事にWS制覇!MVPはフレディー・フリーマン
【WS2024_Gm4】F・フリーマンに4試合連続HRが出るも、ドジャースは大敗
【WS2024_Gm3】ビューラーが快投、フリーマンが3戦連続HR!ドジャースがチャンプに王手!
【WS2024_G3】大谷は左肩を守りながら出場し、得点に絡む
【2024プレーヤーズ・チョイス】POYはアーロン・ジャッジ!大谷はNLアウトスタンディングに!
【WS2024_Gm2】ドジャース、連勝!山本が7回途中1失点の好投!エドマン、テオスカー、フリーマンにHR
【WS2024_Gm2】「肩ですね・・・左」大谷、盗塁で左肩を痛める(追記あり)
【WS2024_Gm1】大谷がワールドシリーズ初安打を放つ!
【WS2024】ワールドシリーズが開幕!ドジャースがフレディー・フリーマンの逆転サヨナラGSで1勝目(Gm1)!
【MLB2024】ワールドシリーズのロスターが発表される。ドジャースはエバン・フィリップスが抜ける
タイトルとURLをコピーしました