ALDS Gm4: CLE 5 @ 4 DET
現地2024年10月10日のガーディアンズ@タイガース戦のGm4は非常に面白いゲームでした。これぞ、ポストシーズンという素晴らしい展開。
地区ライバル同士の対戦はガーディアンズが1点差で勝利し、2勝2敗に。ALCS行きはGm5での決戦となりました。
リース・オルソン、立ち上がりに失点
先発はガーディアンズがローテーションの中心のタナー・バイビー。タイガースはオープナーではなく右腕のリース・オルソンが先発。
そのリース・オルソンですが、1、2番への投球のボールが高めに浮いてしまいました。スティーブン・クワンとカイル・マンザードに連続シングルを浴びて1、2塁のピンチを作り、ここでホセ・ラミレスを迎えてしまいます。ホセ・ラミレスの打席からようやくボールが低めに集まり始め、LFフライに抑えて1アウト。この後、スティーブン・クワンに3塁への盗塁を決められ、ジョシュ・ネイラーから三振を奪って2アウトまで漕ぎ着けるも、レーン・トーマスにRFへうまく運ばれてクワンが生還してまず1失点。ちょっと勿体なかった立ち上がりでしたね。
ただ、リース・オルソンは4イニングまで投げ、被安打5を浴びつつも1失点のみでなんとかゲームメイクしました。BB 1、SO4。
タイガース、すぐに追いつく!
0-1とリードを許したタイガースでしたが、2回裏に追いつきます。タナー・バイビーはこのイニングはコントロールを乱しました。タイガースはルーキーのコルトン・キースが四球を選んで出塁。つづくスペンサー・トーケルソンがシングルヒットで続き、さらにザック・マッキンストリーが四球を選んでノーアウト満塁の大チャンスを作ります。
ここでトレイ・スウィーニーがCFへ犠牲フライを放ち、コルト・キースが生還して1-1の同点に。
タイガースはさらにジェイク・ロジャースがSSへ捉えた当たりを放ったものの、これがブライアン・ロッキオの真正面。焦って離塁したトーケルソンが飛びしてダブルプレーとなり、1点のみでとどまりました。ここでもう1点を奪っておけば状況は変わったかもしれません。
中盤にシーソーゲーム
ホセ・ラミレスが一発
1-1のままゲームは膠着状態となりましたが、早めに風穴を空けたのはホセ・ラミレスでした。5回表、2アウトから打席が回ってきたホセ・ラミレスはタイガース2番手のタイラー・ホールトンの甘く入ったチェンジアップをLFスタンドに放り込み、2-1と勝ち越し。
José Ramírez.#ForTheLand | #GuardsBall pic.twitter.com/byLv0GON3G
— Cleveland Guardians (@CleGuardians) October 10, 2024
タイガースが勝ち越し
タイガースも負けてはいません。5回表に先頭のザック・マッキンストリーがLFへソロHRを放ち、2-2の同点に。タナー・バイビーはここで降板となりました。記録的には4回。被安打4、失点2、自責点2、BB 2、SO 3、HR1。
さらにタイガースは2アウト1、2塁からスペンサー・トーケルソンの代打のウェンシール・ペレスがLFへタイムリー・シングルを放ち、3-2と勝ち越し。このゲームで初めてリードします。
デービッド・フライが2ランHR
リードを許したガーディアンズは7回表、2アウトからタイガース3番手のショーン・グンサーを攻め、スティーブン・クワンがシングルで出塁。これが活きました。この後、2番のデービッド・フライが左中間に2ランHRを放ち、4-3と再びリード。
このような形で中盤は両チームともに点を奪い、シーソーゲームの展開に。
ガーディアンズ、スクイズで決勝点
ゲームは4-3でガーディアンズが1点をリードして9回へ。タイガースのピッチャーは8回からルーキーのジャクソン・ジョーブ。8回表は二塁打1本のみで抑えたジョーブですが、9回表は1アウトからブライアン・ロッキオとスティーブン・クワンが連続シングルを放ち、1アウト1、3塁のピンチを招きます。タイガースはここでウィル・ベストにスイッチ。
ガーディアンズはここでHRを放っているデービッド・フライ。犠牲フライでも1点の場面でスティーブン・ボート監督が出したサインはなんとセーフティー・スクイズ。MLBキャリアの中でもバントをしたことのなかったデービッド・フライですが、これを見事に決め、結果的にこれが決勝点となりました。ガーディアンズが5点目。
難しいコースの投球でしたが、微動だにせずに決めたデービッド・フライ。このバントはすごいですね。
David Fry in the 7th: pinch-hit, go-ahead, two-out, two-strike, clutch-as-hell homer
— Jeff Passan (@JeffPassan) October 11, 2024
David Fry in the 9th: guess I’ll just bunt in another run pic.twitter.com/2P6YUEkTco
デービッド・フライは打席前に監督にスクイズ行けるか?と聞かれたところ、アマチュア時代は打てなかったからよくバントのサインが出ていたから大丈夫と答えて打席に向かったと言います。
ガーディアンズがしぶい作戦で見事に2点のリードを作ったのは聞きました。
ガーディアンズは8回途中からクローザーのエマニュエル・クラセを投入済み。9回裏、タイガースは代打のジャスティン・ヘンリー・マロイ(Justyn-Henry Malloy)が二塁打を放ってチャンスメイク。この後、2本の内野ゴロの間に生還して4-5と1点差まで詰め寄りましたが、最後はマット・ベアリングが三振に倒れてゲームセット。5-4でガーディアンズが勝利し、シリーズは2勝2敗のタイとなり、決着はGm5に持ち越すこととなりました。
ケリー・カーペンターがハムストリングスを傷める
タイガースは6回裏の3点目を上げた時に2塁ランナーだったケリー・カーペンターがハムストリングスを傷めてしまい、DHであったケリー・カーペンターは7回の打席ではジェイス・ヤングに交代しました。
すぐには治らなさそうですが、タイガースはGm5までにケリー・カーペンターの症状を見て行くとしています。Gm5に影響するかもしれませんね。
12日のGm5はタリク・スクーバルとマット・ボイドのマッチアップ。投手戦が予想されますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント