レイズ、4HRでザックを攻略
現地2019年10月7日、アストロズ@レイズのALDS Game3がトロピカーナ・フィールドで行われました。
心配されたお客さんの入りも32,251名を集め、1塁側を中心にレイズに大きな声援が寄せられました。
スターティング・ラインナップ
対戦の相性からソガードを入れてくると思われたレイズでしたが、ブランドン・ラウを起用。
【ザックVSレイズ】
- Y・ディアス:3−1(.333)
- JM・チョイ:2−1 (.500)
- E・ソガード:7−2 (.286)
- T・ダーノー:11−3 (.273)
- J・アギラル:10−2 (.200)
- T・ファム:12−2 (.167)
- A・ガルシア:6−1 (.167)
- A・メドウズ:9−1 (.111)
一方のアストロズは捕手にマルドナードではなく、チリノスを起用。これはザックとの相性かもしれません。やはりレディックを使ってきました。
【モートンVSアストロズ】
- M・マルドナード:13-7 (.538)
- J・レディック:4-3 (.750)
- G・スプリンガー:5-2 (.400)
- Y・グリエル:3−1(.333)
- Y・アルバレス:2−1(.500)
- J・アルトゥーベ:10−2(.200)
- R・チリノス: 6-2 (.333)
- A・グレグマン: 4-1 (.250)
- M・ブラントリー: 15-3 (.200)
#ALDS Game 3!
— Houston Astros (@astros) October 7, 2019
⚾️ 12:05pm CT
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(サマリー)TBR 10, HOU 3
ある程度の投手戦を予想していたのですが、むしろ打線が活発でした。
1回表、ホセ・アルトゥーベのHRでアストロズが先制。
しかし、2回裏にレイズはケビン・キアマイアーが反撃の3ランHRを放ち、これで勢いをつけました。
3回裏にはジーマン・チョイ、4回裏にはブランドン・ラウにそれぞれソロHRが出て、5−1とリードしたところでザック・グレインキをノックアウト。
6回表、アストロズはこのイニングからマウンドに上がったチャズ・ローから3連打を放ち2点を返すも反撃はここまで。
レイズは6回裏にウィリー・アダムスにソロHRが出て1点を追加。さらに7回裏にはトラビス・ダーノーの犠牲フライでもう1点。
10-3で勝利し、対戦成績を1勝2敗としGame4 に望みをつなげました。
Game Score
チャーリー・モートン、古巣を相手にさらに進化
レイズ先発のチャーリー・モートンは立ち上がりこそ、アルトゥーベの被弾や四球、エラーとバタバタし、2回から4回までも毎回ランナーを出す投球でしたが、肝心な時に三振を取ることが出来、アストロズ打線にフラストレーションを感じさせる投球でした。
5回93球を投げて被安打3、失点1、与四球2、奪三振9、被本塁打1。
ザック、セットが攻略のいとぐちか。
ザック・グレインキは初回は完璧な投球。これはレイズ打線がまた苦労するなと予感させるほど達観した投球を披露しました。
打者のタイミングが合わないんですね。その理由は左足を上げてから体重移動する時に、きれいに体が流れずにタイミングを狂わせるような着地をするところかと思います。独特の流れのフォームです。
ところが2回以降、どうもレイズの打者とのタイミングが合っているように思いました。
違いはなにか?と思ったらランナーが出てからのセットポジションの投球。
2回裏は1アウトからアビサイル・ガルシアがシングルで出塁。そこから2アウト目の2Bゴロ、死球、そしてキアマイアーの3ランと続いたのですが、どうもセットのザックなりの投げ急ぎが原因ではないか?などという仮設を立ててみました。
ザックはそれこそ過去限りなくランナーを背負って投球してきていますが、この日の1回と2回の違いを見る限り、そのようなことを考えた次第です。
もう1テンポのタメがあるいかないかで合わせられやすくなるのでは?と思いました。初回の左足の着地は極端に遅いですが、以降はわりとスムーズに左足を着地させています。
ザックは4回途中、被安打5、失点6、与四死球2、奪三振5、被本塁打3でした。
アストロズ、W・マイリーを起用
アストロズですが、3番手に左腕のローテーション投手のウェイド・マイリーを起用しました。3戦先勝のALDSでは使いどころがないのでCSに向けての試運転の意味でも起用したと思いますが、よくなかったですね。
2.2イニングを投げて被安打4、失点3、自適点2、奪三振1、被本塁打1。
もう一度リリーフで使って、CSでは4戦で起用したいのではないか?と思います。
レイズ、ウィリー・アダムスが3−3
レイズ打線にとっての朗報は9番を打つSSのウィリー・アダムスに当たりが出たことですね。この日は3打数3安打1打点、1ホームラン。
これはいい流れになると思います。
G・スプリンガー、未だALDSで無安打
アストロズにとっての気がかりはやはりトップバッターのジョージ・スプリンガーです。この日は5打数0安打。
アルトゥーベが当たっているのでなんとか影響を最小限にとどめているといった感じです。
M・ブラントリーは2戦連続無安打
そしてアルトゥーベを置いて3番のマイケル・ブラントリーも当たっていません。Game1で2安打を放ったものの、Game2、3とヒットレス。
この1・3番で分断がそろそろ影響してくる頃かと思うので、Game4はちょっと手直ししてくるのではないか?と予想します。
レイズ、ゲーム4はオープナー!
一矢報いたれレイズですが、Game4は絶好調のジャスティン・バーランダーが相手です。Game1では7回1ヒッターと完膚なきまでに叩きのめされましたでのどんな工夫をしてくるのか。
そのレイズはアストロズ打線に対してGame4はオープナーを使います。
クローザーロールとも言っていいディエゴ・カスティーヨを先発に指名してきました。
知恵のレイズ、面白くなってきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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