ALCS Gm2: CLE 3 @ 6 NYY
現地2024年10月15日、ALCS Gm2が行われ、またもやガーディアンズは序盤にリードを広げられる展開となり、ヤンキースに6-3で敗れ2連敗となってしまいました。
タナー・バイビーが2回で降板
この日の先発はガーディアンズがタナー・バイビー、ヤンキースはゲリット・コール。タナー・バイビーは今季12勝8敗とトミー・ジョン手術のリハビリ中のシェーン・ビーバーに代わってローテーションの柱となった投手。
そのタナー・バイビーは1回裏、先頭のグレイバー・トーレスに二塁打を許し、さらにつづくフアン・ソトにもシングルを許し、ノーアウトで1、3塁のピンチに。
名手ロッキオがタイムリー・エラー
ここでアーロン・ジャッジを迎えたタナー・バイビーはカット・ボールでうまくタイミングをずらし、2塁塁上へのポップフライに仕留めるも、これを名手ブライアン・ロッキオ(SS)がまさかのエラー。これでグレイバー・トーレスが生還してヤンキースに先制点を与えてしまいます。
Bryan Rocchio drops the pop fly and the Yankees get on the board early 😱pic.twitter.com/iX5Z1CPFU9
— ClutchPoints (@ClutchPoints) October 15, 2024
ヤンキー・スタジアムはCF後方へと強い風が吹いていたので、さすがのロッキオも計算を誤ってしまったようです。初回はこの1失点のみ。
2回裏、バイビーはイニング先頭から3連打を浴びて簡単に2点目を献上。状況はノーアウト2、3塁でフアン・ソトの打席でしたが、ここでガーディアンズ・ベンチは申告敬遠を指示。スランプのアーロン・ジャッジとの勝負に出ました。バイビーはここで降板。2回持たず、屈辱の早期降板となりました。
この後、ブルペンのキーマン的存在であるケイド・スミスがジャッジに犠牲フライを打たれて、このイニング2失点目。ガーディアンズは序盤2回で3点のリードを許す展開となりました。
らしさが垣間見える攻撃も
ガーディアンズは4回表に1アウト満塁の大チャンスを作りましたが、代打のデービッド・フライと当たっているブライアン・ロッキオがそれぞれ凡退し、無得点。
ただ、5回表には「らしい」攻撃も見せました。まずは先頭のスティーブン・クワンがLFへシングルを放ち出塁。さらにこの日2番に入ったカイル・マンザードもシングルで続き、ホセ・ラミレスは四球。ノーアウト満塁となり、ここでジョシュ・ネイラーがRFへ犠牲フライを放ち、まず1点。
この後、レーン・トーマスが四球で歩き、ゲリット・コールはここで降板。そして代わったクレイ・ホームズからウィル・ブレナンが内野ゴロを放ち、この間にカイル・マンザードが返って2得点目。
この後、アンドレ・ヒメネスが四球で歩き、2アウト満塁となりましたが、オースティン・ヘッジスが三振に倒れて2点止まり。
ジャッジに一発
5回を終えて3-2のスコアでヤンキースがリード。ガーディアンズはなんとか踏ん張ってきましたが、6回裏にはリッゾにタイムリーダブルを打たれ、追加点を許し、7回裏にはアーロン・ジャッジについに一発を許してしまい、スコアは2-6に。
9回表、ガーディアンズはホセ・ラミレスにRFへのソロHRが飛び出しましたが、反撃もここまで。6-3のスコアでヤンキースが勝利。2連勝となっています。
先制点を奪えず
ガーディアンズの得意なパターンは強いローテーション陣がゲームを作り、この間にバントと走塁を絡めてつないで先制点を奪い、強烈なブルペンで逃げ切るというパターン。
レギュラーシーズンでは先制点を奪えば59勝16敗、このポストシーズンでも2勝0敗。しかし、先制点を奪われたときにはレギュラーシーズンでは33勝53敗、ポストシーズンでは1勝4敗。
さらに、レギュラーシーズンで3点差以上をつけられたときの成績は9勝50敗!ポストシーズンでも0勝4敗です。
MAX7戦ゲームで2-0となった場合・・・
最大7戦で4戦先勝のフォーマットで2連勝したチームがシリーズを勝ち抜いた例は91回中76回。その確率、実に84%。
逆に0勝2敗からシリーズを奪ったケースはこれまで計15回。直近では2023年のNLCSでDバックスがフィリーズを相手に0勝2敗から逆転してワールドシリーズに進出した例があります。
しかし、確率としてはグンと下がるということです。
また、現在の2-3-2方式では、ホームで最初の2試合に勝ったチームがシリーズを制したのは55回中44回(80%)となります。
果たして、ガーディアンズが巻き返しを図ることができるか?注目ですね。Gm3はヤンキースがクラーク・シュミット、ガーディアンズは今のところは未定です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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