2022 ALCS Game4 (HOU 6-5 NYY)
アストロズの強さばかりが目立ったALCS でした。
THE HOUSTON ASTROS ARE HEADED TO THE WORLD SERIES! pic.twitter.com/Cr7Gw5wies
— Houston Astros (@astros) October 24, 2022
現地2022年10月23日のALCS Game5はヤンキースが意地を見せたものの、エラーがらみでの失点で勝ち越しを許すというなんともしょっぱい展開でアストロズに勝ち越しを許し、スイープで敗れました。
意地は見せたヤンキース
ここまで全くいいところがなかったヤンキースはこの日、調子が良くなかったアストロズ先発のランス・マッカラーズ・Jr.から序盤に3点をリード。いずれもタイムリーでの得点で良い形でゲームを進めました。
コルテスが途中降板
2回まで順調だったヤンキース先発のネスター・コルテス・Jr.は3回にベロシティーがダウン。これにより、甘いボールを投げられなくなったコルテスはマルドナード、アルトゥーベとイニングの先頭から2者連続で四球を与えます。
ここでバッターはジェレミー・ペーニャ。ペーニャは5球目の甘くなったカットボールをLFスタンドに運び、これが3ランHRとなり、アストロズが3-3と同点に追いつきます。
コルテスはここで降板。どうやら左の股関節を傷めた模様。ベンチも判断が遅かったですね。
ワンディー・ペラルタがマウンドに上がりましたが、緊急登板となったため、3本の長短打でさらに1点を許し、3-4と逆転を許します。
それでもヤンキースは4回裏にリッゾのLFへのタイムリーで4-4の同点に。さらに、6回にはハリソン・ベイダーのソロHRで5点目を奪い、5-4と勝ち越しに成功。意地を見せます。
ダブルプレー失敗で逆転を許す
7回表、アストロズは1アウトからホセ・アルトゥーベが内野安打で出塁。
つづくバッターはジェレミー・ペーニャで、ジョナサン・ロアイシガがうまく2Bに打たせます。これでダブルプレーでチェンジというところでしたが、2Bのグレイバー・トーレスが速いトスを試みたものの、これがIKF(アイザイア・カイナー=ファレファ)の進行方向とは逆に投げてしまい、ダブルプレー成立ならず。
1Bランナーのホセ・アルトゥーベも諦めていたので、速くトスするなど必要などなかったのですが、このコンビプレーが崩れたのは痛かったです。
その後はヨルダン・アルバレスに同点タイムリーを許し、さらに、RBIマシーンと化しているアレックス・ブレグマンに勝ち越しシングルを打たれ、アストロズが6-5と1点をリード。
ヤンキースにこれを跳ね返す力はもう残っておらず、8回、9回は無抵抗の三者凡退に。
アストロズが6-5と勝利し、2年連続でワールドシリーズ進出を決めました。
MVPはジェレミー・ペーニャ
シリーズMVPはこの日の同点3ランを含む、2HR、4 RBI、打率.353、OBP .353、SLG .824、OPS 1.176をマークしたジェレミー・ペーニャが獲得しました。
ALDSから素晴らしい活躍をキープしており、ホセ・アルトゥーベの不調を見事にカバーし、ヨルダン・アルバレスにつないでいます。
アストロズは2017年から6年連続でALCSに出場。このうち4度もワールドシリーズ進出を果たしています。
カルロス・コレアが不在となった今季もジェレミー・ペーニャのような存在を内部から供給できていますし、強い訳ですね。
なお、今ポストシーズンはALDS、ALCSをスイープしましたから、7勝0敗。投手のERAは1.88!そして72.0イニングで奪三振が89!
これでワールドシリーズはフィリーズVSアストロズというもっとも面白い組み合わせとなりました。
【YOUTUBE】Jeremy Peña is becoming a STAR!! The rookie wins ALCS MVP as he shines in sweep against Yankees!
ジャッジのピンストライプ
さて、アーロン・ジャッジですが、このゲームでも4-0。
今ポストシーズンは36-5、打率.139、OBP .184、SLG .306、HR2、RBI 3でした。今オフにFAとなるジャッジはSFジャイアンツが熱心にリクルートしているとの噂も。ひょっとしたらピンストライプはこれが最後か?? 動向が気になりますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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