いよいよ、チャンピオンシップ・シリーズが始まりました。
まずはア・リーグからです。現地2017年10月13日、ヒューストンにて、アストロズVSヤンキースのALCS Game1が開催されました。
ダラス・カイケルと田中投手の先発で始まったこのゲームは両投手がしっかりとゲームメイク。好プレーも飛び出したしまった展開となりました。
このゲーム、ピッチャーの頑張りを前提としてのことですが、ポイントとなったのは5回表のアストロズの守備です。
そこに行く直前の4回裏、好投の田中投手を相手にまずはアストロズが先制します。
1アウトからホセ・アルトゥーベがシングルで出塁。アルトゥーベは続くカルロス・コレアの打席で2塁へのスチールに成功。警戒されながらの盗塁はさすがというほかありません。
スコアリングポジションにアルトゥーベを置いて、カルロス・コレアはアウトコースの難しいボールを三遊間に叩いて、2塁からアルトゥーベが生還して、アストロズがまず1点。
アストロズは2アウトからユリ・グリエルにもタイムリーが飛び出し、この回2点め。2−0とヤンキースをリードします。
そして、5回表ですが、ヤンキースは先頭のグレッグ・バードがシングルで出塁。つづく、マット・ホリデーのボテボテの2B前のゴロを名手、ホセ・アルトゥーベがファンブル。
ヤンキースがノーアウトで1・2塁とチャンスを迎えます。得点を取られた直後に取り戻せばヤンキースの流れができるだけにここはアストロズとしても踏ん張りどころでした。
ダラス・カイケルはトッド・フレイジャーとブレット・ガードナーをなんとか抑え、2アウト。
ここでアーロン・ジャッジを迎えます。アーロン・ジャッジはフルカウントから三遊間へシングルを放ち、これで2塁からグレッグ・バードが還って、1点を返すか?と思われたところ、それを阻止したのが、アストロズLFのマーウィン・ゴンザレス(Marwin Gonzalez)。
マーウィン・ゴンザレスはアーロン・ジャッジが打席ということでかなり深い守備位置についており、これは楽々セーフかと思われたのですが、なんとパーフェクト・スローを見せ、ホームでバードをアウトにし、ヤンキースに得点を許しませんでした。
これは大きかったと思います。
その後、ヤンキースは9回にグレッグ・バードがRFへ大きなHRを放ち、1点を返しましたが、ファイナルスコアは2−1でアストロズ。
見応えのある投手戦で少ないチャンスを活かすかどうかのレベルの高い攻防に本当に魅力のあったゲームでした。
アストロズはこれでシリーズ1勝目。
田中投手ですが、6回を投げ、アストロズ打線をたった4安打に抑える好投。ボールも走っていましたね。これはもうアストロズ打線を褒めるしかないと思います。
ダラス・カイケルは7回を被安打4、10奪三振。今日もチェンジアップが冴えていました!
Game2はバーランダーと、ルイス・セベリーノの投げ合いです。
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Game Score ALCS Game1
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