2022 ALCS Game4 ( HOU 5-0 NYY)
現地2022年10月22日、アストロズ@ヤンキースのALCS Game4が行われ、アストロズがヤンキースに5-0のシャットアウト勝利を納めました。これでアストロズは3連勝とし、ワールドシリーズへ王手。
一方のヤンキースはこの日も元気なし。このまま終戦となるのか?それともここから巻き返すのか?良い要素が見つからないまま追い詰められた状況となりました。
ヤンキース、ゲリット・コールで敗戦
Game2では、ルイス・セベリーノが3回裏に失点。ランナーを2人背負った状態でヨルダン・アルバレスを迎え、ここは要警戒のバッターを1Bゴロに抑えて2アウトまで奪ったものの、次打者のアレックス・ブレグマンに勝負強い打撃を許してしまい、3ランHRで3失点。
ヤンキースはその直後の4回表にフランバー・バルデスから内野ゴロとタイムリーで2点を返し、2-3と1点差までリカバリーしましたが、その後は打線が沈黙。2-3のまま敗れました。
先制の失点はエラーがらみ
この日は舞台をブロンクスへ移し、巻き返しを図るべくエースのゲリット・コールを投入。ゲリット・コールは16日のALDS Game4に登板してから中5日を空けてのマウンド。休養は取れてはいるものの、今ポストシーズン3度めの登板。疲れが心配されましたが、ベロシティーはいつも通りという感じでしたが、2回表に失点。
2アウトまで奪うも、クリスチャン・バスケスの右中間へのフライをCFのハリソン・ベイダーがRFのアーロン・ジャッジとすれ違いざまに落球し、アストロズのチャンスのドアを開けてしまう形に。
このチャンスにアストロズは伏兵チャズ・マコーミックがジャンカルロ・スタントンばりの打撃で、RFへの弾丸ライナーのHRを放ち、アストロズが2-0と先制。これはゲリット・コールにとってアンラッキーな失点となりました。
ゲリット・コールは3回から5回まではホセ・アルトゥーベに打たれた2塁打、四球だけの投球で再びゲームメイクを試みます。
しかし、6回表、ゲリット・コールは先頭のアレックス・ブレグマンに二塁打、つづくカイル・タッカーに四球、そしてユリ・グリエルにRFライン際に落とされ、満塁となったところで降板。
その後、ルー・トリビーノがリレーしましたが、トレイ・マンシーニにLFへ犠牲フライを打たれ、3点目。さらに、つづくクリスチャン・バスケスにLFへシングルを許し、ランナー2人が還って計5失点目。アストロズが6回表の時点で5-0とリードします。
ゲリット・コールは5.0イニングで被安打5、失点5、自責点3、BB2、SO7、HR1という成績でした。
アストロズは5回2アウト以降、ヘクター・ネリス、ライン・スタネック、ハンター・ブラウン、ラファエル・モンテロ、そしてブライアン・アブレイユとつなぎ、無失点リレー。アストロズが5-0のスコアでヤンキースのシャットアウト勝利を納め、ALCS3勝目を上げたのでした。
クリスチャン・ハビエルが1ヒッター
アストロズの先発は右腕のクリスチャン・ハビエル。本来ならランス・マッカラーズ・Jr.の登板でしたが、ALDSのセレブレーションで、右肘のワインのボトルを当て、腫れが出たということでGame4の先発から1日前倒しで登板。
ハビエルは、5.1イニングで1ヒッター、BB3、SO5という成績で、2回表に味方打線が獲った2得点を守りきり、ブルペンへ後を託しました。ナイス・ピッチングでしたね。
ホセ・アルトゥーベに初ヒット
なお、今ポストシーズンでALDSから全くヒットがなかったホセ・アルトゥーベは、上述の通り、5回表にゲリット・コールから二塁打を放ち、ようやく1安打が生まれました。これで乗るかと思いましたが、このゲームのそれ以降の打席はSSゴロと三振でこの日はとりあえず1安打。
Game4に向け、いい傾向かと思います。
ヤンキース打線、またしても二桁三振
とにかく打てないヤンキース打線はこのゲームでも11三振。Game1では17三振、Game2では13三振だったので、3戦で計41三振ということに。
Game4の先発はランス・マッカラーズ・Jr.とネスター・コルテス・Jr.となっています。
ヤンキースは万が一、スイープということになれば、ブーン監督がどうなるかわからない状態になってきました。
なお、本来なら強力打線の厚みに一役買っているDJ・ルメイヒューはシーズン終盤からつま先の怪我でこのALCSもロスターには入っておりません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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