アストロズがWSへ
アストロズ先発のチャーリー・モートンがやりました!
現地2017年10月21日のALCS Game 7 は、ヤンキース打線の活発化を懸念していたのですが、しかし、そこに立ちはだかったのが、アストロズ先発のチャーリー・モートンでした。
C・モートンがナイスピッチング
Game3では後続が打たれたとは言え、先発し4回もたず7失点とゲームメイクできず、ヤンキース打線に火をつけてしまったモートンでしたが、この日はすごかったですね。
ファストボールのMAXが97マイル/h(156.1km/h)を計測。そして自慢のブレーキング・ボールが非常に有効で、これがヤンキース打線を翻弄しました。
地元の声援をバックにという要素もあったかもしれませんが、とにかくファストボールのキレがよかったので、余計にブレーキング・ボールが有効だったように思います。
このプレッシャーのかかるマウンドで、モートンはヤンキース打線をたったの2安打、奪三振5、無失点の快投で流れを引き寄せました。
アストロズにとっては数字以上に苦労して凌いだ結果の無失点だったように思います。
流れはよくなかったです。
2回裏、アストロズの攻撃でユリ・グリエルのHR性の当たりをアーロン・ジャッジがリーピング・キャッチ。
完全にスタンドインする軌道だっただけに、アストロズにとっては手中にしていた先制点が逃げていったという印象があったと思います。
しかも、攻撃のキーマンの好プレーだっただけに不気味でしたでしょうね。
しかし、それを払拭するかのように、チャーリー・モートンが3回と4回を三者凡退に。アルトゥーベの好守備にも助けられました。
サバシアが崩れる
一方のヤンキース先発のCC・サバシアは2回当たりからちょっと怪しいピッチングに。
決して悪くはなかったのですが、前回登板ほど、コントロールが定まっていませんでしたので、そろそろ失点しそうな気配はありました。
エバン・ガティスが先制HR
4回裏、先頭のエバン・ガティスの打席でアウトコースのチェンジアップがやや内に入り、これをガティスに狙われました。これが先制のHRとなり、アストロズが1−0とリード。
トミー・ケインリーが凌ぐ
その後もランナーを出したところで、サバシアは交代。トミー・ケインリーにマウンドを譲りました。ケインリーはジョージ・スプリンガーをダブルプレーに取り、この回を1失点でしのぎます。
モートンにとっての最大のピンチは5回表。先頭のグレッグ・バードに初球の2シームを叩かれ、2塁打に。
スターリン・カストロは三振に仕留めて1アウトを取ったものの、アーロン・ヒックスの時にワイルド・ピッチが出て、ランナー3塁のピンチに。
さらに、アーロン・ヒックスには四球を出し、1アウトランナー、1・3塁のピンチ。
アレックス・ブレグマンが好送球
ここで味方守備が好プレーが出ます。トッド・フレイジャーを相手に、モートンは初球、カーブで入って様子を見ます。いい配球だと思いました。
そして、カーブの意識を植え付けたまま、2シームを2球続け、これにイケイケのフレイジャーが食いついてくれました。
3Bゴロとなり、微妙な当たりでしたが、グレッグ・バードはホームへGO!
これを3Bのアレックス・ブレグマンが好送球。
ブライアン・マッキャンもスライディングでミットが持っていかれそうでしたが、うまく処理してホームでアウトにし、失点を防ぎました。
外野フライを打たせなかったところがよかったですね。
まだランナーが2塁にいましたが、チェイス・ヘッドリーを2Bゴロに打ち取り、これで3アウト。この回をよくしのいだと思います。
ピンチの後にチャンスありで、5回裏、アストロズは1アウトからホセ・アルトゥーベがライトへ効果的なソロHRを放ち、アストロズが2−0に。
その後もカルロス・コレアとユリ・グリエルが連打で出塁して、1アウト1・3塁。
つづくエバン・ガティスに期待がかかりましたが、三振に倒れ、2アウトに。
怪しい流れになるも、つづくブライアン・マッキャンが、強振。これがライト線をやぶる2塁打となり、二人が還り、アストロズが4−0とリードを拡大。
この回、1点止まりだとかえってヤンキース打線に火がツキそうでしが、計3点を取ったのは大きかったですね。
6回からアストロズのマウンドに上がったのは、ランス・マッカラーズ・Jr.。
もう最後なので先発要員を持ってきましたね。
マッカラーズ Jr.はまったく危なげない投球でヤンキース打線を封じ込みました。4回を被安打1、無失点、与四球1、奪三振6。
結果、モートンと二人で、ヤンキース打線をたった3安打に封じ、アストロズが4−0で勝利。ワールドシリーズ進出を決めました。
2005年以来のWS
アストロズは2005年以来のワールドシリーズ出場です。
ちなみに、当時はロジャー・クレメンスが中心の時代で、ナ・リーグ中地区でした。
この年は井口選手がいたホワイト・ソックスとのWSとなりましたが、いずれも僅差で敗れ、4連敗で惜しくもチャンプにはなれず。
アストロズは、前身のコルツ時代(1945−1964)も含めて、まだWS制覇をしておりません。今回で初制覇になるか、注目ですね。
ワールドシリーズは現地2017年10月24日から。日本時間、25日(水)朝9時プレーボールです。初戦はカイケルとカーショウ。ドジャース・ホームです。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
こんにちは。バードは雑でしたね。
コリジョン・ルールがあるから、当たらなかっただけマシでしょという顔もまずかったと思います。
私の中ではマッキャンの男っぷりの株がグンと上がりました。紳士でしたよね!