キャリア12年、強打のM・ナポリ
エンゼルス、レンジャーズ、レッドソックス、インディアンスなどで過ごした打てる捕手のマイク・ナポリ(Mike Napoli)が現地2018年12月8日、残念ながら引退を表明。キャリア12年、37才での決断でした。
2017年がMLB最後
2013年のレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献したマイク・ナポリ。その時の活躍は非常に強烈なものでしたが、2018年に活躍のニュースがなく、心配になっておりました。
最後に出場したのは2017年に9月4日、レンジャーズでのマリナーズ戦でした。
2017年のシーズン終了後にレンジャーズをからFAに。あの遅かった2017−18のFA市場で2月28日にインディアンスと合意。しかし、3月22日にリリースとなり再びFAとなっていましたが、3月24日に再度契約(マイナー契約)。
いずれ大事な時期にコールアップされる準備をしていたところ、悲劇が起こりました。
AAAでACL断裂(2018年4月)
現地2018年4月18日、トリプルAのゲームに1Bで出場していたナポリは1塁ファウル・フライを追いかけていたところ、転倒。悶絶します。
ブルペンのマウンドではなく、ホームプレートのところで転びましたから、土と人工芝の切れ目が引っかかったのかもしれません。上をむいていますから、低い段差があっても、こういうことは起こると思います。
この怪我が重症で、全治14ヶ月ほどが見込まれるシーズン・エンディングの右膝Torn ACL (膝十字靭帯の断裂)でした。
今回の引退はやはりこの時の大怪我が致命的になったと言わざるを得ないですね。
2018年はこの大怪我の日を含め、トリプルAで8試合に出場したきり。2018年11月にFAにはなっておりました。
スタッツ
ナポリの通算キャリアをまとめると、このような輝かしい数字が並びます。
- 2012 ASG出場
- シーズン20HR 8度達成(2008-2013、2016 & 2017)
- シーズン30HR 2度達成(2011、2016)
- シーズン100 RBI (2016)
- ワールドシリーズ出場(2013/BOS)
馴染みの選手
ダルビッシュ投手が2012年にMLBにデビューしてはじめて組んだバッテリーがマイク・ナポリ。当時はジオバニー・ソトともよくコンビを組んでいましたね。
その他に2013年にレッドソックスにいた時には、すでに1Bとして活躍しておりましたが、当時クローザーを務めていた上原投手、セットアップを務めていた田澤投手ともチームメイトでした。
田中投手に対して”idiot”と発言したとかしなかったとかの事件もありました。idiotは結構ひどい意味の言葉ですね。アメリカのバッターはピッチャーに対してHRを打った後に「あんな球投げやがって、あいつはXXだ」みたいなことは結構言います。
ナポリの声明
フロリダにもハリウッドというところがあるのですね!
動画
ナポリがポストシーズンではなった8HRの動画です。
キャリア初HRと最後のHRの動画です
生のマイク・ナポリを見ていました!
筆者は現地でマイク・ナポリを見ておりました!2007年4月3日のエンゼルスタジアムで行われたレンジャーズ戦です。
画面にはメイサー・イズトゥリスが写っておりますが、スタメンのラインナップの捕手がマイク・ナポリ。
エンゼルス・ファンから絶大な声援を受けていたのを覚えています(お世辞でもなく)。期待されているプロスペクトなのかなと思ってみておりました。
このときはブラディミール・ゲレーロとレンジャーズのマイケル・ヤング、サミー・ソーサに気が向いていたので悔しい限りです(笑)。
なお、ゲームを見る限り、5番LFのギャレット・アンダーソン(Garret Anderson )がとてもいい選手に思えました。また、これもナポリ引退と関係ありませんが、ゲーム前のゲレロのキャッチボールの遠投、えげつなかったです。
マイク・ナポリ、お疲れさまでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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