アンチ・ドラッグ対策
こんにちは(^^)
現地2013年1月10日、MLBのコミッショナーであるバド・セリグは、MLBPA(MLB Player Association)、通称MLB選手会と禁止薬物規定の厳格化に合意したと発表しました。
これは現在用いられている、2016年まで有効の「包括的労働協約(Collective Bargaining Agreement)」を修正する形で選手会と合意文書を交わしております。
これまではスプリングトレーニングのみ
これまでの現行法上では、血液検査が行われたのはスプリング・トレーニングのみでレギュラーシーズンは実施されていませんでした。
これからはシーズン中も抜き打ちで
そこをレギュラー・シーズン中にも行えるようにし、しかも「抜き打ち」で「全選手」が対象です。
ただ、2013年のポストシーズンでは行われません。
選手が検査されるのは、具体的には、HGH(Human Growth Hormone):ヒト成長ホルモンとテストステロン検出検査のための、血液検査を行うということになります。
そのデータは、モントリオールにあるWADA(World Anti-Doping Agency:世界反ドーピング機関)の公認研究所で全ての選手のデータが厳格に保管されます。
2013年1月のHOF
2013年1月9日のHOFの発表におきましても、クレメンス、ボンズ、ソーサという薬物疑惑のある選手の殿堂入りに関してはかなり議論が起こりました。
結果的には3名とも殿堂入りとはならなかったものの、今後も3名の成績と、薬物の恩恵に関する因果関係の有無はつきまといます。
ひどい自転車レース業界
自転車レースの世界では、今ひどいことになっています。
98年のツール・ド・フランスでは酸素運搬能力を向上させて持久力を上げる物質を使用した選手が多数いたことが発覚。死に至る危険が指摘されました。
そしてつい最近では、ツール・ド・フランス7連覇のランス・アームストロングという選手がやはりドーピング使用の疑いにより、その7連覇のタイトルはく奪と永久追放処分を受けました。
彼はガンから復帰した選手だっただけに、余計にファンを失望させました。6日の記事では、薬物使用を認める声明を発表するのではないかとも報道されています。
アームストロングは2013年1月14日、薬物使用を認めました。
2012年メルキー・カブレラが50試合出場停止
2012シーズン、メルキー・カブレラは、ASGでMVPを獲得するほど活躍し、首位打者の可能性も高かったのですが、テストステロンの使用が発覚。
結果、50試合の出場停止処分となり、ポストシーズンにも出られませんでした。
メルキーの2012年はもったいなかったですね。
競技力アップ→報酬増が動機
どのプロスポーツもそうですが、薬物に手を出すのは結局はお金のためです。
肝心なところで最高のパフォーマンスを発揮したい!あるいは、疲れを感じないようにしたいと思って薬物に手を出す。
いい成績を上げることでブランドとの関係を継続させたいとか、年俸をアップさせたいとかほとんどがそんな動機です。
また、そういう時に限ってどこからともなく「絶対見つからないルートがあるよ!」みたいなことを言う輩も出てくるんでしょうね。
そして選手はお金も名誉も失ってしまう。
お金や名誉ならまだましです。自転車レースの選手のように、命まで落としてしまうケースもあります。
一時の名誉や賞金、報酬増を狙うとはどう考えても損でしょう。
明石家さんまがいいことを言っています。
「生きてるだけでマル儲け」
実に深い言葉だと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
こんにちは
自転車チーターがついにですか(^^
MLBに限らず情報はやいですね。 流石です!!!
赤とんぼ様、
こんにちは(^^)
オプラ・ウィンフリー女史とのインタビューでしたので、かなり突っ込んだようですね。
今後のスポーツ界のためにも「激白」するほうがいいと思います。
> こんにちは
> 自転車チーターがついにですか(^^
> MLBに限らず情報はやいですね。 流石です!!!