ウィーラーのメジャー・デビュー
こんばんは(^^)
現地2013年6月18日に、ニューヨーク・メッツのザック・ウィーラー(Wheeler, Z)がメジャーデビューを果たしました。
デビュー戦となったVSブレーブス
敵地ターナー・フィールドでのブレーブスとのダブルヘッダー第一試合では、2013年のメッツの中で話題を独占しているマット・ハービーが先発し、約1ヶ月ぶりの勝ち星を上げました 。
敵地でのダブルヘッダーの2試合で、大物プロスペクトを先発させたメッツはなかなか思い切ったことをしますね。ホントは興行的には地元でデビュー戦を投げさせたかったでしょうが、地元ジョージア州出身ということも考慮に入れたのでしょう。ご両親がスタンドに応援にきていたようですね。
そのザック・ウィーラー、いい投げ方をするんですよね!
もうこの↓写真を見ただけでゾクゾクしてきます。
マーリンズのホセ・フェルナンデスも美しい投げ方ですが、ザック・ウィーラーは手足が長い分、より美しいフォームに見えます。
では、そのゲームの動画をご覧ください。
すごいボール投げてます!!!
【YOUTUBE】2013/06/18 Wheeler’s winning debut
ザック・ウィーラーは、デビュー戦を6回(102球)、被安打4、失点0、奪三振7、与四球5と素晴らしい投球を見せました。初回は緊張のせいか、23球を投じてストライクが8球だけでした。コントロールは、これから精度が上がっていくと信じています。
MAX 98.35マイル
この日のファストボールのマックスは98.35マイル(158.28キロ)、アベレージで96マイル(154.5キロ)は出していたと思われます。ボールの伸びがちょっと異次元ですね。
この日、ブレーブス打線に対して用いた球種はこんな感じです↓。
【ウィーラーの持ち球】
※単位はmph
- 4シーム:Max 98.35(平均で約96)
- シンカー(2シーム):Max 97.12 (平均で約95)
- チェンジアップ:Max 87.25(平均で約86)
- スライダー : Max 91.23 (平均で約89)
- カーブ: Max 80.71(平均で約78)
コントロールに苦心したのはファストボールとカーブでした。初先発ですし、初回の分は差し引いて考える必要はありますね。次回以降の登板が本当に楽しみな投手です。
ザック・ウィーラーのプロフィール
1990年5月30日、ジョージア州生まれの23才。
身長は6′ 4(193.04 センチ)、体重は185 lb(83.91 キロ)。ややほっそりした感じですね。
SFG1巡目
2009年アマチュアドラフトで、サンフランシスコ・ジャイアンツから1巡目(全体6位)で指名され契約。
2011年7月28日のトレード・デッド・エンドの時期に、当時ジャイアンツにいたカルロス・ベルトラン(Beltran:現カージナルス)とのトレードでメッツに移籍。
日本では考えられないことですが、超ベテランの大物野手とメジャーデビューしていない若手とのトレードです。 メジャーでは、イキのいい若手の有望株を欲しがります。まだサラリーが上がっていないことと、ベテランを雇う時の故障のリスクなどを考えると、どうしても若い選手の方を優先する傾向が強いです。そして若い選手が出てきた時は、この日のように話題にもなりますし、チームも活気づきますから。
マイナーではその素材の良さから最初の2年間は故障などしないよう慎重に育成されました。
レベルを上げていったのは2012年からで、この年ダブルAからトリプルAを経験。満を持してのメジャーデビューでした。
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m
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