MLB史上初”という冠がついたゲーム
現地2013年6月5日、マリナーズがすごいゲームをやりましたね!MLB.comはもちろん、ESPN、NBCなどアメリカ・スポーツ・ネットワークでもトップニュースです(^^)
ご覧の通り↑、延長16回までもつれ、試合時間が5時間42分! 両チーム合わせて33安打!
このゲームはシアトルのローカルタイムでお昼12:40にプレーボールとなったわけですが、平日の真昼間ということで、お客さんの入りも今ひとつ。
フルの収容能力47,116人に対して、観衆20,139人と、42.3%の入りでした。
しかし、プロ野球の法則というか、こういうあまり注目されていない日のゲームに限ってトンデモない好ゲームが行われたりするものなんですよね。
今日がまさにそういうゲームでした(^^)
岩隈投手がすごい投球をしたのに!
このゲームは岩隈投手の登板日ということで、日本人は割りと注目していたかもしれませんね。
その岩隈投手は前回31日のツインズ戦でも8回を無失点に抑えており、調子は非常にいいです。この日も好調をそのままに、アダム・ダンやポール・コネルコというスラッガーのいるホワイトソックス打線をハッキリ言って手球に取りました!!
序盤は4シームと2シームというファストボール系が多めで、中盤以降にスプリットを増やすという、バリエーションを増やして幻惑させるパターンでした。ベテラン捕手、ケリー・ショパック(Shoppach)のリードもよかったと思います。
岩隈投手は味方打線がダブルプレーで何度もチャンスを潰す中、辛抱強く投げ抜き、8回(99球)を投げきり、被安打がたったの3、失点は0、与四死球0、奪三振5という素晴らしい投球を披露しました。
ERAがなんと1.94!!とア・リーグ2位に踊り出ました!また、WHIPは0.83は両リーグ通じて1位です!!
↓その素晴らしい投球の動画です
【動画】Iwakuma’s impressive start(2013年6月5日)
とにかく岩隈投手は今日もナイスピッチングだったのですが、その後の展開が凄すぎて、その素晴らしい努力が霞んでしまいました。
F/14以上で両チーム5点以上、GSがMLB初
上の画像のスコアをご覧いただいておわかりの通り、延長14回表にマリナーズは5点を奪われてしまったにもかかわらず、その裏に5点を奪い返したのです!!
どこがMLB史上初だったかと言いますと、
- 両チーム無得点の0-0で延長戦に入ったゲームで両チームとも5点以上の点を取ったのがMLB初!
- 延長で同点の満塁弾を放ったのもメジャー史上初(マリナーズ:シーガー)!
両チーム総力戦
ホワイトソックスが5点を取った流れですが、マリナーズは延長12回表の途中までに岩隈投手を含め5人の投手をつぎ込んでいました。
6人目のダニー・ファークハー(Farquhar)は12回表の途中から13回までよく投げていたのですが、14回表にこらえきれず1失点。しかも満塁にしてマウンドを譲ります。
マリナーズはブルペンを使いきっており、ヘクター・ノエシ(Noesi)に任せるしかありませんでした。満塁の場面でマウンドに立った7人目のノエシは1アウトを取るものの、その後3本の長短打を浴びて4失点。 決定的な5点を奪われたのでした。
カイル・シーガー、延長14回にGSでタイ
完全にゲームが決まったと思われたマリナーズの14回裏です。
- N・フランクリン:センターフライ 1アウト
- M・ソーンダース:レフト前シングル
- K・ショーパック:レフト前シングル
- B・ライアン:レフト前シングル
- エンディー・チャベス:レフト前シングルで1点目
- J・ベイ:空振り三振 2アウト
- K・シーガー:ライトスタンドに満塁ホームランで5点!
- K・モラレス:レフトフライ
そのシーガーの同点HRの動画です↓
この粘りは凄かったですね! これを見たお客さんはラッキーです(^^)
H・ノエシ、堪えきれず
その後、ノエシは15回表もふらふらながら、なんとか無失点で乗り切ったのですが、16回表につかまり2失点でゲームはきまりました。マリナーズはその裏は3人で終わりました。
すごいゲームでした(^^)
ただ、マリナーズは1回から7回までずっとチャンスを潰してきたというヒドイ攻撃があったのも事実。
ぜひ、この追い上げを自信にもっとしっかりと野球をやってもらいたい。
リキャップです↓
【動画】Recap: CWS 7, SEA 5 – F/16(2013年6月5日)
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m
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