2018ノンテンダーFAの発表
現地2018年11月30日、ノンテンダー・デッドラインを迎えたMLBの各クラブはノンテンダーリストを発表しております。中には驚く名前も。
2018 ノンテンダーFAリスト(40名)
- ビリー・ハミルトン(Billy Hamilton) OF, CIN →KCRへ
- ジョナサン・スコープ(Jonathan Schoop) INF, MIL →MINへ
- アビサイル・ガルシア(Avisail Garcia) OF, CWS →TBRへ
- マット・デービッドソン(Matt Davidson)1B/DH, CWS→TEXへ
- ウィルマー・フローレス(Wilmer Flores)OF, NYM →ARIへ
- シェルビー・ミラー(Shelby Miller)RHP, ARI→TEXへ
- ヤンガービス・ソラルテ (Yangervis Solarte) INF, TOR
- ブラッド・ボックスバーガー(Brad Boxberger)RHP, ARI→KCRへ
- ジェームズ・マッキャン(James McCann)C , DET→CWSへ
- ロビー・グロスマン(Robbie Grossman)OF , MIN
- マイク・ファイヤーズ(Mike Fiers)RHP , OAK→OAKと再契約
- ジャスティン・ボーア(Justin Bour )1B , PHI→LAAへ
- ハンター・ストリックランド(Hunter Strickland)RHP , SFG→SEAへ
- マット・ブッシュ(Matt Bush)RHP , TEX
- ティム・ベッカム(Tim Beckham)INF , BAL→SEAへ
- ブレイク・パーカー(Blake Parker) RHP , LAA→MINへ
- マット・シューメーカー(Matt Shoemaker)RHP, LAA→TORへ
- ケンダール・グレイブマン(Kendall Graveman)RHP, OAK→CHCへ
- ルイス・アビラン(Luis Avilan) LHP, PHI
- ロナルド・トレイエズ(Ronald Torreyes) INF, CHC→MINへ
- ダン・ジェニングス(Dan Jennings) LHP, MIL
- ゼイビア・セデーニョ (Xavier Cedeno ) LHP, MIL
- クリス・ヘルマン(Chris Herrmann) C, HOU
- ババ・スターリン(Bubba Starling) OF, KCR
- ジェイソン・アダム(Jason Adam)RHP, KCR
- アンドレス・マチャード(Andres Machado)RHP, KCR
- サミール・デュエネス(Samir Duenez)1B, KCR
- クリス・オーウィングス(Chris Owings)INF/OF, ARI
- アレックス・ウィルソン(Alex Wilson) RHP, DET
- コリー・ギアリン(Cory Gearrin)RHP, OAK
- カレブ・ジェセフ(Caleb Joseph) C, BAL
- ゴーキース・ヘルナンデス(Gorkys Hernandez) OF, SFG
- ジャスティン・ハンコック(Justin Hancock) RHP, CHC
- アレン・ウェブスター(Allen Webster) RHP, CHC
- リカルド・ロドリゲス(Ricardo Rodriguez)RHP, TEX
- ザック・カーティス(Zac Curtis)LHP, TEX
- エイドリアン・サンプソン(Adrian Sampson)RHP, TEX
- アリスティデス・アキーノ(Aristides Aquino) OF, CIN→CIN(再)
- フアン・グラテロル(Juan Graterol)C, CIN
- ジョーダン・パターソン(Jordan Patterson) OF/1B, CIN
- サム・ハワード(Sam Howard) LHP, COL
2のジョナサン・スコープは前日の記事に書かせていただいた通りです。
ビリー・ハミルトン
1のレッズのビリー・ハミルトン(2019年は28才、MLS:5.028)には驚きましたね。レッズ、どうするんだろ、これ。2014-17で4年連続50盗塁以上、2018年は34。
AVGが2016年の.260がキャリアハイ、OBPが2017−18で2年連続で.299で.300を下回っているのが響いているか。足のある選手なので長距離が期待できないので自ずとSLGが下がり、したがってOPSも上がらない選手ではありますが、キャリアハイのOPSが2016年の.664というのも嫌われたところか。
アビサイル・ガルシア
3.のガルシアはMLS 5.167。2019途中で28才。2017年にASG出場。その年にはAVG.330、OBP3.80、SLG.506、18HR、80RBIを達成。しかし、2018年はAVG.236、OPS.281、SLG.438、HR19、RBI49。2年連続で継続できなかったのが響いた模様。
マット・デービッドソン
4.のマット・デービッドソンは2017-19でOPSが.711→.738とアップ。これはOBPが上がったからですが、HRが26→20へとダウン。1B/DHではちょっと物足りないと判断されたのかもしれません。
ウィルマー・フローレス
5.のウィルマー・フローレスは2019途中で28才になるINF。内野ユーティリティーでHR15、AVG.260を期待できるいい選手なのですが、これはカノー移籍の余波をもろに受けた結果かと。
シェルビー・ミラー
6.のシェルビー・ミラーは2019年で28才のシーズンを迎えるスターター右腕。2009年カージナルス1巡目指名の投手。2015年にブレーブスに移籍し、33スタート、200イニング超えを果たしております。ちなみにこの年、6勝17敗。スワンソン、インシアーテとトレードでDバックスへ。Dバックスへ移ってからの3年は5勝17敗。490万ドルの年俸とのバランスでノンテンダーになっております。
Y・ソラルテ
7のソラルテは内野ユーティリティーで、2016年はOPS.808を上げた選手なのですが、ここ2年.731→.655と落ち気味。2018年は412.5万ドル。バイアウトで、2019年は75万ドルはTORからもらえております。どこかピックするか。年齢が2019年途中で32才。
B・ボックスバーガー
8のボックスバーガーはプレーヤーズ・ウィークエンドでのNamingが際立っておりましたが、年齢は2019年で31才。2015年41SV、2018年32SV。今季は途中から平野投手にCLを取って代わられましたが、60試合登板はかなり需要がありそうです。
11のマイク・ファイヤーズは前日の記事通り。2年連続ノンテンダーFAです。
ハンター・ストリックランド
13のハンター・ストリックランドはSFGが誇る100マイル投手だったのですが、今季はERAが3.97と前年の2.64に比べて悪化しました。2016年に72試合、2017年に68試合、2018年に49試合に登板。やや疲れが出たシーズンだったか。なお、ハーパーが乱闘でぶん殴ったのは彼です。
マット・シューメーカー
17のマット・シューメーカーですが、LAAは出しましたね。16勝を上げたのはつい2年ほど前かと思っていたのですが、2014年のことでした。以降は登板イニング数も減少傾向。怪我の影響もあるのですが、あとひと花咲かせて欲しいなと思います。
テンダーされた選手
アディソン・ラッセル
中でも驚いたのはカブスが、アディソン・ラッセルをテンダーしたことでした。アディソン・ラッセルはDV(ドメスティック・バイオレンス)で2018年シーズン後半はゲームに出ておりません。カブスがシーズン最後でひと踏ん張り出来なかったのも彼がいなかった影響が大きいです。
コンプライアンスの関係で厳しくノンテンダーにするのかと思っていたのですが、ご覧のようなほぼ反省文を書かせて今後の行動を誓わせることでテンダーした模様。この報告書を見ると、顛末書とかその類を思い出すからやめて欲しい。
なお、ナッツのタナー・ロアーク、ブレーブスのジョニー・ベンターズはテンダーされております。
リストに上がった選手たちはこれからFAで他球団との交渉になります。6年のFAと違って大きく年俸も高騰しないだけ、早めに決まる選手が多いと思います。
2019移籍まとめリンク
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
この中の誰かNPB来てくんねかな~
ルカ姉LOVE!様
コメントありがとうございました。
こちらのリストにない名前ですが、どこかホセ・バティスタに声掛けしないものかと期待を寄せております。