現地2018年10月12日から始まったNLCS Game1ですが、非常に面白いゲームになりました。概要を先にお伝えしておきます。
ゲーム概要
- 2回表: LAD、M・マチャードがHR (LAD 1-0 MIL)
- 3回裏: MIL
- PのB・ウッドラフがHR(LAD 1-1 MIL)
- H・ペレスの犠牲フライで勝ち越し(LAD 1-2 MIL)
- 4回裏:MIL、
- D・サンタナが2ラン・シングル(LAD 1-4 MIL)
- R・ブラウンのRFタイムリー(LAD 1-5 MIL)
- 7回裏:MIL、J・アギラルのソロHR(LAD 1-6 MIL)
- 8回表:LAD、
- M・マチャードが2ラン・シングル(LAD 3-6 MIL)
- M・ケンプがタイムリー・シングル(LAD 4-6 MIL)
- 9回表:C・テイラーがタイムリー・トリプル(LAD 5-6 MIL)
動画によるダイジェストです↓
B・ウッドラフが値千金の同点HR
昨日にHOME画面で、ブルワーズはカーショウ降板後にチャンスありか?というようなことを書かせていただきました。やはりカーショウの壁は大きいですから現場としてはGame1は勝てば儲けものというくらいのプランで望むかと思ったからです。
しかし、そんな見立てをふっ飛ばしてくれるようなことをやってのけたのがブルワーズ2番手投手のブランドン・ウッドラフ(Brandon Woodruff)でした。
まず、K・カーショウとG・ゴンザレスですが、まずまずの立ち上がりでした。
2回表にドジャースが先頭のM・マチャードに一発が出てまず先制。G・ゴンザレスはその後は抑えたのですが、なんとC・カウンセル監督はジオを2回で降板させ、リレーによるゲームメイクを選択しました。
3回からマウンドに上がったB・ウッドラフはドジャースの攻撃を3人で抑え、迎えた3回裏、先頭打者で打席に立ち、2ボール、2ストライクまで粘り、5球目。92mphの4シームをフルスイング。野手顔負けの大きなHRを放ち、1−1の同点に追いついたのでした。
ウッドラフは2イニングを完璧に抑え、4回裏の攻撃へのいい流れを構築。
直近でのピッチャーのPostseasonでのHR
- J・エアリエッタ(CHC): 2016 NLDS Gm3 from M・バンガーナー
- T・ウッド(CHC): 2016 NLDS Gm2 from G・コントス
- J・ブラントン(PHI):2008 WS Gm4 from E・ジャクソン
- その他18名
K・カーショウは3回で降板
ドジャースの絶対的エース、カーショウですが、ウッドラフのHRでリズムが崩れたのか、3回を投げ終えて降板。被安打6、失点5、自責点4、与四球2、奪三振1、被本塁打1。
ウッドラフの投打にわたる活躍で流れをつくったブルワーズは4回に3得点。
J・ヘイダーが5回から登板
C・カウンセル監督はドジャースの反撃の芽を摘み取り、一気に流れを引き寄せたかったと見えて、なんとジョシュ・ヘイダーを5回から起用。しかも、5、6、7回の3イニングを任せました。J・ヘイダーは3回を被安打2、無失点、奪三振4で、監督の狙い通りに完全に流れを自軍にもってくることができました。球数は46球。
その後、ブルワーズはJ・アギラルにソロHRが出て6−1でリードし終盤へ。
MIL、リリーバーがピンチを凌ぐ
ドジャースは8回、ザビア−・セデーノ、ホアキン・ソリア、ジェレミー・ジェフレスの3人から3得点。
ブルワーズは3人の投手で3得点されましたが、これはむしろよく3点で抑えて逆転を許さなかったと思います。
9回はコーリー・ネーベルが2アウトから1点を許し、1点差まで迫られ、ランナーを3塁に置くピンチに見舞われましたが、最後はJ・ターナーを三振に仕留めゲームセット。ブルワーズが厳しいと思われていた初戦を制しました。ブルワーズはこれでシーズン終盤から12連勝。日替わりのヒーローが出て、非常に強いです。
ドジャースの終盤の追い上げもこのゲームを面白くしてくれた要素でした。
なお、前田投手は8回に登板。1イニングを完璧に封じました。
C・イェリッチ
ドジャース投手陣がもっとも警戒していたC・イェリッチですが、この日は4−0、3三振とドジャースのプラン通りの結果に。
次に期待したいと思います。
なお、ブルワーズは1番のL・ケインが3安打と活躍。さすがロイヤルズ時代にWSチャンプを経験しているだけあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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