ALDSライバル対決
1勝1敗のタイでかなり注目度が高かったレッドソックス@ヤンキース戦のALDS Game3はレッドソックスが16得点を上げて大勝。ALCSへ王手をかけました。
セベリーノが乱調+L・リンが燃料投下
ヤンキース先発のL・セベリーノが炎上してしまいました。初回のピッチングはよかったです。これは手強いぞという投球。2回に1失点しますが、これはR・デバーズの盗塁などレッドソックスの攻撃力が生んだ1点なので問題はなし。
しかし、3回に危うさが出てきました。1アウトを取る前に打者5人で2失点。ベッツ、ベニンテンディーに連打を許し、J.D.マルチネスの犠牲フライでまず1点。ボガーツにシングル、でバースの内野ゴロの間に1点で、0-3とリードを許します。
NYY投手陣、4回に崩壊
セベリーノは4回にヒット2本と四球で満塁にしたところで降板。
ランス・リンが緊急登板したのですが、これがさらに燃料を投下。押出四球で1失点したあと、ベニンテンディーに走者一掃のタイムリー2塁打を打たれ4失点。1アウト後にさらにボガーツにもシングルを打たれ、1アウト1、3塁にしたところで交代。
また、C・グリーンも雰囲気に飲まれるかのように2本のタイムリーを打たれて3失点。ヤンキース投手陣は4回に計7失点を献上し、4回表を終わってレッドソックスが10-0とリード。
ネイトは好投
逆によかったのがレッドソックス先発のネイサン・イオバルディ。2015-16年にヤンキースにいたことがある人です。私はマーリンズ時代の変なルーティンが好きでした(笑)。
イオバルディは3回まではとても慎重に。4回裏に先頭から2者連続のヒットを許して1、3塁とされた後、内野ゴロの間に1点を許しましたが、ピンチはこの1イニングだけでした。
イオバルディはこの回以降、戦意喪失したヤンキース打線を7回、被安打5、失点1に抑え、見事期待に応えたのでした。101mph出ています。
ブロック・ホルトがサイクル安打を達成
今季、ペドロイア不在の2Bを任されていたブロック・ホルト(Brock Holt)。SSも守ることがありました。トレードデッドラインでイアン・キンスラーがエンゼルスから移籍してきた時にトレードに出される心配もありましたが、さすがにレッドソックスの現場には慧眼がありました。置いておいてよかったですねえ。
ポストシーズンで素晴らしい活躍です。この日のホルトは2Bゴロ→シングル→トリプル→1Bゴロ→ダブル→HRでサイクル安打を達成。PS史上初のサイクル安打だそうです。
なお、ヤンキースは9回にもうピッチャーを使いたくないということで捕手のオースティン・ロマインをマウンドに。ポジション・プレーヤーのPSでの登板はPS史上2度め。これもサイクル安打達成を後押ししましたね。ホルトは狙っていたそうです。
なおレッドソックスは7回、8回、9回に1点、3点、2点を上げ、計16得点、ヤンキー・スタジアムが静まり返るGame3でした。
このゲームの中でもっとも好きなシーンは案外これかもしれません(^^)
レッドソックスはこれでALCSへ王手。Game4はポーセロとサバシアの投げ合いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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