現地2018年10月6日、ALDSのGame2の2試合が行われました。まずはインディアンス@アストロズ戦を見ていきます。
こちらは先発のゲリット・コールの投球がチームに流れを引き寄せたと言ってもいいゲームでした。
ゲリット・コールが12K
アストロズ先発のゲリット・コールは冷静でした。実は先制したのはインディアンス。3回表、2アウトからキーマンのフランシスコ・リンドーアがソロショットを放ち0−1に。
打たれてはいけない選手に打たれた訳ですから、インディアンスの流れになるのかと思ったのですが、ゲリット・コールはとにかく冷静でした。淡々と自分の投球をしたという感じです。4回表には三者連続三振。そして5回から7回まではメルキー・カブレラにヒットを1本許したきりでした。
ゲリット・コールは7回を被安打3、被本塁打1、与四球0、奪三振12の力強いピッチングを披露してくれました。
とにかく100マイル近いファストボールと生き物のように横に滑るおばけスライダーがきれいに決まっておりました。これは打てません。本当に生命が宿っているような動きでバットから遠ざかっていきます。
アルトゥーベが流れを作る
0−1とリードされたアストロズは、6回裏に先頭のホセ・アルトゥーベが3B前のボテボテのゴロを放ち、これが内野安打となって先頭打者として出塁。アルトゥーベはこの時、足を痛めた仕草を見せたのですが、このまま塁に残ってよい流れを切らさないように意地を見せました。この辺はさすがです。
しかし、ゲーム後、この件に関するコメントは出ておりません。8月頭に欠場したばかりですからどうなのか本当に心配です。アルトゥーベに何かあれば、アストロズは一気に黄信号となります。
A・ブレグマンが好走塁とHR
さて、次打者のアレックス・ブレグマンは四球で出塁。ノーアウトランナー1、2塁とした後、ユリ・グリエルは凡退し、1アウト。ここでインディアンスは、アンドリュー・ミラーにスイッチ。できれば左打者と対戦させたかったですが、次打者のマーウィン・ゴンザレスは右。フランコーナ監督はアンドリュー・ミラーのリリーバーとして経験を買った起用だったのでしょう。
しかし、A・ミラーはここでマーウィン・ゴンザレスに外角高めを捉えられ、ライトに長打を打たれます。アルトゥーベは2塁から楽々ホームイン。そしてインディアンスRFのメルキー・カブレラが一瞬もたついたスキをついて、アレックス・ブレグマンが1塁から一気にホームイン。これでアストロズが2−1で逆転に成功。見事な攻撃でした。
アレックス・ブレグマンは7回裏にもトレバー・バウアーから価値あるソロHRを放ち、3−1と引き離しに成功。
最後は、ロベルト・オスーナがイニングまたぎでインディアンス打線を抑え、アストロズが3−1で勝利したというゲームでした。
アストロズは6回裏の1チャンスを見事にモノにしました。まさにJ・アルトゥーベがこじ開け、M・ゴンザレスとA・ブレグマンが果実をもたらしたというゲームでした。
まとめ動画です↓。
C・カラスコも好投
アストロズは本当に1チャンスだったのですが、やはりインディアンス先発のカルロス・カラスコの粘り強い投球がそうさせたと思います。6回途中、被安打6、自責点2ながらも、アストロズに好きなようにさせなかったナイス・ピッチングでした。
インディアンス、3安打
このゲームのインディアンス打線はリンドーアのHRとメルキー・カブレラ、E・エンカーナシオンの2本のヒットの計3安打。Game1も3安打でしたから、ちょっと打線を奮起させたいところです。
シーズン打率.270、HR39本のホセ・ラミレスが封じられているのが痛いです。彼が打てばジョシュ・ドナルドソンももっと楽にバットを振れるのですが。ここは移動日を挟んで地元での開催になるので、心機一転流れを変えてもらいたいところです。
Game3はD・カイケルとM・クベビンジャーです。筆者としてはT・バウアーは後ろではなく、Game3に持って来てほしかった。ここはフランコーナ監督を信じましょう。
アストロズ、やはり強いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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