2024 NLCSからホーム10連勝
現地2025年4月11日、東海岸遠征を終えたドジャースはホームにシカゴ・カブスを迎えての3ゲームシリーズの初戦。東京開幕で相まみえた両クラブですが、今季はあと4月22日、23日のリグレーでの2連戦を残しております。
カブスは現在、打線が非常に活発。昨オフに獲得したカイル・タッカーの補強が効いており、東京開幕時とは違う状態です。ただ、このシリーズではエースのジャスティン・スティールが怪我で離脱しており、さらに今永投手の直前のレンジャーズ戦のGm3で先発したばかり。よって、このシリーズは2人とも登板しません。
ただ、カブスにはマシュー・ボイドがおり、彼もオフに補強した投手の一人ですが、そのボイドがこの日の先発。
そしてドジャース先発は東京開幕と同様に山本由伸投手。この日はこの二人がともに素晴らしい投球を披露しました。
山本が輝く!
ドジャース先発の山本投手はこの日が今季4度目の先発。前回登板は現地4月4日のフィリーズ戦で、6イニングを被安打3ながら、初回に与えた自らのスローイング・エラーによる1失点が響いて、負け投手に。フィリーズ先発のヘスス・ルザルドがそれを上回る投球でもありました。
それもあってか、この日は立ち上がりからカブス打線に隙を与えず、イアン・ハップ、カイル・タッカーから連続三振。無駄球もほとんどなく、完璧な立ち上がりでした。
山本投手は2回もマイケル・ブッシュ、ニコ・ホーナーから三振を奪い、三者凡退。3イニングもまったく危なげない投球で、これはひょっとしてノーヒット・ノーランの記録も!!などと思っていたところ、2巡目となった4回表にカイル・タッカーに2塁打を浴び、大記録はなしに。
そしてこの直後、鈴木誠也選手にもRFに運ばれ、連続2塁打か?と思われましたが、鈴木選手はRFのテオスカー・ヘルナンデスの送球で2塁でアウトに。記録的にはシングルヒットとなりました。ただ、この当たりでカイル・タッカーは生還できませんでしたので、カブスとしてはこのチャンスをものにできなかったのは痛かったたところです。山本投手は2アウト3塁のピンチでしたが、マイケル・ブッシュから三振を奪い、このイニングも無失点。
その後も安定した投球を見せた山本投手は6回を投げて球数が103球を数えたことから、ここでお役御免に。6イニングを被安打2、スコアレス、BB 1、SO 9と素晴らしい投球を見せました。
マシュー・ボイドも好投
一方のカブス先発のマシュー・ボイドも素晴らしい投球を披露。1回から3回までは毎回走者を背負った投球となったものの、危なげない投球で無失点を継続。中盤の4回、5回もドジャース打線に仕事をさせませんでした。
またてもトミー・エドマン!
しかし、6回裏、ここまで無失点ながら、ドジャース打線の圧を受け続けてきたからか、マシュー・ボイドが6回に捕まります。
1アウトからテオスカー・ヘルナンデスにシングルを許すと、つづくフレディー・フリーマンには腰に死球を当て、この試合初めての連続出塁を許します。
そしてバッターはトミー・エドマン。2球目、チェンジアップが甘めに入ったところをトミー・エドマンに拾われ、LFスタンドに突き刺さる3ランHRに。チェンジアップが2球続いたのですが、2球目が甘く入ったのが悔やまれます。マシュー・ボイドにとっては痛恨の1球に。
ただ、拮抗した展開で、初めて訪れたチャンスを1球で仕留めたトミー・エドマンがすごかったというしかないかもしれませんね。
それにしてもまたしてもトミー・エドマンがチームを救いました。エドマンは今季6号でアーロン・ジャッジらと並んでHR数トップとなっています。
ドジャース、NLCSからホーム10連勝
トミー・エドマンの1発で決着をつけたドジャースは7,8、9回をカービー・イェーツ、ブレイク・トライネン、タナー・スコットがパーフェクト・リレーし、3-0のスコアで勝利を収めました。
ドジャースはこれで今季ホーム7連勝。ホームでの連勝記録は2024年のメッツとのNLCS Gm6から続いており、ワールドシリーズGm1、Gm2も含めるとホーム10連勝ということになりました。
NLウエストはSFG・SDPも好調
なお、この日はNLウエストのパドレスとジャイアンツも勝ちましたので、ドジャースは現時点でまだ3位のままです。
元気のなかった大谷
大谷選手ですが、ちょっと構えが変わりましたでしょうか?グリップがやや顔の前にくるような形に見えました。
このゲームでは1Bゴロ、三振、LFフライ、三振と4-0。東海岸のロード・トリップからちょっと元気がなくなっております。ナショナルズとのシリーズで戻ったと思ったのですが、今日はちょっと合っていなかったです。
Gm2に期待しましょう。
Gm2は佐々木朗希投手とベン・ブラウンが先発です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント