LAD 2 @ 3 PHI
現地2025年4月4日、開幕8連勝のドジャースについに土がつきました。
フィラデルフィアに乗り込んでのドジャース@フィリーズ戦はドジャース先発山本投手とフィリーズ先発のヘスス・ルザルドが好投。力の入った投手戦が繰り広げられましたが、ドジャースはあと1本が出ずに初回の1失点を跳ね返すことが出来ず、逆にフィリーズはなんどもしかけてついに終盤に追加点。
そしてなんと言ってもドジャースの前に立ちふさがったのはJT・リアルミュートの強肩でした。
フィリーズが投手戦を制したストーリー
- Top 1J・ルザルドが98-99mph連発!
先発のヘスス・ルザルドはドジャースの大谷、ベッツ、エドマンの3人を98-99mphのファストボールで圧して三者凡退
- Bot 1フィリーズが先制(LAD 0 @ 1 PHI)
- K・シュワーバー、97.8mphの4シームをLFフライ
- T・ターナー、スプリットを拾って3塁線に2塁打
- ハーパーの打席でT・ターナーは3塁へ盗塁。早めのスタートでそれに気づいた山本投手が3塁へ送球するも悪送球となり、フィリーズが先制
- B・ハーパーは4シームを空振り三振
- A・ボームは3Bゴロ
J・ルザルドは2回はアウト3つを三振で奪う
- Bot 3山本、ピンチを脱出
BB 2を出すも、ライナーアウトなどでピンチを脱出
4回、5回は膠着。
- Top 6LAD、チャンスをものに出来ず
1アウトからA・パヘスが四球で出塁するも、大谷が三振。さらにパヘスは牽制でアウトに。ドジャースはなかなかチャンスメイクもさせてもらえず
6回裏、山本、嫌な流れを断ち切る好投を見せる!
- Top 7LAD、好機を作るも得点ならず!
- 2アウト後にT・ヘルナンデスが二塁打
- W・スミスが四球
- T・ヘルナンデスが3盗で2アウト、1、3塁のチャンスを作るも、キケが三振で得点ならず
- Bot 7K・イェーツが追加点を許す(LAD 0 @ 3 PHI)
- このイニングからLADのマウンドはカービー・イェーツ。
- 先頭のM・ケプラーが四球
- N・カステヤーノスがダブルを放ち、ノーアウト2,3塁のチャンス
- JT・リアルミュートが三振
- B・ストットがLF前タイムリーで追加点(LAD 0 @ 2 PHI)
- 1アウト、1、3塁でB・マーシュの内野ゴロの間にN・カステヤーノスが生還
(LAD 0 @ 3 PHI) - この後、L・ガルシアにスイッチ。ピンチを招くもなんとか次の失点は許さず
- Top 8JT・リアルミュートが大谷の盗塁を阻む
- PHIのマウンドは2番手、M・ストラム
- 2アウト1塁で大谷がRFへシングルを放ち、LADは1、3塁のチャンスを作る
- PHIはJ・ルイーズにスイッチ
- ベッツの打席で大谷が2塁盗塁を試みるも、JT・リアルミュートがこれを許さず!
- Bot 9J・ロマーノ、救われる!(LAD 2 @ 3 PHI)
- PHIはJ・ロマーノを投入
- 先頭のムーキーが四球→その後、2Bへ盗塁
- T・エドマン、左打席で甘いスライダーを右中間へ2ランHR (まだノーアウト)
- T・ヘルナンデスは三振(1アウト)
- W・スミスが四球(1アウト1塁)
- LAD、キケに変わって代打にM・マンシー。さらにW・スミスに代走C・テイラー
- M・マンシーが三振。C・テイラーが2塁へスタート。これをJT・リアルミュートが2塁へ送球。アウトに。三振ダブルプレーでゲームセット
ドジャース、それでも強い
上記のような流れでした。普通なら0-3でシャットアウト負けとなっていたところをJ・ロマーノの不調があったとは言え、T・エドマンが2ランHRをはなって1点差に追いついたところがやはりドジャースの強いところ。結果的にJT・リアルミュートに同点を阻まれましたが、ここは彼のスーパー・アームが炸裂といったところです。
山本、好投も報われず
日本開幕シリーズから好投してきた山本由伸投手はUS本土開幕以降もさらに調子を上げ、この日も結果的には素晴らしい投球。
ただ、いずれも立ち上がりに苦戦する傾向にあります。
この日も初回の1失点が結果的に大きな重しとなったのですが、それ以降は安定感はあり、さすがのフィリーズ打線も苦戦しました。
山も投手は6回、被安打3、失点1、BB 2、SO 3。投手にはなったものの、ERAは1.69に下がりました。
J・ルザルドが好投
なんと言ってもこの日はヘスス・ルザルドの好投が光りました。フレディー・フリーマンが自宅のシャワーで足を滑らせてILとなり、欠場しておりましたが、大谷、ベッツ、好調エドマンがいる打線を相手に7回を2ヒッター、スコアレスに抑える好投。BB 2でSOは8です。素晴らしかったですね。
危なかったジョーダン・ロマーノに移籍後初セーブがついています。
JT・リアルミュート、大谷の連続盗塁成功を止める
ドジャースは8回表、大谷選手の盗塁でチャンスを拡げるところでしたが、JT・リアルミュートがこれを阻みました。大谷選手は2024年7月22日(ジャイアンツ戦)から38連続で盗塁に成功していましたが、ついにそれが阻まれました。
ちなみにMLBの盗塁連続成功の歴代1位はビンス・コールマンが1988年9月18日から1989年7月26日までの間に50連続成功を記録。
2位がイチロー選手で45連続成功です(2006-2007)。
リアルミュートのゲームエンディング・スロー
そしてリアルミュートのゲーム・エンディング・スローはすごかったですね。彼の凄さを改めて思い知った1戦でもありました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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