2024 All-MLB
現地2024年11月15日、2024年のAll-MLB(オールMLB)が発表され、1st teamに大谷翔平選手、セカンドチームに今永昇太投手され、日本人2人が選出されました。これはかなりすごいことです。
All-MLB(オールMLB)とは
こちらの賞は2019年から始まり、今季で6度目。First TeamとSecond Teamで両リーグ混在でそれぞれ捕手、一塁手、二塁手、遊撃手、三塁手を1人ずつ、外野手3名(特定の外野手のポジションは問わない)、DH1名、先発5名、リリーバー2名を選出するアウォード。
賞の大きなポイントとしては、夏のオールスターが前半戦の成績のみを加味して投票されるのに対し、レギューラー1年を通じた成績を考慮したシーズン終了後のオールスターというところ。一応、ファースト・チームの方が良い選手を並べるという建前になっています。
NPBの「ベスト9」に当たるアウォードでもあります。
ファン投票が50%、専門家パネルによる投票が50%というプロセスです。
受賞者
1st Team
Pos. | 選手名 | Name | Team |
---|---|---|---|
C | ウィリアム・コントラレス | William Contreras | MIL |
1B | ヴラディーミル・ゲレロ・Jr. | Vladimir Guerrero Jr. | TOR |
2B | ケーテル・マルテ | Ketel Marte | AZ |
SS | ボビー・ウィット・Jr. | Bobby Witt Jr. | KC |
3B | ホセ・ラミレス | José Ramírez | CLE |
OF | アーロン・ジャッジ | Aaron Judge | NYY |
OF | フアン・ソト | Juan Soto | NYY |
OF | ムーキー・ベッツ | Mookie Betts | LAD |
DH | 大谷翔平 | Shohei Ohtani | LAD |
SP | クリス・セール | Chris Sale | ATL |
SP | タリク・スクーバル | Tarik Skubal | DET |
SP | ポール・スキーンズ | Paul Skenes | PIT |
SP | ザック・ウィーラー | Zack Wheeler | PHI |
SP | コービン・バーンズ | Corbin Burnes | BAL |
RP | エマニュエル・クラセ | Emmanuel Clase | CLE |
RP | ライアン・ヘイズリー | Ryan Helsley | STL |
2nd Team
Pos. | 選手名 | Name | Team |
---|---|---|---|
C | サルバドール・ペレス | Salvador Perez | KC |
1B | ブライス・ハーパー | Bryce Harper | 1B |
2B | ホセ・アルトゥーベ | Jose Altuve | HOU |
SS | フランシスコ・リンドーア | Francisco Lindor | NYM |
3B | マニー・マチャード | Manny Machado | SD |
OF | ジャクソン・メリル | Jackson Merrill | SD |
OF | ジャレン・デュラン | Jarren Duran | BOS |
OF | テオスカー・ヘルナンデス | Teoscar Hernández | LAD |
DH | ヨルダン・アルバレス | Yordan Alvarez | HOU |
SP | セス・ルーゴ | Seth Lugo | KC |
SP | ディラン・シーズ | Dylan Cease | SD |
SP | 今永昇太 | Shota Imanaga | CHC |
SP | フランバー・バルデス | Framber Valdez | HOU |
SP | マイケル・キング | Michael King | SD |
RP | メイソン・ミラー | Mason Miller | OAK |
RP | カービー・イェーツ | Kirby Yates | TEX |
最多はパドレスから4名
1st/2nd双方でもっとも多く受賞したチームはパドレスで計4名。いずれも2nd Teamでの選出でしたが、それだけバランス良く素晴らしい選手が入っているという証で、NLDSでドジャースが苦しんだ理由でもあります。
ロイヤルズ、アストロズ、ドジャース計3名ずつ。なお、ドジャースとヤンキースとガーディアンズが1st Teamに複数人(2名ずつ)が入りました。
大谷は2021年から4年連続受賞
大谷選手は、過去に2021年にDHとして、2022年に投手として、2023年に投手そしてDHの双方で1st Teamとして入り、もはやオールMLBの常連と言うべき存在。2024年は打者オンリーのシーズンでしたが、DHとして1st Temに入ることは疑いの余地のないところでした。54HR、59盗塁を記録し、MLB史上初の50-50を達成。また、Runs(134)とTotal Base(411)でMLB NO.1。また、HR、RBI(130)、OBP(.390)、SLG(.646)でNLトップに君臨しました。
今永は初受賞
今永投手は9月4日のパイレーツ戦でコンバインド・ノーヒッターを達成。このゲームでは7回を投げ切りました。シーズントータルで29試合に登板し、15勝3敗、ERA 2.91、174SOという素晴らしいデビュー・シーズンを飾りました。
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