トミー・ジョン手術へ
現地2018年9月25日、大谷翔平選手の右肘のトミー・ジョン手術施行が決定しました。
シーズン終了後第1週つまり10月1週目にロサンゼルスの病院のニール・エラトラッシュ医師(Neal ElAttrache)のもとで行われます。(もう来週です)
9月5日にUCLの新しい箇所に損傷が見つかりトミー・ジョン手術のリコメンドを受けていた大谷選手。
期するものがあったのか、その日以来がんがん打ちまくっておりましたね。当ブログでもセスメイネス手術のことなど書かせていただきましたが、この間にいろいろな意見を聞き、リハビリ期間とバッターでの可能性、復帰見込みなどいろいろと総合的に判断した上での決断かと思います。
復帰時期
一番の問題はトミー・ジョン手術は投手なら長い人で復帰に18ヶ月かかることですが、最近では12−14ヶ月で復帰するケースが多いです。
野手なら復帰は早いが・・・
ただ、これが野手になると復帰はもっと早くて、例えばヤンキースのグレイバー・トーレス(Gleyber Torres)は2017年6月のマイナーのゲームで捕手と交錯して左肘を負傷。トミー・ジョン手術施行に至ったのですが、正確な施行日はわからないものの、仮に2017年7月に施行したとして2018年4月22日にメジャーのグランドに立っております。
その日が彼のメジャー・デビューの日で、開幕日はマイナーのグランドに立っておりましたから、投げないのであれば6-8ヶ月あれば現場復帰できる見込みです。
念の為、グレイバー・トーレスの場合は左肘への施行です。右投げ右打ちの彼の利き手への施行ではなかったということだけは書いておきます。
なお、いい解釈としては前年7月から今年3月の計8ヶ月で現場に復帰しているということは、バットはもっと早い時期に振れていた訳です。焦る必要はありませんが、開幕に間に合う可能性もあります。ただ、現実的には無難にいくでしょうから開幕は過ぎると思います。
ポジション・プレーヤーのトミー・ジョン手術実行者は現LADのコーリー・シーガー(利き腕の右肘を今季5月に施行して来季開幕復帰見込み)、MINのミゲル・サノ(2014年3月に右肘、その年全休)、同僚LAAのザック・コザート(患部は膝でした)などがおります。
“I am disappointed at the fact that I’m not going to be able to pitch next season, but I’m trying to make positives out of the negatives,” Ohtani said through interpreter Ippei Mizuhara. “Normal players, guys that only pitch or hit, they wouldn’t be able to play at all next season, but fortunately, I have the luxury of being able to play as a hitter next season. I’m just trying to take positive stuff out of that and try to help the team win as many games as possible as a hitter.”
ご本人は「来季投げられないのはほんとうに残念だけど、プラスに考えていきたい。普通は手術すれば全休だが、自分の場合は打者として試合に出られます。これは恵まれたことなので、がんがん暴れてチームに貢献します」という趣旨のことをおっしゃっています。前向きです。
ROYレースで首位に
記者が独自にスコアを出して新人王を推測しております。先週はヤンキースのミゲル・アンドゥハー( Miguel Andujar)が1位だったのですが、今週は21号を放ったこともあり、再び大谷選手が1位のスコアとなっております。
実際はどうなるのでしょうか?「投手としての成績も加味しますよね?今回投票前にその点も記者団に考慮に入れるようにしっかりと共有しておいてよね」と記者たちに念押ししておきたいです。
このレースもあと5試合ほどで決します。大谷選手にROYを取ってもらいたいですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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