ALCS Gm1;CLE 2@5 NYY
現地2024年10月14日、いよいよALCSも開幕です。今季のALCSはレギュラーシーズン勝率1位のヤンキースと2位のガーディアンズとの対戦。
ALDSでタイガースの猛烈な追い上げに直面しつつも、打線が盛り返してALCSに進んだガーディアンズ。DSではとにかく壮絶なゲームをこなしてきたので、そのゲーム運びに大いに期待していたのですが、残念ながらGm1はほぼ自滅による敗戦となってしまいました。
ゲーム序盤に差が出る
先発はガーディアンズがアレックス・コブ、ヤンキースがカルロス・ロドン。アレックス・コブは今季は左股関節の手術やマメの問題で3試合しか登板しておらず、ほぼぶっつけ本番的な登板。
それでもこのベテラン右腕は1、2回を技術で交わして無失点。しかし、3回裏、先頭のフアン・ソトに1発を浴びた後、ジャッジに四球を出して怪我を発症。その後、2アウトまで漕ぎ着けるも四球もさらに2つ出して満塁のピンチとなったところで降板。ガーディアンズは左腕のジョーイ・カンティロにスイッチしました。
しかし、この投手リレーは結果的に大失敗となってしまいました。なお、ゲーム後、アレックス・コブは腰に問題が出て、ALCSのロスターから外れることとなりました。
ジョーイ・カンティロが大炎上
2番手のジョーイ・カンティロは24才の左腕。今季は8試合に先発して、38.2 IPでERAは4.89。まだ若い左腕でALDSでは1.0 IPでパーフェクトな投球を見せたのですが、この日は緊張もあってか普段通りの力を発揮出来ず。
2アウト満塁でリレーしたカンティロはアンソニー・リッゾの打席でワイルドピッチを投じて2点目を献上。そのリッゾには四球を与えて、再び満塁に。つづくアレックス・ベルドゥーゴの打席でもワイルドピッチを投じて、3失点目。
4回裏には先頭のグレイバー・トーレスに四球を与えた後、フアン・ソトの打席で2つのワイルドピッチを与えてノーアウト3塁に。そしてソトには四球。カンティロはここで降板となりました。結果、0.1IPで被安打0、失点1、BB3。ワイルドピッチが3。3回の失点はアレックス・コブが出したランナーが返ったのでカンティロの失点は1に止まっていますが、内容は非常に厳しいものに。 カンティロは21球を投げ、ストライクはわずか7球でした。この後、代わったペドロ・アビーラがジャッジに犠牲フライを打たれて4点目。
ヤンキースは4イニングで弄せずして4点を奪ったのでした。ちょっと投手交代のタイミングも悪かったと思います。彼が再びCSで投げるかどうかはわかりません。
ガーディアンズ、フライアウト多し
ALDSで復活したガーディアンズ打線ですが、序盤3イニングはランナーを出してそれなりにチャンスを作っていたものの、この日はカルロス・ロドンのうまいピッチングに勢いを封じられました。ロドンはボールも走っていたと思います。4回、5回と追いかける展開で2イニング連続で三者凡退となったのも痛かったです。
6回表にようやくブライアン・ロッキオのソロHRで1点を奪ったものの、この後が続きません。
そうこうするうちに終盤を迎え、7回にはクレイ・ホームズに三者凡退に。8回表は左腕のティム・ヒルから3連打を放って1点を奪ったものの、この後はルーク・ウィーバーに抑えられ、続きませんでした。
ゲームはヤンキースが5-2のスコアで勝利。
ガーディアンズは序盤に投手陣が崩れてGm1を落とした格好に。3回、4回の投壊がなければかなりいい勝負になっていただけにもったいなかったですね。投手の不調も含めて野球ではありますが。
そしてガーディアンズはカルロス・ロドンから5つのフライアウト。しかも3回までに4つです。うまく抜かれたというのもありますが、 これではなかなかチャンスが拡がらないですね。
Gm2はタナー・バイビーとゲリット・コールの投げ合い。ガーディアンズが取り戻せるのか?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。