スポンサーリンク

【ALDS2024】タイガース、シャットアウト勝利でALCSに王手!チームERAはDSでNO.1

ALCS Gm3: CLE 0 @ 3 DET

 現地2024年10月9日、ガーディアンズ@タイガースのALDS は場所をコメリカ・パークに移してGm3が行われ、タイガースがまたしても素晴らしい投手力を発揮し、ガーディアンズ打線をシャットアウト!見事に2勝目を上げ、ALCSへ王手をかけました。

DETの先発はケイダー・モンテロ

 Gm2でタリク・スクーバルの力投で1勝1敗のタイに持ち込んだタイガース。ケリー・カーペンターの殊勲の3ランHRもありました。

 オリオールズとのALWCではオープナーも見事にハマったわけですが、Gm1ではそのオープナーを初回から崩されて大敗。

 このGm3の先発は誰を起用するのか?ここでケイシー・マイズあたりを起用するではないか?などと思っていたのですが、選択肢はやはりオープナーでしかも、筆者もつい忘れておりました。タイガースにケイダー・モンテロ(Keider Montero)という素晴らしいルーキーがいたことを。

 ケイダー・モンテロは5月29日にメジャー・デビュー。シーズン中は全19試合のうち16試合に先発。6勝6敗、ERA 4.76。シーズン前半はチーム状態があまりよくなかったのもあり、ERAは高めですが、非常にまとまった投手で安定感があります。

 セットから上げる左足の下肢がセンター方向に拗られるように上がるのが特徴で、かつての伊良部投手や往年のオーレル・ハーシュハイザーもこのような足の上げ方をしていました。個人的にはかなり好きな投球フォームの部類。それはさておき、このケイダー・モンテロが1回表のガーディアンズを三者凡退に抑える立ち上がりを見せました。

 シーズン中はイニング・イーターでもあったのですが、タイガースとしてはGm1のこともあるのでまずは初回を無難に切り抜けること、そしてルーキーゆえに負担を軽減するという意図もあり、まさにオープナーで1イニングのみの降板となりました。本当はもう少し投げされたかったでしょうが、タイガース・ベンチは今後も彼を起用していくと思われます。

DETは6人中4人がヒットレス投球

 そのタイガースのこの日のリレーは2回から5回途中までは左腕のブラント・ハーター。5回途中からはブルペンのエース的存在でもあるボー・ブリスキーが7回1アウトまでの2.0 IPを担い、その後は左腕のショーン・グエンサーが打者3人で1アウトを奪い、ウィル・ベストが8イニングまでの1.1 IPを。そして最後はタイラー・ホールトンが9回を締め、見事にシャットアウト・リレー。

 登板した6人のうち、ケイダー・モンテロ、ボー・ブリスキー、ウィル・ベストそしてタイラー・ホールトンの4人がBBなし、ヒットレスの投球を見せました。タイガースはすごいブルペンになりましたね。

DETは打線がつながる!

 ガーディアンズの先発はアレックス・コブ。タイガースは初回に先頭のパーカー・メドウズがシングルを放って出塁し、2アウトと取られながらも進塁打で2塁に到達。そしてライリー・グリーンがしぶとい打撃を見せ、CFへシングルを放ちこれでパーカー・メドウズが生還してまずは1点を先制。

 そして3回裏には先頭のジェイク・ロジャースがLFへ二塁打を放ってチャンスメイク。この後のパーカー・メドウズが進塁打を放ち、ジェイク・ロジャースは3塁に到達。つづくケリー・カーペンターは申告敬遠となった後、マット・ベアリングが犠牲フライを放って追加点。

 6回裏にはスペンサー・トーケルソンのタイムリー二塁打で追加点。

 タイガースは上述の素晴らしい投手リレーでこの3点を守りきり、3-0のスコアでガーディアンズを下し、シリーズを2勝1敗とし、NLCSへ後1勝となりました。

MLB Gameday: Guardians 0, Tigers 3 Final Score (10/09/2024)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 タイムリーで点を奪うというところが良いですね。

DET、PSのERAはNO.1

 さて現地2024年10月9日時点ですが、タイガースのポストシーズンのチームERAは2.05。これはALDSに進出している8チームの中ではNO.1の数字。ちなみにガーディアンズの投手陣もERA 2.08でこれに続いています。

ガーディアンズ、2回に代打

 このゲームで珍しかったところはガーディアンズが2回に代打を起用したところ。7番LFにはスターターでウィル・ブレナンが起用されていましたが、2回表、1アウト、1、2塁の場面でジョンケンシー・ノエルが代打で起用されました。ウィル・ブレナンは、初打席を前に代打を送られたポストシーズン史上9人目の選手に。しかし、ジョンケンシー・ノエルの結果はCFフライ。

 タイガースは上述の通り2回から左腕のブラント・ハーターを登板させましたが、ガーディアンズはハーターの時にはノエルと決めていたようです。それが思いのほか早い起用になったということのようです。

2試合連続、シャットアウト負け 

 ガーディアンズ打線はGm2に続いて2試合連続でシャットアウト負け。Gm3は6安打でした。ただ、光明としてはリードオフのスティーブン・クワンがこの日は4-3と結果を出しました。頼みのホセ・ラミレスが警戒されすぎて打率.111なのはちょっと気になるのですが、なんとかつながりが生まれればいいですね。

 Gm4はガーディアンズがタナー・バイビー。タイガースは現時点では未定。またオープナーになるでしょうか?楽しみですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025FA】カブス、TJ後にアップグレードしたマシュー・ボイドと2 年/29Mドルで合意 
【MLB2025FA】メッツがフランキー・モンタスと2年契約へ!まずはローテ枠の1人を獲得!
【MLB2025FA】ブレーブスがジョー・ヒメネスの手術の影響でコナー・ギリスピーと1年契約!
【MLB2025】ドジャース、トミー・エドマンと5年の延長契約で合意!
【MLB2024】ブランドン・クロフォードが引退を表明!ジャイアンツが2度WSを制覇したときのSS
【MLB2025FA】ドジャースがブレイク・スネルを獲得!5年契約で合意へ
【MLB2025FA】エンゼルスが菊池雄星投手と3年/63Mドルでサイン!
【MLB2025】ジョシュ・スボルツが右肩手術で夏まで離脱!戦力充実のTEXはブルペン補強が鍵
【MLBFA2025】ロッキーズがマルチ・ポジションをこなせるカイル・ファーマーと1年契約でサイン!
【MLBトレード2025】ブレイディー・シンガーとジョナサン・インディアのトレードが成立
【MLB2024-25】ノンテンダー・デッドラインが到来!LAAのパトリック・サンドバルらの名が挙がる
【MLB2024】大谷がナ・リーグMVPを受賞!3度目の満場一致!輝いた50-50!
【MLB2024】AL MVPはアーロン・ジャッジが満票で受賞!自身2度目!
【MLB2024】サイ・ヤング賞はNLがクリス・セール、ALがタリク・スクーバル(満票)が受賞!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLBプロスペクト】2024 AFL MVPは三冠王を獲ったタイガースのホスエ・ブリセーニョ!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
タイトルとURLをコピーしました