ALWC1 Gm1 DET 3 @ 1 HOU
現地2024年10月1日、いよいよMLBポストシーズン2024が始まりました。
レギュラーシーズン最終戦で敗れたタイガースは、ALWCの順位が3位でNO.6のスポットに収まり、対戦相手は地区優勝勝率3位のアストロズに決まりました。タイガースとロイヤルズは86勝76敗で勝率で並んだため、タイブレークで決着をつける前のフェーズで直接対決の勝率を見たところ7勝6敗でロイヤルズが勝ち越していたため、ロイヤルズがNO.5に。
A.J.ヒンチ VS アストロズ
MLBは過去の因縁が結構現れたりします。因縁というか単に縁というか。ワイルドカード争いにタイガースが食い込み、すでに地区優勝3位が決まったアストロズと対戦するのはどちらか?と順位争いをする中、タイガースがロイヤルズに勝りそうに思えたのですが、これはタイガースはアストロズと対戦すると思ったら、上述のように最終戦にホワイトソックスに5-9のスコアで敗れ、そのようになりました。
普通に考えれば、シーズン121敗のホワイトソックスにタイガースが勝ちそうに思えたのですが、こうなったのもやはり縁と思いました。A.J.ヒンチ監督はご承知の通り、2017年にワールドシリーズを制し、2019年オフにサイン・スティーリングで大揺れになった時のアストロズの監督。
今回はタイガースの監督として独特の投手起用で勝ち上がったA.J.ヒンチの戦いぶりに興味が湧きました。
タリク・スクーバルがアストロズを圧倒
Gm1の先発となったのがタイガースはサイ・ヤング賞最有力のタリク・スクーバル。アストロズはフランバー・バルデスとなりました。
そのタリク・スクーバルですが、序盤からアストロズ打線を圧倒。High-90mphの4シームに加え、威力を発揮したのがチェンジアップ。これでうるさいホセ・アルトゥーベらのタイミングをうまくずらし、序盤からゲームを支配していきました。
タリク・スクーバルは6回、88球、被安打4、スコアレス、BB 1、SO 6と圧巻の投球を見せました。
6回にトレーナーがマウンドに
気になったのは6回のマウンド。タリク・スクーバルは2アウトを奪ったものの、アレックス・ブレグマンの5球目に99.8mphの4シームを投げた後、マウンドにトレーナーとヒンチ監督を呼び、「怪我か?」とヒヤリとさせる場面がありました。この後、タリク・スクーバルは投げ続けましたが、6回で降板に。
試合後、ヒンチ監督は腰に痙攣があったと話しており、現時点では大事には至らず、次のALDSでは投げることが出来そうです。
打線はCF返し
タイガース打線ですが、貧打の印象があったのですが、コツコツとセンターに返して、ピッチャーにとっては嫌な打線として機能しました。
2回表にはヒットと四球で2アウト1、3塁のチャンスにジェイク・ロジャースがCFへタイムリーを放ち、先制。この後もトレイ・スウィーニー、マット・ベアリングが続き、このイニング3得点。
結果、得点を上げたのは2回表だけだったのですが、そのほかのイニングでもヒットを浴びせ続け、終わってみれば10安打!貧打どころか、つながりのある良い打線になっています。
スクーバルが降板後、ウィル・ベスト、タイラー・ホールトン、ジェイソン・フォーリー、ボー・ブリスキーと繋いだタイガースがリードを守りきり、3-1のスコアで初戦を取りました。
タイガース、強いですね。
ワイルドカードシリーズは2戦先勝。タイガースはALDSへ王手です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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