取られては追いつき・・・しかし最後は追いつけず
現地2024年9月17日、ドジャースはマイアミとの3ゲームシリーズがスタート。このシリーズで東部への遠征が終了します。
ブレーブスとの4ゲームシリーズをなんとか2勝2敗のタイに持ち込んだドジャース。投手の怪我人が多い中、なかなか完勝とは行きませんが、それでもなんとか踏ん張っているというのはドジャースである所以。普通のチームのなら早々に脱落している中、やはり攻撃面で大谷、ムーキー、フリーマンというスーパー・パワーがいるのがこのポジションを確保している所以。ウィル・スミスもマックス・マンシーもすごいですし。
そんな厚い攻撃陣を誇るドジャースですが、この日は今季の泣き所である投手陣の悪い面が発露してしまいました。
打線は取られては追いつき、取られては追いつきを繰り返し、かなりの粘りを発揮したものの、最後は息切れしてしまいました。
ボビー・ミラー、またもゲームメイク出来ず
ドジャース先発のボビー・ミラーは初回に3連打を含む5安打で2点を献上。2回裏にも先頭のニック・フォルテスの2塁打を皮切りに2失点。ゲーム序盤に計4失点を計上するラフ・スタートとなりました。
ボビー・ミラーはラフ・スタートが続いております。強いボールがあり、割とコーナーにも決めてはいるのですが、スコンスコンと打たれております。バッターからすれば見やすい投手なのかもしれませんね。今季中の修正は難しそうなので、せめて低めへの意識になるでしょうか。
大谷、48-48!
打撃陣の粘りが発揮された最初のシーンを演じたのは大谷選手でした。
大谷選手は第1打席は元マリナーズのダレン・マカーゲン(Darren McCaughan)から三振を喫しましたが、4点をリードされた3回表の第2打席でダレン・マカーゲンの得意のスウィーパーを捉え、RFのセカンド・デッキにまで届く特大の2ランHR!2-4と追撃を開始。
距離402フィート(122.53m)の大きなHRは今季48号!11日のカブス戦ですでに48盗塁目を決めていた大谷選手はこれで48-48を完成。50-50がすぐそこに迫ってきました。もう43-43から史上初が続いております!!
MEMBERS OF THESE CLUBS
— Codify (@CodifyBaseball) September 17, 2024
(HRs and SBs in one season):
35-35: 22
36-36: 19
37-37: 16
38-38: 11
39-39: 10
40-40: 6
41-41: 4
42-42: 2
43-43: 1 🐐
44-44: 1 🐐
45-45: 1 🐐
46-46: 1 🐐
47-47: 1 🐐
48-48: 1 🐐
🐐 – only Shohei Ohtani this seasonpic.twitter.com/j56FjVdjaO
大谷選手はこのHRでメジャー通算219号に達成。これはアジア人最多HRとなっています。
ドジャースはこの後、テオスカー・ヘルナンデス、マックス・マンシーのタイムリーでさらに2点を追加し、4-4の同点に追いつきます。
A・ベシアも止められず!
ドジャースの投手陣ですが、ボビー・ミラーが2イニング、4失点で降板した後、マイケル・グローブが起用されましたが、同点に追いついた直後にオットー・ロペスに勝ち越しのソロHRを打たれ、なかなか悪い流れを止められません。
ドジャースは4回表にミゲル・ロハスがソロHRを放ち、5-5の同点に追いついたものの、4回裏にマイケル・グローブが今度は2連続2塁打を浴びて再び勝ち越しを許して、ランナーを2塁に残したままアレックス・ベシアに交代。
いつも締まった投球を見せるアレックス・ベシアでしたが、この日はカイル・ストワーズにタイムリー・トリプルを浴び、さらなる追加点を与え5-7に。
その後も5回から8回までは1点を返しては2点を奪われを繰り返し、8回を終えてスコアは7-11。
9回表、ドジャースはランナーを溜めてマックス・マンシーが2ランダブルを放ち、9-11と2点差まで追い上げるも、追い上げもここまで。最後はトミー・エドマンが見逃し三振に倒れてゲームセット。
さすがに厳しい展開でした。
パドレスが死闘で惜敗
敗れたドジャースは89勝62敗。すでに90勝に達しているのはMLBではフィリーズのみで91勝60敗。ドジャースは今のところ、NLで勝率2位です。
気になるのがパドレスですが、アストロズと死闘を演じました。この日はペトコでの開催でもはやプレーオフのような雰囲気。僅差に強いパドレスでしたが、この日は3-3で迎えた延長10回にカイル・タッカーに勝ち越しタイムリーを許し、これが決勝点に。3-4で敗れました。
パドレスはクローザーが堅牢ではありませんが、現時点は相当強いです。ドジャースはパドレス戦までいかにチューンナップして行くか、見ものですね。
なお、NLウエストは上位3チームが全て敗れたため、ゲーム差は前日と変わりません。
# | Club | W-L | GB |
---|---|---|---|
1 | LAD | 89-62 | – |
2 | SDP | 86-66 | 3.5 |
3 | AZ | 83-68 | 6.0 |
ドジャースは安全圏の3.0ゲームをキープしてはいますが、いかにマイアミ戦で勝っておくかが重要になってきそうです。
Gm2の先発はドジャースがランドン・ナック、マイアミはライアン・ウェザーズ(LHP)です。ランドン・ナックならゲームメイクしてくれそうですね。
Gm3はジャック・フラハーティーとエドワード・カブレラです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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