注目の対戦
現地2024年9月14日、ドジャース@ブレーブスのGm2で、クリス・セールが先発。今季のクリス・セールはNLサイ・ヤング賞の最有力候補でこのゲーム前まで16勝3敗、ERA 2.38、SO 213をマーク。ERAはMLBでNO.1、奪三振はタイガースのタリク・スクーバルが214でローテーションの関係で一旦は抜かれましたが、NLではダントツで1位。品質、パワー双方ともに素晴らしい数字をマーク。本当にレッドソックスでこの数字を上げてもらいたかったですが、それはいいとしてそんなクリス・セールと大谷選手との対戦が注目されました。
クリス・セール、大谷の時にギア・アップ!
この日もリードオフで出場した大谷選手はゲーム開始直後の打席に。クリス・セールは初っ端からギアを入れ、初球に98.3mphをマーク。これは高めに浮いたボールで大谷選手が空振りし、まずは1ストライク。その後はスライダーのコントロールに苦労したクリス・セールは大谷選手を歩かせてしまいます。
すかさず盗塁を決めたかった大谷選手でしたが、次打者のムーキー・ベッツが初球のインローの4シームを詰まらされ、6-4-3のダブルプレーに。クリス・セールは早速、レッドソックス時代の同僚のムーキーをダブルプレー網にかけました。初球の入り方が抜群に良かったです。よって、大谷選手は盗塁できず、1度目の対戦は終了。
第2打席は3回表に回ってきて、1アウトからキケ・ヘルナンデスが2塁打を放ってチャンスメイク。先制のチャンスで打席が回ってきましたが、クリス・セールはここでギア・アップ。この頃にはスライダーの精度もアップし、スライダー2球で大谷選手を追い込みます。アウト・ハイの4シームで目付けを変えた後、最後はこの日のMAXとなった98.4mphの4シームが素晴らしい高さに決まり、見逃し三振。
第3打席は5回表、2アウト1塁の状況でクリス・セールはチェンジップも発動。最後はスライダーでピッチャーゴロに仕留めました。
クリス・セールは6回で降板したため、対戦はこれで終了。3打席で2打数0安打、四球1という結果でした。
なお、ドジャースはブルペンが6回に大量失点したことから7回からは主力を下げ、大谷選手もこの日は6回で終了ということに。
ジャック・フラハーティーで勝てなかったLAD
さて、ジャック・フラハーティーはこの日は早々に3イニングで降板。初回にマット・オルソンにタイムリー・ダブルを打たれて1失点。ドジャースが1-1の同点に追いついた直後の3回裏には、2アウト満塁でオーランド・アルシアに走者一掃のタイムリーダブルを打たれて3失点。
この日は四球、ワイルドピッチもあり大荒れ。3イニングで被安打5、失点4、BB 4、SO4。調子が悪いなりになんとかしようとしていたのはわかっただけに、結果が出ず残念でした。
LAD、ブルペンが点差を拡大される
4-1のスコアでブレーブスがリードして中盤へ。まだドジャースにチャンスはあったのですが、この日はブルペンが打たれてしまいました。
6回裏、ピッチャーはエバン・フィリップスに交代。ここのところ復調の兆しのあったフィリップスでしたが、先頭のオーランド・アルシアへの四球をきっかけに3本の長短打と犠牲フライで2失点、さらに四球を出し、1アウト満塁でマット・オルソンを迎えたところでライアン・ブレイジャーにスイッチ。ブレイジャーは代わりばな、そのマット・オルソンに走者一掃のタイムリー・ダブルを浴び3失点。この時、RFのムーキーの送球もみだれてオルソンは3塁へ進塁。次打者のショーン・マーフィーが犠牲フライを放ち、追加点。フィリップスとブレイジャーで計6失点でゲームが決まってしまいました。
ドジャースは上述の通り、メイン・メンバーを下げ次戦に備えることに。
7回裏にはミゲル・ロハスが登板。メリフィールドにシングルを打たれただけでスコアレスでした。また8回裏にはキケ・ヘルナンデスが登板。アダム・デュバルのHR性の当たりをクリス・テイラーが好捕し、失点を免れるという奇跡的な2イニング、スコアレスを実現。
ゲームは10-1のスコアでブレーブスが勝利。連勝となりました。
ブレーブス、WCスポットに
メッツの好調ぶりもあり、一旦はワイルドカード・スポットから外れてしまったブレーブスですが、この日、メッツがフィリーズに4-6で敗れたことで、81勝67敗で勝率で並び、再び枠に入りました。ブレーブスは実力はあるだけにワイルドカード1位のパドレスも照準に入れて戦うことになりそうです。
【NLワイルドカード】
# | Club | W-L | GB |
---|---|---|---|
1 | SDP | 84-65 | – |
2 | AZ | 82-66 | – |
3 | ATL | 81-67 | – |
3 | NYM | 81-67 | – |
NLウエスト順位
ドジャースは2位パドレスに再び詰められています。ゲーム差は4.5から3.5へ。パドレスはジャイアンツに8-0で完勝。Dバックスはブルワーズに連敗です。
# | Club | W-L | GB |
---|---|---|---|
1 | LAD | 87-61 | – |
2 | SDP | 84-65 | 3.5 |
3 | AZ | 82-66 | 5.0 |
ドジャースはGm3でウォーカー・ビューラーが登板。そろそろ立ち上がりも良くなってくるころでは?と思っています。ブレーブスはチャーリー・モートン。
切り替えて行くしかありませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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