ドジャース 11 @ 6 Dバックス
現地2024年9月2日、ドジャース@Dバックスのシリーズ・ファイナルが行われ、ドジャースが11-6のスコアでDバックスに大勝。これでシリーズを3勝1敗とし、地区優勝を大きく手繰り寄せる勝利を上げました。
6回まで3-1の接戦
Gm4の先発はドジャースがジャック・フラハーティー、DバックスがE・ロッドことエドゥアルド・ロドリゲス。
E・ロッド、4.0 IPで3失点
1回表、ドジャースは大谷選手がリードオフ・シングルで出塁。つづくムーキー・ベッツはE・ロッドにとってレッドソックス時代の同僚ですが、4-6-3のダブルプレーに斬って取り2アウト。その後はフレディー・フリーマンに四球、テオスカー・ヘルナンデスに2塁打を浴び、2アウト2、3塁のピンチを迎えるもウィル・スミスから三振を奪いピンチを脱しました。
2回は回打線を三者凡退に抑えたE・ロッドでしたが、3回表にクリス・テイラーの二塁打をきっかけにムーキー・ベッツにタイムリーを許し、1失点。さらにフレディー・フリーマンには2ランHRを浴びてこのイニング計3失点。その後もテオスカー・ヘルナンデスに三塁打を打たれるなど、危ない状況が続きましたが、なんとか3点で抑えました。
大谷、44盗塁
4回表、E・ロッドは先頭のミゲル・ロハスにバント・ヒットで出塁を許すと、2つの犠牲フライで三塁へ進塁されます。ここで大谷選手を迎え、犠牲フライのない状況でしたが、投げにくかったのか、ストレートの四球。大谷選手はつづくムーキーの打席で2塁への盗塁に成功。44個目です。2アウトながら2、3塁となりましたが、ムーキーは凡退し、無得点。
E・ロッドはここで降板。4回、92球で被安打7、失点3、自責点3、BB 2、SO 1。球数も多かったですが、3巡目はもう危ないとベンチは判断した模様。
ジャック・フラハーティーは好投
一方のドジャース先発のジャック・フラハーティーは中5日での登板。移籍後はずっとこのサイクルです。1、2回はスコアレスに抑えるも、3回裏に当たっているユーヘイニオ・スアレスに二塁打を打たれたのをきっかけに四球と送りバントでランナーを進められ、内野ゴロの間に1点を失いますが、失点はこの1点のみ。6回途中、5.2イニングで被安打5、失点1、自責点1、BB 3、SO7と見事にゲームメイク。さすがの投球を見せました。
大谷の45、46盗塁が追加点を呼ぶ
ドジャースは3-1でリードするも、いつひっくり返されてもおかしくない点差で追加点の欲しいところでした。7回表、Dバックスのマウンドはジョーダン・モンゴメリー。ドジャースは1アウトから大谷選手がRFへのクリーンヒットで出塁。ここで大谷選手は2盗、3盗と連続で決め、1アウト3塁のチャンスを作ります。盗塁数は46に。ムーキー・ベッツは2-1カウントから申告敬遠に。
ここでバッターはフレディー・フリーマン。フリーマンはこのチャンスにきっちりと犠牲フライを決め、大谷選手が生還。これで待望の追加点が入り、4-1に。ドジャースはさらにウィル・スミスの2点タイムリーで6-1とし、リードを5点に拡大。
ただ、Dバックスも直後の7回裏にライアン・ブレイジャーとアンソニー・バンダを攻め、2点を返して6-3。またまたわからない展開となりました。
ムーキー、フリーマンで勝負を決める
しかし、ドジャースは8回表、2アウトからチャンスメイクし、ムーキー・ベッツが2点タイムリー2塁打を放ち、8-3。そしてフレディー・フリーマンがこの日2本目のHRが2ランHRとなり、10-3に。これでゲームを決めました。
Dバックスは最終回にも粘りを見せるも、11-6のスコアでドジャースが勝利。シリーズ3勝1敗としました。
ドジャース、地区優勝へ大きな一歩
ドジャースはこれで83勝55敗で2位とのゲーム差は5.0。この日、パドレスが勝ったため、2位と3位が入れ替わりました。9月24日から26日にかけてパドレスとの最後の直接対決がありますが、かりにそこで3連敗しても現状のゲーム差なら2.0ゲームの余裕があります。もちろん、それまでにどれだけのゲーム差がついているかはその時まではわかりませんが、余裕のある状況をつくったのは確か。
# | Club | W-L | GB |
---|---|---|---|
1 | LAD | 83-55 | – |
2 | SDP | 79-61 | 5.0 |
3 | AZ | 77-61 | 6.0 |
もはや地区優勝を大きく手繰り寄せたと言っていいでしょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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