デバース、レッドソックス初の28歳目前での大台到達
現地2024年8月25日、レッドソックスはフェンウェイ・パークでDバックスを迎えてのシリーズ・ファイナル。Gm1は中盤までは1-2とビハインドながら素晴らしい展開に持って行っていたのですが、ベイヨーとウィンコウスキーが我慢できずに大量失点で2-12で完敗。
Gm2はカッター・クロフォードがいつもの一発病を乗り越え、我慢の投球をしていたのですが、打線がザック・ギャレンに封じ込まれ1-4とこれまた完敗。
迎えたシリーズ・ファイナルはなんとしても取りたいゲームでしたが、またしても前半は素晴らしい展開だったものの、先発のタナー・ハウクが中盤に6失点し、5-7で敗れ、スウィープされました。
そんな中ではありますが、いいニュースが1つ。ラフィーことラファエル・デバース(Rafael Devers)がキャリア通算200号HRに到達しました!
Congratulation!
強烈な当たり!
レッドソックスは1回裏にトリストン・カサスがDバックス先発のメリル・ケリーからHRを放ち、先取点。追加点が欲しいレッドソックスは4回裏、先頭のウィリャー・アブレイユ、つづくトリストン・カサスが2者連続シングルを放ち、ノーアウト1、2塁のチャンス。ここで回ってきたのがラファエル・デバースでした。
アウトコース中心の配球に対し、デバースは3球目のシンカーに対応。これが火を吹くような当たりのCFへの3ランHRとなり、レッドソックスは4回で4-0とリードし、良い展開に持ち込みました。
このデバースの当たりですが、打出速度が106.7マイル(約150キロ)、飛距離はスタットキャストで414フィート(約126.187)でフェンウェイ・パークの深いCFフェンスを超えて行きました。
Rafael Devers crushes career homer No. 200 🔥
— B/R Walk-Off (@BRWalkoff) August 25, 2024
(via @MLB) pic.twitter.com/mZiR5uBWbm
(YOUTUBE)200 career home runs for Rafael Devers!
BOS史上初の28才未満での200号到達!
ラファエル・デバースは1996年10月24日生まれで現時点で27才。このHRにより、デバースは28才になる前に200号HRを打ったレッドソックス史上初の選手となりました。
またキャリア958試合目での到達はレッドソックス史上7番目に早い200号到達でした。
BOS 200HRクラブ
レッドソックスの200本塁打クラブは以下の通りです。なお、複数のクラブにいた人もいるのであくまでレッドソックスに在籍中のHR数になります。
そしてデバースはレッドソックスのフランチャイズ史上11番目の200号到達となりました。
- テッド・ウィリアムス: 521HR
- デビッド・オルティス :483HR
- カール・ヤストレムスキー(Carl Yastrzemski): 452HR
- ジム・ライス: 382HR
- ドワイト・エバンス: 379HR
- マニー・ラミレス: 274HR
- モー・ヴォーン(Mo Vaughn): 230HR
- ボビー・ドーア(Bobby Doerr): 223HR
- ジミー・フォックス(Jimmie Foxx): 222HR
- リコ・ペトロチェリ(Rico Petrocelli): 210HR
- ラファエル・デバース: 200HR
なお、2017年にデビューしたデバースは最初の10HRはジョン・ファレル時代。2020年にコーラがアストロズ時代のサイン・スティーリング問題で退いていた時は元ブルワーズ監督のロン・レニキーが指揮を執り、11HRを記録。そしてアレックス・コーラは200本のうち179本を眼の前で見てきました。
2033年まで
ラファエル・デバースは2023年1月にレッドソックスと10年/$313.5M (2024-33)でサイン。
これからデバースはまだまだ記録を更新していくことになります。
そしてレッドソックスはアレックス・コーラと3年(2025-27)の延長契約を結んだことから、デバースはキャリアの中でもっとも良い時期をコーラとともに過ごすことになりました。
残りシーズンもデバースの力が必要
レッドソックスはここ2週間トップ・コンテンダー(首位争いのチーム)に2度もホームでスイープされました。前回はアストロズ。
この日敗れたレッドソックスですが、幸運だったのは、ワイルドカード・レースを争っているロイヤルズとツインズがともに敗れたこと。ALワイルド・カード3枠目と4.5ゲーム差。
残り33試合。レッドソックスがポストシーズンに入り込むには打つしかなく、デバースのバットがとれくらい火を吹くかにかかっています。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント