負けゲームからのあり得ない逆転劇
現地2024年8月11日、コロラドでのブレーブス@ロッキーズ戦であり得ないことが起こりましたね。いや、むしろコロラドだから起こり得ると考えた方がいいのか。
それにしてもブレーブスがこれほどの逆転劇を許すとはちょっと考えられないことでもあります。それくらい今のブレーブスは厳しい状態ということですね。
ROX WIN!!!!!!!!! pic.twitter.com/Qre06vzwsl
— Colorado Rockies (@Rockies) August 11, 2024
完全にブレーブスのペース
1勝1敗で迎えたシリーズ・ファイナルのこのゲームは、ブレーブスがルーキーのスペンサー・シュウェルンバック(Spencer Schwellenbach)、ロッキーズは左腕のカイル・フリーランドが先発。
ブレーブスは1回表に1アウトからオースティン・ライリーのソロHRで1点を先制。4回表にはトラビス・ダーノーの2ランHRで追加点を入れ3-0とリード。その裏、ロッキーズも満塁のチャンスを作り、内野ゴロとタイムリーでそれぞれ1点ずつを奪い、3-2と1点差まで詰め寄ります。
しかしブレーブスは7回表にホルヘ・ソレアーの3ランHR、さらにオーステン・ライリー、マット・オルソンの2本の二塁打で計4点を奪い、7-2とリードを拡大。
8回表にはホルヘ・ソレアーの2打席連続となるソロHRも飛び出し、8-2とリードを拡げ、これはもはやダメ押しの一発になったかと思われました。
魔の8回裏
ブレーブスは7回をA.J.ミンターが無失点で抑え、8回はルーク・ジャクソンが登板。
そのルーク・ジャクソンは先頭のブレンダン・ロジャースを三振。これで1アウト。ここまでは非常に良かったです。しかし、この後、マイケル・トグリアにシングル、続くジェイク・ケイブに2ランHRを浴び、4-8と詰め寄られます。レッドソックスのゲームをよく見ている筆者などはこの流れはよく見る光景で、この後を抑えれば問題はありません。
実際、ルーク・ジャクソンはジェイコブ・ストーリングスから三振を奪い、2アウト。この後です。ジャクソンはサム・ヒリアードからはシングル、アーロン・シュンクにはダブルを打たれ、火種を投下。ここでブレーブス・ベンチはたまらずジャクソンに代わってジョー・ヒメネスを投入。
ジョー・ヒメネスは準備がどれくらい出来ていたのか疑問ですが、代わりばなに3連打を浴びて一気に7-8の1点差に詰め寄られます。もうここまでくれば攻撃の方が押せ押せで、最後はブレンダン・ロジャースがタイムリー・ダブルを放ち逆転。9-8でロッキーズがリードする展開に。
1点差なので、ブレーブス打線ならなんとかするかと思ったのですが、ブレーブスはロッキーズの5番手のビクター・ボドニックを捉えることが出来ず、このまま9-8でゲームセット。
ロッキーズにとっては負け試合からの信じられない逆転劇で勝利を納めたという素晴らしいゲームに。一方のブレーブスは後味の悪いゲームとなりました。
ATL、苦しい投手陣
なお、ブレーブスですが、直近7日のチームERAは9.52でMLBワースト。ちなみにワースト2はレッドソックスの6.96。
ただし、メッツがもたもたしているので、再びプレーオフ圏内に入っております。ただし、メッツ、カージナルスに追われている状況には変わりません。
なんとかテコ入れしたいところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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