Mike Imanaga IIが直近で2連勝
現地2024年6月15日、カブスは今永投手が先発。地区ライバルのカージナルス打線を相手に粘り強い投球を見せ、7勝目をマークしました。これで今永投手は6月は3戦に登板して2勝。直近2試合で2連勝となっています。
思えば、5月1日の@メッツ戦で5勝目をマークしてから6月9日の前回登板の@レッズ戦で6勝目を上げるまで1ヶ月以上かかり、この間にチームはブルペンが崩壊するなど大苦戦で最下位と4位を上下する状態に。そんな中、今永投手はまさにカブスにとって救世主的な存在になっています。
コーヒーショップでの便宜上の名前が浸透
”Mike Imanaga II”ですが、リグレーではロッカールームのネームプレートもこれに置き換わったことでここ数日、話題になっています。由来はどうやらよく行くコーヒーショップで注文する際に”SHOTA”だと店員の人が発音し辛いことから、よくある名前を便宜上使ったのだとか。それでたまたま選んだの”Mike”。その後の”II(2世)”はまあノリで付けたようです。
ビジネスで日本人がファーストネームをつける時も適当なケースが多いように思います。一時的に赴任したりする人は特にそうで、例えば、名前の1音目に近いものに決めたりすることが多いように思います。例えば「マコト」ならマで探して”Mike”にしたり。中には好きな映画の主人公の名前にしたりすることもありますね。呼びやすさと印象も兼ねて。
7回/103球!
この日の今永投手は辛抱強く投げましたね。とにかく味方打線がことごとくチャンスをものに出来ませんでしたからね。
序盤3イニングをノーラン・アレナドに打たれたシングルヒット1本のみのみで抑え込んだ今永投手。3回表をあっさりと抑えましたが、2回裏に味方打線がチャンス逃していただけに流れ的に危なかったものの、しっかりと抑えました。
ただし、先制点は奪われました。4回表、先頭のアレク・バールソンに二塁打を許したのをきっかけに進塁打と犠牲フライで1失点。これは致し方ありませんね。
4回裏、打線もついに援護。鈴木誠也選手の2打席連続シングルなどで1アウト1、3塁のチャンスを作ると、ニコ・ホーナーのボテボテの投手ゴロをカージナルス先発のクリス・ロイクロフトがお手玉をしてオールセーフで同点に。またつづくダンスビー・スワンソンもボテボテのキャッチャー・ゴロを放ち、これで鈴木誠也選手が生還して勝ち越し。なんともしぶすぎる2連打で2点を奪ったのでした。
今永投手は5回、6回を無難に抑えて無失点に。7回表、先頭のノーラン・アレナドに死球を与え、1アウト後にイバン・ヘレーラにシングルで出塁を許し、1アウト1、2塁のピンチを迎えます。しかし、ここは今永投手は落ち着いており、ディラン・カールソンをLFフライ、ブレンダン・ドノバンからは三振を奪い、同点に追いつかれるピンチを免れます。今永投手はここでマウンドを降りました。7イニング、103球で被安打4、失点1、自責点1、BB 0、SO 6,HR 0の素晴らしい投球でした。
カブス打線は7回裏にイアン・ハップの3ランHRで3点を追加。
カブスは2番手のタイソン・ミラーが8回、9回をパーフェクトに抑え、このまま5-1のスコアで逃げ切り、今永投手に7勝目がつきました。
NLセントラルは2位以下はほぼ同勝率
カブスはこの勝利で34勝37敗。この日、パイレーツが敗れましたので、NLセントラルは2位から4位まで3クラブが34勝で並びました。ブルワーズ以外は日替わりで順位が入れ替わるような状況です。
Central | |||||
---|---|---|---|---|---|
MIL | 41 | 29 | — | ||
STL | 34 | 35 | 6.5 | ||
CIN | 34 | 36 | 7.0 | ||
CHC | 34 | 37 | 7.5 | ||
PIT | 33 | 37 | 8.0 |
この日のゲーム運びの通り、カブスは打線もつながりが悪いです。今日は投手力がよかったのでなんとかなったというだけ。シーズンでこのような不調な時はありますのでここで他のクラブに引き離されずに食らいついて行ってもらいたいですね。
今永投手、ERAは1.89
この日、7イニングで1失点だった今永投手のERAは1.89に。まだ1点台をキープしています。これはMLB NO.3。NO.1はブレーブスのレイナルド・ロペスで1.69、NO.2はフィリーズのレンジャー・スアレスで1.77。二人ともNLなのでERAはNLでも3位ですね。
カブスはこの日で70試合を消化。今永投手はこの日で76.0 IPですから次の登板でもERAランクに入っていそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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