開幕投手が復帰へ
今季、なかなかいい戦いぶりを見せているナショナルズに苦戦していたレッドソックスですが、現地2024年5月12日、オープニング投手を務めたブライアン・ベイヨー(Brayan Bello)が復帰し、見事にゲームメイク。
相変わらず、打線が湿っている中、ナショナルズ打線を要所で締め、見事に復帰戦を勝利で飾りました。
ベイヨー、5回2失点で復帰戦に勝利
ブライアン・ベイヨーは今季、レッドソックスのオープニング投手を務め、新ピッチング・コーチのアンドリュー・ベイリー効果が炸裂する中、4月前半は失点は喫していたものの、先発投手としていずれも5イニングをクリアー。4月19日のパイレーツ戦では、6イニングで1ヒッター、スコアレス投球を披露。さあ、これからという時に右広背筋を傷め、15 Day ILに入っていました。
今季、UCLを傷める投手が続出する中、ベイヨーの状態も心配されましたが、大きな筋肉を傷めたのみでとどまり、ほぼIL期間通りに復帰。AAのリハビリ登板では結果が出ていませんでしたが、ボールの強さが戻ってきたということで今回、復帰に至りました。
そのベイヨーは相棒、コナー・ウォンの盗塁阻止の支援もあり、うまく立ち上がりに成功すると、その後もランナーを背負うものの、要所を締めてゲームメイク。4回にエディー・ロザリオにLF線にHRを打たれて2点を失ったものの、失点はこの2点のみ。
ベイヨーは5.0 IPで被安打4、失点2、自責点2、BB 2、SO 1、HR1でチームの勝利に貢献しました。
打線は少ないチャンスをものにする
打線の方はナショナルズ先発のマッケンジー・ゴアに苦戦し、6イニングで9三振を奪われたものの、2回裏に四球とエラーをきっかけにセダン・ラファエラのラッキーな2塁打で2点を先行した後、ワイルド・ピッチでさらに追加点。この日は、相手のミスに乗じてうまく得点を上げることが出来ました。
打線はその後もデレク・ロー、ディラン・フローロに苦戦して追加点を奪うことが出来ませんでしたが、レッドソックスのブルペンもそれ以上に機能。キャム・ブーザー、ザック・ケリー、クリス・マーティン、ケンリー・ジャンセンが無失点でリレーし、3-2の僅差で勝利を得ました。
ピベッタも復帰済み
レッドソックスはベイヨーの他にILに入っていたニック・ピベッタがすでに復帰済み。復帰戦は4イニングで5失点と結果は出ませんでしたが、怪我前のそれまでの2戦は完璧な投球だったため、期待が持たれます。
また、ギャレット・ウィットロックも近々マイナーでのリハビリ登板が予定されており、復帰見込みです。
なお、ベイヨーの復帰に伴い、ジョシュ・ウィンコウスキーがマイナーへオプションとなっています。
吉田選手は長期化
肝心な打線ですが、ナショナルズにはシリーズで勝ち越したものの、4得点、3得点となかなか打線が奮発しない状況が続いています。
左手親指を負傷している吉田選手ですが、一時期は手術も視野に入っていましたが、それは避けることになりました。その代わり、時薬の要素が加わり、復帰時期は6月21日にまで延びることになりました。あと1ヶ月、離脱する見込みです。これも状態次第ではもう少し長引くかもわかりません。
肋骨の筋肉を傷めているトリストン・カサスの復帰時期も6月21日。
レッドソックスはもうしばらくは打線が火を吹くことはなさそうです。
現地2024年5月13日からはいよいよ同地区のレイズとの4ゲームシリーズが始まります。ここ数年、コテンパンにやられている相手だけに今季の戦いぶりはどうなるのか?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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