W・ビューラーの復帰戦
現地2024年5月6日、数週間前からの予定通りにドジャースのウォーカー・ビューラー(Walker Buehler)が約2年ぶりとなる2022年6月10日のジャイアンツ戦以来のメジャーのマウンドに復帰しました。
ウォーカー・ビューラーと言えば、ドジャースのエース的存在。2019年には30試合に先発し、14勝4敗、ERA3.26をマーク。 2020年のコロナ・パンデミックのシーズンにおいても8試合でERA 3.44をマーク。ポストシーズンではNLCSで2試合11.0 IPでERA 0.82をマーク。ワールドシリーズにおいても1試合、6.0 IPでERA 1.50をマークするなどドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献。
そして2021年には33先発で16勝4敗、ERA 2.47 をマーク。このシーズンは207.2イニングを投じ、サイヤング賞投票で4位に入る高評価を得ました。
2022年8月にTJ手術
そんなウォーカー・ビューラーは2022年のオープニング投手も務め、ドジャースのエースとしてその存在感を高めました。この年は開幕からピリっとしない投球内容が続いたものの、4月25日のDバックス戦で3安打シャットアウト勝利を収め、ようやく本調子になってきたなというところまでチューンナップ。ところが、5月8日以降もピリとせず、なんとか投球術でゲームを作るという状況に。そして、6月に入り、肘の状態が思わしくなりなり、離脱。2022年8月にトミー・ジョン手術を受けることに。
なお、ビューラーのトミー・ジョン手術は2022年8月で2度め。1度目は2015年のドラフト指名直後に行いました。
時期的には2023年中の復帰もあり得たのですが、より良い状態での復帰を目指して、2023年は全休に。今回、約2年ぶりに復帰したという流れです。
復帰戦は4イニング、3失点
そのビューラーの復帰戦ですが、初回、マーリンズのジャズ・チザム・Jr.、ブライアン・デラクルーズの1、2番に連続シングルを浴び1失点。さらにヘスス・サンチェスにもRFにタイムリーを浴びて2失点と登板ブランクもあり、やや苦戦。
2イニング目にはニック・ゴードンにも1発を浴び、3失点目。それでも3イニング目と4イニング目はランナーを出すも無失点に抑え、この日は4イニングで降板しました。球数は77球でストライクは49球。被安打6、失点3、BB 0、SO 4、HR 1という成績でした。
MAXは96.5mphをマーク。全体的に変化球が中心で遅いカーブをうまく使いながら、カット・ボール、スライダーも交え、飛ばしたりせずに慎重にチューンナップしていたなという印象でした。これからより精度が上がってきそうです。まずは復帰、おめでとうございました!!
大谷選手も援護
そんなビューラーを打線も援護。ビューラーが1回表に2失点を喫した直後、ドジャースはマーリンズのルーキー右腕ロデリー・ムニョスから、大谷選手が即座にご破算にする2ランHRを放ち、2得点。またすごい打球でしたね。今季11号でした。
さらにフレディー・フリーマンも2者連続となるソロHRを放ち、ドジャースは打者3人で逆転。ドジャース打線はもう手がつけられない状態ですね。2回裏にはジェームス・アウトマンに2ランHRが飛び出し、5-3に。
ドジャースは5回からライアン・ヤーブローが3イニングを投げ、マーリンズ打線を抑え込み、8回にはブレイク・トライネンが、9回にはアレックス・ベシアがゲームを締め、6-3で勝利。
この日はビューラーには勝ち星がつきませんでしたが、復帰試合で勝利となったのは本人も嬉しかったのでは?と思います。ヤーブローがいい仕事をしましたね。
ドジャースはこれで24勝目となりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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