登板が楽しみで仕方ない今永投手の登板
現地2024年4月20日、シカゴ・カブスの今永昇太投手が地元リグレーにてマーリンズ戦に先発しました。もともと4ゲームシリーズであったこのカードは現地18日のGm1が雨で流れたため、20日(土)のGm2にリスケジュールされました。今永投手が先発したのは、Gm2で現地時間18時40分ファーストピッチのゲームです。
Imanaga earns a quality start in his third Wrigley Field outing 👏 pic.twitter.com/IoNDQlGgSW
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2024
カブスはGm1で敗れる
前日19日のゲームでは8-3のスコアで勝利したカブス。まずは幸先よくシリーズ1勝目を上げたのですが、この日のGm1では9回まで2-1のスコアでリードしつつも、最終回にHRで逆転を許し、2-3のスコアで敗れるという嫌な負け方をしていました。しかも、打たれたのがクローザーのアドバート・アルゾレイで、1アウトからルイス・アラエズにシングルを許した後、ブライアン・デラクルーズを迎え、HRのみ警戒の場面で逆転を許したというのが痛かったです。
今永投手が悪い流れを断ち切る立ち上がり
そんな流れの中でスタートしたGm2。今永投手は、ルイス・アラエズ、ブライアン・デラクルーズ、ジョシュ・ベルというマーリンズの怖い3人を難なく三者凡退に打ち取り、悪い流れを断ち切る素晴らしい立ち上がりを見せました。
コディ・ベリンジャーが先制ソロHR
Gm1では追加点を上げられなかったのも敗因の一つでしたが、1回裏、カブスは今永投手の作った空気に乗るように打線のリーダーのコディー・ベリンジャーがマーリンズ先発のロデリー・ムニョス(Roddery Muñoz)から先制ソロHRを放ち、1点を先制。
今永投手、初自責点
序盤を危なげない投球で無失点に抑えていた今永投手ですが、4回表にメジャー初自責点を記録してしまいます。
1アウト後、ジョシュ・ベルの打球を先発SSに入ったニコ・ホーナーがエラー。この後、ティム・アンダーソンに2塁打を許し1-1の同点。この失点はエラーにより出塁したランナーによる得点だったので 自責点はつかず。しかし、つづくジャズ・チザム・Jr.にもRFへシングルを許し、チザムが生還して1-2と勝ち越しを許し、メジャー初自責点を許します。ただ、この後はアビサイル・ガルシアをダブルプレーに仕留めて追加点は許さず。
今永投手は6回表には1アウトからジョシュ・ベルにCFへソロHRを許し、この日3失点目。スコアを1-3と拡げられてしまいます。今永投手は6回を投げきって、この日はお役御免に。
6.0 IPで92球を投げ、ストライクは64球。被安打5、失点3、自責点2、BB 0、SO 5、HR 1というクオリティー・スタートをマーク。MLB4戦目も素晴らしい投球を見せ、地元ファンを魅了しました。
MIA: デビュー戦のロデリー・ムニョスが好投
マーリンズ先発のロデリー・ムニョスはこの日がメジャー・デビュー戦。初回にコディー・ベリンジャーに先制ソロを許したものの、その後はカブス打線を苦しめ、5回を終えて1失点のみ。
6回裏のマウンドにも上がったロデリー・ムニョスでしたが、イニング先頭のアレクサンダー・キャナリオに初球の甘いチェンジアップをLFスタンドに放り込まれ、2失点目。ロデリー・ムニョスはここでマウンドを降りました。5.0IPで77球を投げ、被安打は2で、失点は2HRによる2失点のみ。BB 1、SO7と素晴らしいデビュー戦となりました。
ムニョス降板後、マーリンズはアンソニー・ベンダーをマウンドに送りますが、4本のシングルと1BBで大誤算。3失点を喫し、5-3と逆転を許します。カブスはこのまま5-3で逃げ切り、シリーズ2勝目を上げました。今永投手には3勝目がついています。
CHC: ルーキー、ベン・ブラウンも好投
カブスは2番手にルーキーのベン・ブラウンを起用。終盤の2イニングを被安打2、スコアレス 0 BB、3 SOに抑え彼の好投でゲームが決まったと言っていいでしょう。最終回はベテランのヘクター・ネリスが締めました。
オープニング投手のジャスティン・スティールを足の怪我(ハムストリング)で欠いているカブスですが、今永投手やベン・ブラウンなどの新戦力が機能し、この勝利で13勝8敗で首位ブルワーズ(13勝6敗)を1.0ゲーム差で追いかけています。
カブス、試合内容が良いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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