カージナルスがASGリリーバーを獲得
現地2024年1月5日、セントルイス・カージナルスとレイズとの間でトレードが成立。オールスターにも出場経験のあるリリーバーのアンドリュー・キットリッジがカージナルスに動くこととなりました。
トレード概要
年齢は2024シーズンの開幕時の満年齢です。
カージナルスGet
- アンドリュー・キットリッジ(Andrew Kittredge/34) RHP
レイズGet
- リッチー・パラシオス(Richie Palacios/26)LF/右投げ左打ち
選手紹介
(STL)アンドリュー・キットリッジ
アンドリュー・キットリッジは、1990年3月17日生まれ。2024シーズンは34才のシーズンとなります。
2008年にマリナーズから45巡目で指名を受けるも、サインを拒否。2011年8月にアマチュアFAとしてマリナーズとサインするに至りました。その後、2016年11月にレイズに移籍。メジャー・デビューは2017年で、15試合でERAは1.76。
2018、2019とそれぞれ30試合ずつ登板するも、この頃は品質が定まっておらず、ERAは7.75、4.17と高いままでした。
良い兆候が見えたのは2020年。60試合中、8試合に登板し、ERA 2.25をマーク。
そして2021年は輝きました。57試合、71.2 IPでERAは1.88。この年、けが人の代わりでしたがオールスターにも出場。強いボールを投げましたね。
ところが、2022年は6月に肘痛を発症。結果、トミー・ジョン手術を行うこととなり、2022年の残りシーズンを全休。さらに2023シーズンは、8月18日に復帰。14試合でERAは3.09。2024シーズンが手術後初のフルシーズンとなります。
ブルペンは大いに越したことはないのですが、現地2024年1月6日時点でレイズのブルペンは、ピート・フェアバンクスを筆頭に、ジェイソン・アダム、コリン・ポシェ、ショーン・アームストロング、ギャレット・クレビンジャー、ケビン・ケリー、クリス・デベンスキ、ジェイコブ・ロペスとかなりの面々。キットリッジはキープしておいた方が良いと思うものの、サラリーがそろそろ$2.5Mほどになりそうなことから、高騰を防ぐ意味で出したのでしょう。
カージナルスはブルペンを補強
カージナルスは今オフ、先発はソニー・グレイとランス・リンを補強。マイルズ・マイコラス、カイル・ギブソンらとともに5名は割りと固くキープ出来そうです。
ブルペンはライアン・ヘルスリーを筆頭に、ジオバニー・ガヤゴス、あるいはジョジョ・ロメロがセットアップを担います。ただ、その後はちょっと弱いので、ここでアンドリュー・キットリッジが入れば7-8-9はプラン出来そうです。先発が早めにくずれた場合の5-6は、若手にチャンスというところでしょうか。今のところ、スティーブン・マッツもブルペンです。彼は今後トレードに出るのか、様子見ですね。
(レイズ)リッチー・パラシオス
リッチー・パラシオスは、1997年5月16日生まれの26才。開幕してすぐに27才になります。もともとはインディアンスの2018年の3巡目指名。
デビューは2022年でガーディアンズで54試合に出場し、.232/.293/.286をマーク。このシーズンは2Bを守ったこともあります。
2023年はトリプルAコロンバスで開幕を迎え、マイナーのまま2023年6月にカージナルスと金銭でトレード。
移籍後の8月17日からメジャーに昇格し、32試合で.258/.307/.516、HR 6、RBI 16をマーク。突如の活躍にカージナルスも驚くばかりでした。
競争が激しいレイズのOF
レイズのOFは過密気味ですが、左打者のルーク・レイリーが抜けたため、2023年のパンチ力を見せればレイズのOFに新たな刺激を与える可能性があります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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