テリー・フランコーナ監督の後任が決定
現地2023年11月7日、監督探しを行っていたクリーブランド・ガーディアンズですが、実にあっさりと決めました。2022年にアスレチックスを引退したばかりのスティーブン・ボート(Stephen Vogt)に決定です!
スティーブン・ボートはテリー・フランコーナ監督の後任となります。テリー・フランコーナは健康問題で2023シーズンを最後に勇退。ガーディアンズで11シーズンに渡り、監督を務め上げました。
スティーブン・ボートとは?
新監督に就任することになったスティーブン・ボートは、1984年11月1日生まれの39才(現地2023年11月7日時点)。37才のカージナルスのオリバー・マーモル監督(2022年の就任当時は35才!)に次いで2番目に若い監督となります。
スティーブン・ボートは2022シーズン、アスレチックスでのプレーを最後に引退しました。現役最後の試合では、子どもたちが場内アナウンスを行い、お父さんの名前を高らかに読み上げるいいシーンも。
【YOUTUBE】Stephen Vogt’s dream final game! His kids announce him on PA before at-bat and he homers in final AB
引退後のボートですが、2023年はシアトル・マリナーズに在籍。ブルペン・クオリティコントロール・コーチ(bullpen and quality control coach)を担当していました。
現役時代
スティーブン・ボートは2007年のアマチュア・ドラフトでレイズの12巡目で指名されてプロ入り。キャッキャーゆえマイナーでじっくりと経験を積み、デビューは2012年。デビュー以降、2022年に現役を引退するまで、MLBで計10シーズンを過ごし、6クラブに所属。もっとも長く在籍したのはアスレチックスで計6シーズン。
現役通算成績は、打率.239、OBP .301、SLG.406、OPS .707、OPS+は93。Baseball Reference算出のrWARは通算7.1。2015年から16年にかけてはオールスターにも出場。
打撃の弱いガーディアンズ
そんなスティーブン・ボートが率いるガーディアンズは2023年に76勝しかできず、2012年以来最も少ない勝利数でした。ガーディアンズは2016年にワールドシリーズに出場。カブスとの死闘となりました。それ以降はサラリー削減に動き、年々スケールが小さくなる中、それでも自慢の投手陣でALセントラルのコンテンダーであり続けました。
2023年は軸となるシェーン・ビーバーを途中で欠くなどコアとなる部分が崩れ、上述のような負け越しに。悩みは明らかに打線。相手投手のマークがホセ・ラミレスというスーパースターに集中してしまう状況を作っています。2023年はジョシュ・ネイラーも頑張りましたが、もう少しホセ・ラミレスへの注意を分散させる強いバットが欲しいところです。
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