ローリングスのゴールドグラブ賞
現地2023年11月5日、ローリングス・ゴールドグラブ賞の受賞者が発表されました。受賞者はご覧の通り。
受賞者
American League
- C: ジョナ・ハイム(Jonah Heim)レンジャーズ(初)
- 1B: ナサニエル・ロウ(Nathaniel Lowe)レンジャーズ(初)
- 2B: アンドレ・ヒメネス(Andrés Giménez) ガーディアンズ(2年連続)
- 3B: マット・チャップマン(Matt Chapman) ブルージェイズ(4)
- SS: アンソニー・ボルピー(Anthony Volpe) ヤンキース(初)
- LF: スティーブン・クワン(Steven Kwan)ガーディアンズ (2年連続)
- CF: ケビン・キアマイアー(Kevin Kiermaier)ブルージェイズ (4)
- RF: アドリス・ガルシア(Adolis García)レンジャーズ (初)
- P: ホセ・ベリオス(Jose Berríos )ブルージェイズ (初)
- UT: マウリシオ・ドゥバン(Mauricio Dubón)アストロズ (初)
National League
- C: ガブリエル・モレーノ(Gabriel Moreno)Dバックス (初)
- 1B: クリスチャン・ウォーカー(Christian Walker)Dバックス (2年連続)
- 2B: ニコ・ホーナー(Nico Hoerner)カブス (初)
- 3B: キーブライアン・へイエス(Ke’Bryan Hayes)パイレーツ (初)
- SS: ダンスビー・スワンソン(Dansby Swanson)カブス (2年連続)
- LF: イアン・ハップ(Ian Happ)カブス (2年連続)
- CF: ブレントン・ドイル(Brenton Doyle)ロッキーズ (初)
- RF: フェルナンド・タティス・Jr.(Fernando Tatis Jr.) パドレス(初)
- P: ザック・ウィーラー(Zack Wheeler)フィリーズ (初)
- UT: ㇵ・ソン・キム(Ha-Seong Kim)パドレス (初)
アレナドは10年連続でストップ
もはやゴールドグラブ賞の常連でもあったノーラン・アレナドは10年連続受賞でストップとなりました。NLプラチナ・グラブも6年連続が継続していましたが、ストップ。
NL 3Bのファイナリストには受賞したキーブライアン・へイエスの他にライアン・ミクマン(Ryan McMahon)、オースティン・ライリーの3名で、アレナドはここにも入っていませんでした。キーブライアン・へイエスは初の受賞。オースティン・ライリーも堅い守備だったんですけどね。
久々のキアマイアー、チャップマン
今回、ALではレンジャーズの3名とともに頑張ったのがブルージェイズで、ケビン・キアマイアー、マット・チャップマン、ホセ・ベリオスの3名が入りました。ケビン・キアマイアーは実に久々で2019年以来の受賞。キアマイアーの受賞歴は、2015、2016、2019、2023と計4度。激しいCFのポジションで実に息の長いパフォーマンスを見せてくれています。キアマイアーはプラチナ・グラブを2015年に受賞しています。
そして3Bのマット・チャップマンは1年空いた形となりましたが、2021年以来の受賞となりました。マット・チャップマンの受賞履歴は2018、2019、2021、2023の計4度。プラチナ・グラブ賞は2018、2019と2年連続で受賞。
COL/CFのブレントン・ドイルが受賞!
今回のゴールドグラブ賞で最も注目したかったのはロッキーズのCFのブレントン・ドイル。CFにはマイケル・ハリスII (ATL)、アレク・トーマス(AZ)というバランスの取れた2人がファイナリストに入ったものの、スタットキャスト史上最速という105.7mphの強烈なスローでファンを驚かせたブレントン・ドイルが受賞しました。ドイルはアームだけでなく、足も速く、今季は好プレー連発でしたね。
It hasn't taken long for teams to learn NOT to run on Brenton Doyle.
— MLB (@MLB) September 3, 2023
This throw was 105.7 mph, the fastest OF throw Statcast has ever recorded! pic.twitter.com/LxR4NwhyYp
ムーキー、受賞ならず!
2022年から新設となったユーティリティー部門ですが、NLはRF、CF、2B、SSとセンターラインに当たるところをこなしたムーキー・ベッツが圧勝するかと思いましたが、惜しくも受賞ならず。
シーガーも受賞ならず
AL SSのファイナリストは、カルロス・コレア(MIN)、コーリー・シーガー(TEX)、アンソニー・ボルピー(NYY)の3名が入っていましたが、アンソニー・ボルピーに決まりました。
TEX/AZが健闘
ワールドシリーズを戦ったレンジャーズとDバックスからは複数人が受賞。レンジャーズは3名、Dバックスは2名が受賞しました。
プラチナ・グラブの受賞者は現地11月9日の発表となります。
追記:プラチナグラブ賞とチーム賞が決定
Presenting the 2023 Rawlings Platinum Glove Winners for the National and American League!
— Rawlings Baseball (@RawlingsSports) November 11, 2023
Congratulations to Fernando Tatis Jr. & Andrés Giménez! #TeamRawlings pic.twitter.com/wDScOu3tRK
現地2023年11月10日、GG賞を受賞した選手の中で最も輝いた選手に送られるプラチナ・グラブ賞が発表され、ALはガーディアンズ2Bのアンドレ・ヒメネス、NLはRFで受賞のパドレスのフェルナンド・タティス・Jr.が受賞しました。おめでとうございます!
アンドレ・ヒメネス、タティス・Jr.ともに初受賞。NLはタティス・Jr.がノーラン・アレナドの連続受賞を6(2017-2022)で止めたことになりました。
Rawlings Gold Glove Team Award
Presenting your 2023 Rawlings Gold Glove Team Award Winners!
— Rawlings Baseball (@RawlingsSports) November 11, 2023
Congratulations to the Toronto Blue Jays & Milwaukee Brewers! #TeamRawlings pic.twitter.com/LjJ9QL50yO
2020年からローリングスは象徴的な賞であるローリングス・ゴールド・グラブ賞を拡大。レギュラーシーズンを通して最も優れたチームディフェンスを表彰することにしたが、2023年はALはトロント・ブルージェイズ、NLはミルウォーキー・ブルワーズが受賞しました!
受賞ヒストリー
2023 – ブルージェイズ(AL)、ブルワーズ (NL)
2022 – ヤンキース(AL)、カージナルス (NL)
2021 – アストロズ (AL)、カージナルス (NL),
2020 – ガーディアンズ(AL)、カブス (NL)
お読みいただき、ありがとうございました。
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